- ベストアンサー
立ち去った医師はどこへ?
医療崩壊が叫ばれる中、公立病院をはじめとした多くの病院の勤務医が病院を辞職する、いわゆる「立ち去り型サボタージュ」が社会問題になってきていると聞きます。病院を辞められた勤務医は開業したり、前の病院に比べ忙しくない病院や老人病院などに勤務したりなど、いろいろな道に進んでいるとは思うのですが、すべての辞職した医師が開業したり、忙しくない病院・老人病院のポストを獲得できていたりしているわけではないと思います。産休・育児などで一旦、現場を離れた女性医師というケースは別として、そういった方々は、辞職後どうしているのでしょうか?医師自体を辞められた方もいるとは思いますが、多数ではないと推察します。詳細な情報を御存知の方はお教え下さい。
- みんなの回答 (8)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
週に2回もバイトすれば最低でも月収40万くらいはいきますからね。 根本に医師不足があるので、医師の働く場所はいくらでもあります。 No1さんのおっしゃる大学病院という選択肢は、質問者さんの推察通り、有りえません。 大学病院は薄給激務の最たるものです。
その他の回答 (7)
- penbasu
- ベストアンサー率16% (2/12)
No7です。 将来の不安がまったくないとは言えません。 夫は準公立の病院に勤めていますが、定年まで今の病院にいられる環境にあるとは言い切れないと思います。(経営の問題など。) ただ、今は食べていけるだけの収入はありますし、夫のやりたいようにさせてあげられることを最優先に考えています。幸い夫の科は全国的にも専門医が少なく、病院側からの需要が多いようなので当面の心配はしていません。 もちろん将来的に収入が減ってしまう可能性もありますが、私は沢山の収入を得ることよりも、夫が少しでも患者の役に立ち、仕事第一の夫がやりがいのある人生を送ってもらえることの方を望んでいます。
- penbasu
- ベストアンサー率16% (2/12)
私の夫も昨年大学病院を辞めました。 自分のやりたい医療ができないからという理由です。 夫はもっと臨床にでて患者をちゃんと診たいという希望があったのですが、論文や学生の指導、講義などが忙しく自分のやりたいことがここではできないと判断したそうです。 また、医局内での色々な人間関係も見てきたので、数年前から大学を辞めることを考え始め、学位など大学にいるうちにもらえる物を取得してから辞めました。 現在は、自分の力をほんとうに必要としてくれている病院にめぐり合うことができ、大学にいた頃と変わらず忙しそうではありますが自分のやりたいような臨床ができることに大変やりがいを感じているようです。
- smarikok
- ベストアンサー率25% (1/4)
以前、こちらに「夫が病院を辞めると言い出しました」という相談をさせていただいた者です。大変参考になるご意見をたくさんいただきました。 私の夫は、まさしく病院を「立ち去り」ました。 大学病院勤務を経て、500床ほどの基幹病院の外科医でしたが、丸々5年勤務している間、連休が取れたことはほぼ皆無でした。休日や夜中の呼び出しも日常茶飯。最後には使命感だけでもっていた、と申しておりました。 現在は週に4~5回ほどアルバイトをしております。 総合病院の外来診察(こちらは毎週何曜日、という感じで非常勤のような形態です)、高齢者のデイセンターのような所(こちらではあまり仕事がないようです)、週2回は片道2時間かけて他県の病院に行っております。 私の仕事に合わせてお休みが取れるようになったので、結婚後初めて「夫婦で休日」を楽しんでいます。 本人はアルバイトで行っている病院での仕事からも、かなりの充実感を得られているようですが、いずれはどこかの病院勤務に戻りたいと考えているようです。ですが、No.5様が仰っているように、どちらの病院でも激務なことに変わりはないので、悩ましいところです。
- ureds18
- ベストアンサー率47% (174/365)
大学病院や基幹病院への移動は、立ち去り型サボタージュには当てはまらないと思います。異動先も激務ですからね。 所謂、立ち去り型の移動としては#4さんの挙げている病院や特定の医局や病院に所属せずに非常勤(アルバイト)のみの勤務を行っている医師もいると思います。食べていくだけであれば、非常勤のみでも何とかなりますから。 また、少数ですが、研究生活に入ったり、海外へ留学したりする例もあると思います。
- kame-chan
- ベストアンサー率64% (96/148)
内科医です。 私の周りでは、質問者様の挙げた、老人病院、忙しくない病院、開業が大多数です。ポストは場所を選ばなければまだまだあいています。医師の雑誌やサイトでは医師募集が沢山あります。あともうひとつポストとして企業の産業医があります。一昔前は病院勤務や大学病院の医師が兼務していたのですが、名義貸しに当たるため兼任できなくなりました。そのため常勤としての募集が一時期多くありました。 大学医局が管理しているアルバイト(外来や当直)も依頼が多く、医局長がお断りの電話を入れている程です。実際に医師が足りていないのが実情です。 参考になれば幸いです。
#1です。 新しい病院と部門が出来ました。 実際戻った医師が居ます。 総合病院で救急の対応に追われて専門科が判らない状況を変えるために、 大学の自分の専門分野の仕事だけをしたいということでした。 とりあえず1名だけはそういう医師が居ます。 大学からの要請もあったとは思いますが、給料で仕事を選んだのとは違うと思いますが。
・自由が利く「親の経営する病院」に移った (何人か実在するので多いと思う)。 ・大学病院で組織変更があり、大量の医師を必要としているので戻った。 (大学病院のHPを見ると、新しい病院や組織が増えている)
補足
早速の御返事ありがとうございました。 >・自由が利く「親の経営する病院」に移った これはなるほどと思います。 >・大学病院で組織変更があり、大量の医師を必要としているので戻った。 これは具体的にはどんな変更があったのでしょう。また、小生の感じるところでは、多くの勤務医が立ち去る理由が激務・薄給(労働力と比べて。総額としては普通のサラリーマンより多いかもしれませんが、時給にすると激安という意味です)・加えて訴訟リスクということと思いますので、大学病院ではさらに激務・薄給・リスクが増大する場合もあります。つまり、ある意味、「立ち去る」という能動的な行動で大学を選ぶ方は少ないのではないかと思います。上記の例は、大学からの命令で仕方なくという受動的な場合が多いのではないかと感じています。
補足
今まで諸外国は別として日本の医療は医師の献身的な奉仕の心で支えられてきました。「忙しくても患者さんのためなら、自分の生活を犠牲にして薄給でも頑張る」と。しかし、こうした「赤ひげ」的な活動が、医療政策の上でいいように悪用され、職場環境や待遇の改善がなく、物価上昇に応じた給与の上昇がないという通常の企業では考えられない劣悪な状況のまま今日に至っているというのが実情と推察します。思うに、医師がこれほどまで国や自治体から虐げられても、今のところ「立ち去り」という形でしか対処するしかないのは、医師には看護師等と違って労働組合のような団体がなく、政治力に乏しいためと考えます(無駄な道路に財源が潤沢に投じられ得るのは、道路族といった政治家がその利権を死守しているからでしょう。医師には医療族という議員がいないのが致命的と小生は考えています)。医師会は医師の労働組合のように誤解されている方がいらっしゃたら、「医師会は基本的に開業医の会であり、勤務医に対しての改善をあまり求めた活動はしていない。勤務医があまり入会していない会ですから、医師全体の意思を必ずしも反映していない」ということは銘記してください。 ご主人は「忙しいけど、やりがいのある職場」に御勤務ということですが、国は将来的にさらに診療報酬の削減を予定しているそうです(聞くところによりますと5年で9%程度の削減を予定しているとか)。将来に不安を抱いてはおられませんか?