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ドル安の傾向は今後も続きますか?

1ドルがついに100円を切りました。そろそろドル買いでしょうか?まだまだかな? それとももっとずっと安くなるのでしょうか。2008.3.13 18:34 とにかくドルが単独で安くなっているようですね。 1つの通貨が単独で安くなるというのはセオリーからいうとどうでしょうか。必ず戻ってくるはずですが。 ところでどうしてドルが安くなっているのですか? 今の情勢から言うとドル安は当然なのですか? オバマ優勢? サブプライム?

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回答No.2

サブプライムに端を発した信用不安によりアメリカ政府や企業の発行する債券の信用が失墜しました。サブプライムの債権をあらゆる投信にはめ込んだ商品がものすごい金額になっており、ある調査では破綻のリスクの恐れのある債権の総額は45兆ドルと発表されてます。これではだれもアメリカの企業、あるいは国債を買いませんよね。もともとアメリカは過剰にドル札を印刷し世界中からものを買ってました。本来なら外貨流出で経済破綻するはずですが、流出したドルをアメリカ国債により回収することでバランスをとってました。先進国はこれまでアメリカ国債を有利な投資として外貨準備高の商品として購入してました。流出したドルが回収できなければバランスが崩れ暴落します。世界中の投資家はドルに見切りをつけドル以外の通貨や、商品に向かい大混乱してます。あなたはそれでもドルを買いますか?

  • harepanda
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回答No.1

基本的にはサブプライム問題がきっかけですが、これが中国に波及すると大変なことになります。中国も日本も、外貨をほとんど米ドル建てで所有している国であり、ユーロへの分散投資が出来ていないからです。日本の銀行より深刻と言われる中国の不良債権問題が破裂すると、ドルに対してほとんど固定制での通貨政策を採っている中国の信用力も失墜、バブル崩壊後、大量のドルを市場に売りにだし、ドル安がますます加速します。私なら恐ろしくて米ドルは買えませんし、これで底をうったとも考えていません。北京オリンピック、上海万博の勢いでこれを吹き飛ばすだけの実力が中国にあるのかがキーとなりそうな気がします。 会社命令で、以前、マーケットリサーチをしたことがあり、総務省統計局から公開情報をダウンロードして数字を加工、分析を行いました。結論には、こんなポイントが含まれています。「かつての日本のバブル経済とは、円高というより、ドル安と理解したほうが正しいように思われる」。これを見ると、怖くなりませんか? オバマ優勢は、全く関係ないと思います。オバマが勝とうがクリントンが勝とうが、大勢は変わらないでしょう。昨日もTVのインタビューで、「日本は加工工業貿易でなりたっている国だから、円高は不安だ」と言っている人物を見ました。実はこれ、現状認識としては誤りなのです。マスコミも、事実と違う発言をしている人のインタビューは、安易に流さないで欲しいものです。日本が工業製品の輸出で儲かっている国だという認識は未だに根強いのですが、2005年以降は、国全体の黒字のうち、輸出による黒字よりも、過去の海外投資からの回収金のほうが多くなっているのです。つまり、外国に作りまくった現地法人が現地でしっかり稼ぎ、本国に送金しているという経済構造に変化しつつあります。「円高は輸出でなりたっている日本にとって、不利な環境だ」と言っているような経営者は、このような基礎的な事実すら知らないのでしょう。中小企業の場合は知らなくても仕方がない部分もありますが、工場を海外移転した大手メーカーであれば、この事実は必ず理解しているはずです。例えば自動車メーカーともなると、外国工場で現地人を採用していることによる雇用創出効果も無視できないものがあり、たとえば三菱自動車がつぶれかけた時、オーストラリアの現地政府(オーストラリアは連邦制です)は本気になって「頼むからオーストラリア工場はつぶさないでくれ」と嘆願しています。