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帳簿の閲覧権など、株主の権利の遂行方法について
帳簿の閲覧など、株主の権利を遂行しようと会社に請求しましたが、拒否されました。 会社が一方的に拒否することは法的に可能なことなのでしょうか? また、会社に拒否させないようにするためにはどうすればいいでしょうか? お教え下さい。 ちなみに、株式は譲渡制限付で、私は3パーセント以上の株を保有しております。
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>会社が一方的に拒否することは法的に可能なことなのでしょうか? 正当な理由があれば拒否できます。 >また、会社に拒否させないようにするためにはどうすればいいでしょうか? 最終的には会社を相手取って会計帳簿の閲覧を求める民事訴訟を起こすことになります。なお、それに先立ち会計帳簿の閲覧を求める仮処分を申し立てる方法も考えられます。 会社法 (会計帳簿の閲覧等の請求) 第四百三十三条 総株主(株主総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない株主を除く。)の議決権の百分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の議決権を有する株主又は発行済株式(自己株式を除く。)の百分の三(これを下回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上の数の株式を有する株主は、株式会社の営業時間内は、いつでも、次に掲げる請求をすることができる。この場合においては、当該請求の理由を明らかにしてしなければならない。 一 会計帳簿又はこれに関する資料が書面をもって作成されているときは、当該書面の閲覧又は謄写の請求 二 会計帳簿又はこれに関する資料が電磁的記録をもって作成されているときは、当該電磁的記録に記録された事項を法務省令で定める方法により表示したものの閲覧又は謄写の請求 2 前項の請求があったときは、株式会社は、次のいずれかに該当すると認められる場合を除き、これを拒むことができない。 一 当該請求を行う株主(以下この項において「請求者」という。)がその権利の確保又は行使に関する調査以外の目的で請求を行ったとき。 二 請求者が当該株式会社の業務の遂行を妨げ、株主の共同の利益を害する目的で請求を行ったとき。 三 請求者が当該株式会社の業務と実質的に競争関係にある事業を営み、又はこれに従事するものであるとき。 四 請求者が会計帳簿又はこれに関する資料の閲覧又は謄写によって知り得た事実を利益を得て第三者に通報するため請求したとき。 五 請求者が、過去二年以内において、会計帳簿又はこれに関する資料の閲覧又は謄写によって知り得た事実を利益を得て第三者に通報したことがあるものであるとき。 3 株式会社の親会社社員は、その権利を行使するため必要があるときは、裁判所の許可を得て、会計帳簿又はこれに関する資料について第一項各号に掲げる請求をすることができる。この場合においては、当該請求の理由を明らかにしてしなければならない。 4 前項の親会社社員について第二項各号のいずれかに規定する事由があるときは、裁判所は、前項の許可をすることができない。
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- buttonhole
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>この法律の2の三によると、同業他社が、競業相手の会社の株を持っていても、帳簿の閲覧はできないということですか? そのとおりです。ちなみに「2の三」は「第2項第3号」と読みます。
お礼
よくわかりました。 ありがとうございました。
補足
詳細なご回答、ありがとうございました。 この法律の2の三によると、同業他社が、競業相手の会社の株を持っていても、帳簿の閲覧はできないということですか?