地域によります。
サーマルリサイクルに対応した最新のごみ焼却施設では、ビニールやプラスティックと生ゴミなどを分別する必要はありません。
プラスティックやビニールは石油製品なので、良く燃える事は分かっていますが、燃焼温度が高く、燃焼時に有毒ガスが発生するために、今までのゴミ焼却場では処理できませんでした。
このため、現在主流の、規模の大きなごみ焼却施設では、プラスティックやビニールを取り除き、水分の多い生ゴミ焼却のために都市ガスや石油を燃焼させて処理しています。
最新のごみ焼却施設では、ビニールやプラスティックを都市ガスや石油の代わりの燃料として、生ごみ焼却が出来ます。
もちろん、最新のごみ焼却施設には強力な脱硫・脱硝設備が完備され、ビニールやプラスティックを焼却しても、煙突から有害物質は排出されない仕組みになっています。
最新のごみ焼却施設でビニールやプラスティックを生ゴミと一緒に焼却する事で、今まで必要としていた都市ガスや石油の使用量を大幅に減らす事が出来るわけです。
これを、サーマルリサイクルといいます。
K727様の地域の焼却炉が最新の焼却炉に切り替わっていれば、プラスティックやビニールと生ゴミを分別する必要はありません。
サーマルリサイクルの地域では「缶・ビン・ペットボトル・電池」と「その他」が多いようです。
余談ながらリサイクルには3種類あります。
「ケミカルリサイクル・原料リサイクル・サーマルリサイクル」です。
・ケミカルリサイクルは、プラスティックなどを科学的な処理をしてプラスティック以外の製品の原料を作り出す方法です。(プラスティック=>繊維やベンジンなど)
・原料リサイクルは、ご存知のとおり、使用済みペットボトルを粉砕し、新しいペットボトルの原料にするなどです。
・サーマルリサイクルは上記の通りです。
お礼
有難う御座いました。