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スズキの居眠りですか?
釣りの初心者です。 昨日,三浦半島に釣り行きしたところ,さっぱり釣れず。。。 しかし,午前7時ころ,岸辺の水深60センチを大型魚が微速で泳いでいたので,タモでそっと,そおっと,正面からすくいました。近くの釣り人に聞いたらスズキで,体長51センチでした。イワシでさえ,俊敏な動きをするのに,このスズキは居眠りでもしていたのでしょうか?結局,獲れたのは,この1匹だけでした。。。
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どうも、釣りバカ#2再びです。 私ぁ名人でも達人でもない、ただの釣りバカですよ。少々凝り性ではありますが… それはともかくタモ網を使ってザスッとサカナを獲る漁法ですが、「網持たせたら誰でも考えるんじゃないの?」と何気なく右から左に受け流しそうです。が、ちょっと面白い話を。 北海道のアイヌの漁具に“マレプ”という槍があるんです(http://www.frpac.or.jp/kodomo/flash/bunka/kawaryou/kawaryou_01.html)が、鮭を見つけてザスッと打ち込むと折り畳まれていた鉤が跳ね返ってグサリと刺さる優れものなんです。またアイヌの子供達は川でヤマメを弓矢で獲って遊びながら狩りの技を身につけていた(http://www.frpac.or.jp/kodomo/flash/bunka/kawaryou/kawaryou_03.html)ので“ザスッ”と獲る方法はずいぶん昔からあった発想なんですね。 その極めつけはアイヌの漁具に網ですくう漁法があったんです。その漁具の名はアイヌ語で“タモ”(http://www.frpac.or.jp/kodomo/flash/bunka/kawaryou/kawaryou_04.html)と言います。実はタモ網のタモはアイヌ語語源なんですね(現代日本語に訳すと「網網」となってしまう)。ついでに言えば“ラッコ”“トナカイ”“イソ(磯)”“シシャモ”もアイヌ語語源なんですね。もっとついでに言えばアイヌが人々に食べ物をもたらす動植物に宿っている存在をカムイと呼び、このカムイが現代日本語の「神」の語源なんです。 最近では渡来人が来る前の先住日本人つまり縄文人はアイヌと同じご先祖様だった、イギリス人が新大陸に渡ってアメリカ人になったようにアイヌも縄文人の一部が北上して北海道に定着した、という説が有力になっています。ということは…「網を持ったらなんか“ザスッ”とやりたくなる」「やってみたら結構獲れた」というのは縄文時代から日本人のDNAに刻み込まれたご先祖様の習慣が頭をもたげたのかもしれません。古代ロマンですね♪ 蛇足ながらスズキは(多少の地域差がありますが)おおむね70cm以上のものをスズキと呼び、セイゴ⇒フッコ⇒スズキと呼びます。関西ではセイゴ⇒ハネ⇒スズキと呼び、東北ではセイゴ⇒スズキと呼ぶ地域もあります。こういうのを出世魚と呼びますが、ボラやブリなんかもそうですね(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%BA%E4%B8%96%E9%AD%9A)。
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- ウラ漁師(@uraryoushi)
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どうも、釣りバカです。 そのスズキ(厳密に言うとまだフッコですね)、お腹ペッタンコじゃありませんでした? 三浦半島の剣崎は昔から有名なスズキの産卵場所で、この時季には性も根も尽き果てたシーバスを見かけることがあるのです。51cmといえば十分産卵に参加できる成熟した魚なので産卵後グロッキーになっているサカナだったのでしょうね。サケなんかは卵産むと死んじゃうでしょ?昔シュガーという女の子のグループにいた人が出産のあと死んじゃったってのがあったんですが、実はサカナのみならず動物にとって出産はとても大変なことなんです。 もちろん剣崎以外にも三浦半島には東京湾シーバスの産卵場所があるようですが、実はどこで産卵をしているのかはまだまだ謎の部分のほうが多いのです。
お礼
回答ありがとうございます。フッコというのですか。さばいたら,白子とか卵とかありませんでした。産卵してグロッキー状態だったと言われると,納得します。タモの中でもそんなに暴れませんでした。 私は昨年10月から始めた釣りの初心者で三浦半島の三崎港にときどき行ってます。三崎ではタモでマイワシ(20センチ級)をタモですくいとる達人が3人いるそうです。 uraryoushi様は釣り名人のようですが,タモですくいとるなんていう獲り方は昔からあるのでしょうか?三宅島沖の,ごまサバのタモすくい漁なら漁師さんの漁法で話は聞いてますが・・・。もし,ご存知でしたら教えていただければ助かります。 すっきりした回答を頂戴しました。ありがとうございました。
- TUKUBASAN
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こんばんは。 スズキは夜行性で,夜は,小魚を追ってかなり元気に動き回りますが,昼間は,湾内だったら漁船の下とかに隠れて休んでいます。 午前7時ころということなので,夜が明けて,スズキも疲れて,潮に乗ってゆっくり移動していたのでしょう。ほとんど居眠り運転状態だったと思いますよ。よく昼間に,海面の下1~2メートルを悠然と泳いでいるスズキを見かけることがあります。こういうのは狙ってもエサに食いつかないようですね。 今回は運が良かったですね。朝,相当早く起きて,釣り場に着いたことと思います。 それにしても居眠り運転は危険ですね。。。
お礼
回答ありがとうございます。 スズキは夜行性なのですね。居眠り運転状態だなんて,危ないですね。私もクルマで居眠り運転なんかしないように注意します。なにしろ,このスズキ君のように危険ですから。
お礼
二度にわたる回答ありがとうございました。 「タモ」はアイヌの言葉だったのですね。。。 ますます釣りが楽しくなりました!! 回答ありがとうございました。