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時期支援戦闘機について
- 時期支援戦闘機の選択について、F-22ラプターやスーパーホーネットなどの候補がある中で、データリンクの重要性が注目されています。
- 国際間データリンクの実践や将来的なデータリンク体制への移行が新型戦闘機導入に必要であり、ユーロファイターの導入も可能性があります。
- 一部ではF-35やF/A-18Eの導入が適切とされていますが、具体的なアドバイスを求めています。
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取りあえず私見ですが、私の考えを。 まず、機体寿命が尽きようとしているF-4EJの交換機(予定では2008年度から退役開始)なので数年以内に、日本向けの生産が出来なければなりません。 F-35は計画に遅れが出ており、尚且つ、イギリス等の開発当初から資金等の協力していた国へ優先配備するため、日本への配備は何年後に可能になるか分りません。 値段も本当に安くなるかは懐疑的です。(現在開発が難航しているF-35B型等の開発費を上乗せされて、性能差を考えるとF-22との費用対効果が数段落ちるとの意見もあります。) F/A-18Eは、改良により航続距離こそ伸びましたが加速性が悪く、短時間で現場に駆けつけねばならないアラート任務には不向きです。また、米国ですらも問題となるエンジンが発する騒音は、自衛隊が導入する際に問題になると思います。 あと、新鋭機ならデータリンクは当面問題にはならないと思います。逆に言うと米軍以外の機体を購入すると、今は良くても将来のデータリンクは保障されません。 と言うよりか、データリンクを主眼にするとF-22以外(F-22と比べると他は、AWACS等から指示を一方的に受け取るのと大差がない)の選択はありません。(F-22は互いにデータリンク (IFDL:In Flight Data Link) によって戦術情報をやりとりしながら、連携して戦闘行動を取ることができ、索敵範囲を超える敵機及び友軍機の情報を司令部や早期警戒管制機から受信することもできる。さらにロックウェル・コリンズ社が開発中の高速データリンク・TTNT (Tactical Targeting Networking Technology) を2008年から導入する計画である。) 希望かつ大本命はF-22で、駄目ならF-15FX辺りになるのではないでしょうか。
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- KITAIKKI
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ずいぶん以前からFX次期戦闘機としてF/Aー22、F/Aー18、Fー35それにタイフーンのいずれかが具体的な名前として挙がっていますが、 その中でF/Aー22へのラブコールが袖にされて防衛省は焦っているようですね。個人的にはF/A22が日本の空を飛ぶことを期待している者ですが、先日の報道ではラプターの生産が殆ど終了したにも関らず、無理やりそのラインを維持することに決定したといいます。理由は他にあるのですが、案外将来的な日本の発注を当てにした処置であって、現在もワシントンの水面下ではロッキードのロビイストたちが日本への輸出を許可するよう議会に働きかけていることは確実ですので、意外などんでん返しがあるかもしれませんね。 といった余計なことは置いといて、さて次期戦闘機にはデータリンクシステム搭載機を、ということですが、現在空自はF-15を順次改修して主にアビオニクスのアップグレードを行っています。その中にデータリンクの搭載運用も改修目的の中に入っていますが、結果的にはこれらの改修が所有する全Fー15に行われることはなく、中途半端な数のデータリンク機で終わる可能性が大です。 かといってF-4とF-1はもう順次用廃が進みますし、F-2はあの体たらくですのでデータリンクシステムを搭載する意味はありません。狙いとしてはやはり次期戦闘機を導入する際に、それらをパッケージとしている機種を選定するしかありません。 これからの空の戦いにおいての優劣は、搭載する兵器の性能のさることながら、やはり電子戦におけるアビオニクスの優劣が大きな鍵になることは言うまでもありません。編隊を編制する戦闘機同士や編隊同士のデータの共同所有は大きな武器になります。ではその要求に応えられるFXはといえば、やはりF/Aー22しかありません。 F-35はまだまだ未知数であり、根本的な開発目的が多用途というところも、帯に短したすきに長し的な弊害が隠れているような気がして不安が付きまとっています。安物買いの銭失いになるかもしれませんしね。 F/A-18は買うならE型と同等の性能を持ったものしかありませんが、これもいまさらなんでロートルのホーネットを、という疑問が付きまといます。まあ降着装置を陸用にかえて、その分浮いた機重を航続距離延伸や電子機器の換装に代えるならちょっとは納得できますが、それでもやっぱり中国空軍がいまさらMIG21を買うようなもので、税金の無駄使いでしかないでしょうね。 ユーロファイター・タイフーンは、まあ結構なお買い得商品でしょうが、やはり第5世代に入っている現況の航空事情から見れば、残念ながらもう世代遅れになっているので、補給やメンテナンス、それに米軍極東支部になっている空自の乗員や整備員の訓練や教育の煩わしさを考えれば、やはり現実的ではないでしょうね。なんといっても親方星条旗の気分を壊すという、もっとも大きな弊害もありますしね。 こう考えると、やはり前の方も仰っているように、ここはなんとしてもF/A-22を手に入れるしかないですね。一番の選定動機としては日本の周辺国、特に中国がラプター導入にかなり神経を尖らせているということです。相手の嫌がるところを責めるのが、戦争や外交の基本であり、また悲惨な戦争を回避できる有効な手段だと思います。 ラプターを150から200程度そろえるだけでも、周辺国に対しての非常に大きな抑止力になります。私は国や防衛省の現在の体質や様々な問題に対しては大いに不満がありますが、ラプターを200機導入するから、5兆円使わせて欲しいというなら喜んで税金を払いますね。 ただし年に2、3機をライセンス生産でという非効率的な調達法ではなく、年に数十機をまとめてロッキードから直に購入し、5,6年で調達機数を終了するという方法でという前提ですがね(^_^;)
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丁寧なご回答ありがとうございました。全く私も同意見なんですよね。ラプターの日本への導入は防衛省では予算的な問題を除けば悲願でしょうし、個人的にもこのアドバンテージは防衛省としての大きな初仕事としてパッケージとして進めてもらいたいです。その辺りはアメリカの時期政権や今回のイージス艦「あたご」事件のようなお粗末な日本の対応も問題となるのでしょうか。今や国際的に国防の要は「敵に見つかる前に遠くからやっつける」でしょうから、うかうかしてると中国版「ターミネイター」みたいのがいつでも狙ってこれる状況になってしまいますよね。F-15の発展機も将来的に見れば確かに付け焼刃。せめて先進国として韓国に「F-15K?何それ?」と言える程度にしてもらいたいですね。ヒラリーが大統領になったら絶望的かも…ですね。F-18もよく考えれば空母を持たない我が国には意味もないですしね。ロシアの探査機一機に24機のF-15のスクランブル…。ラプターだったら10機編隊でロックオンして脅すだけで十分でしょうから。
お礼
的確かつ丁寧なご回答ありがとうございます。私もF-22が導入されれば、巷で言われているように百機以上も必要はないと思うんですよ。日本各地にラプターが数機配備されているというだけで周辺国には脅威でしょうからね。F-35はその国の出資金額によって優先度があるみたいですが、現状かなり遅れているんですね。スーパーホーネットがそんなにすごい音を出すとは知りませんでした。それなのに非力とは残念。レガシーホーネットからの課題は克服されていないんですね。でもあのレーダーシステムがF-15Eに搭載されれば数年はなんとかなるでしょうか。いずれにしろF-22、ぜひ導入して欲しいです。日本のように縛りの多い国だからこそ必要ですよね。