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腹腔鏡のオペの麻酔について

腹腔鏡のオペの時は完全静脈麻酔をすると聞いたのですが、それはなぜなのでしょうか? 吸全じゃダメなのですか?

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回答No.2

 「吸全」という表現は初めて聞きましたが、いずれ吸入麻酔でもやってます。ただし、笑気(亜酸化窒素)は使用しない方がよろしいかと思います。腸管が膨らんでしまい、視野が狭くなることがありますので・・・。  全静脈麻酔(TIVA)の場合、脳圧の亢進を抑えたい場合やHPVを抑制したくない場合(もっとも、後者については最近常用濃度のセボフルランでも大丈夫という話がでてましたね)、あるいは気管の手術などで換気が安定しない場合などに特に選択されますが、それ以外は「麻酔担当者の好みで選ばれる」みたいな側面もあったりします。  吸入麻酔(VIMA:全吸入麻酔に限らず)の場合、TIVAと違って患者さんによる個人差が少ないですし、呼気ガスモニタで逐一監視ができますので、安心して麻酔を管理できます。  気腹程度の圧であれば、換気の抑制もそう大きな問題にはならないでしょう(これで、身長150センチ、体重120kgの患者さんを、腹腔鏡でS状結腸切除する~当然、頭を低くして~とかなら話は別でしょうが・・・)。  個人的には、(当院の外科医が、鏡視下手術での硬膜外カテーテル挿入をあまり好まないこともあり)プロポフォールのTCIにレミフェンタとフェンタを併用し、術後必要があればiv-PCAというスタイルを好みますが、BISモニタが無い時にはちょっと躊躇してしまいます・・・。  以上、先ずはご参考まで。

  • uskt
  • ベストアンサー率49% (361/733)
回答No.1

私も詳しいことは知らないのですが、そもそも吸入での全身麻酔は、静脈麻酔ができない状況にあるときだけで、それ以外は吸入で始めても、術中の維持は静脈麻酔主体で行うのではなかったでしたっけ? もちろん、腹腔鏡手術のときは、腹部にガスを入れて横隔膜が上がっているので、調節呼吸になるので、呼吸麻酔がそもそも難しいってこともあるでしょう。

aikoron
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 そういえば腹腔鏡のオペでは気腹で腹腔内に炭酸ガスを入れるから、それに加えて吸入したら、えらぃことになりますよね…。 けど私のところの手術室では、オペによって維持方法はAOS・GOSで行ったりしているんで、術中の維持は静脈麻酔主体っていぅわけではないのかも…。私もまだ1年目で勉強不足なので詳しいことは分かりませんが(>_<)