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アメリカで人気のピックアップトラックって実際、何を積むんですか?
昨今のガソリン高で販売が落ちてきたとはいえ 相変わらずビッグスリーはV8~V10(5000CC以上)の 巨大ピックアップを作り続けています。 確かに収益の高い商品なのでなかなか止められないのでしょうが 実際に購入した顧客は何を積んでいるのでしょうか? ・毎日ジェットスキーやオフロードバイクを積んで遊びに出かける わけでもないだろうし‥‥(メーカーHPにはいかにもありがちな シチュエーションの写真ばかり) ・キャンピングトレーラーを牽引するためなのか? ・農家が日本の軽トラみたいな感覚で乗っているのか? ・バブル期末の日本のクロカンブームのように都会であえてトラックを 乗ることがミスマッチでオシャレなのか? ・それにしてもダブルキャブばかりなので独身男性の遊び用ではなく 家族向けなのか? いずれにしても日本人の私からすると無駄に思えて仕方がありません 米国から帰ってこられたような現地事情の詳しい方とか御教え いただけると幸いです。
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欧米の歴史を思い浮かべてみれば、なんとなくでも雰囲気がつかめると思います。 その昔は、馬車に揺られて移動しました。 欧米では、馬車の道路網の歴史の方が、鉄道網よりもずっと長いんです。 (日本では鉄道網の方が先に整備されましたが…) 南部や中部、特にテキサスでは今も牧畜が盛んです。 広大な未舗装の放牧地を、大排気量かつ大きなタイヤのピックアップトラックは、いとも簡単に走り抜けます。 大量の荷物だって楽々積み込めますから、週末に都市部へ買い出しに出かけても、食料品や他の荷物も楽々です。 大排気量だから、長距離の移動だって楽にこなせてしまいます。 その気になれば、大排気量の恩恵でスピードだって十分出ます。 要するに、アメリカでピックアップトラックは、まさに現代の馬車なんですよ。 なので、 >・農家が日本の軽トラみたいな感覚で乗っているのか? これが正解です。 そのため、州によって多少の差はありますが、 「農業の保護=各種税金・保険料が安い」と言う図式になり、維持費が安いならと、農家以外の人も乗る国民的車種でもあります。 それと、カウボーイにとって馬は必需品ですね。 フロンティアスピリッツにも通じる馬・馬車は、アメリカ人の精神文化に深く刻まれています。 なので、現代の馬車に相当するピックアップトラックは、アメリカ人のとって非常に精神的な車種でもあるので、今でもビッグスリーの主力車種でもあるわけです。 日本をはじめとする外国勢が、この部門に長らく参入しえなかったのは、精神面の影響が大きかったからです。 (トラックはやっぱり国産「アメリカ製」が良いってイメージが染みついていた) トラックがダサいって事じゃないんです。 国民的車種ですからね。 ただ、昨今の原油高でガソリン価格が、アメリカでは数年前の4・5倍の値段になってます(日本と違い揮発油税が安いので、値上がりの影響が深刻)ので、 さすがに燃費の良い日本車のトラックに乗り換えている人も増えているそうですよ。
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ライトトラックも、ピンキリで、4気筒、2200CCガソリンのものから、V10 5000CCディーゼルまであります。 ただし、昨今は、ガソリン価格が高騰($3/galon程度)してますので、V8,V10などのトラックの売れ行きは、急降下中だと思います。 さて、トラックですが、ガソリン価格があがるまえまでは、ある種の人たちにとっては、トラックは、いろいろ使いでがある、万能車でした。 なにせ、家具など、おおきな荷物がつめる。(ガレージセールなんかでは、大活躍) 大きなものでは、トレーラー、キャンピングカーがひける。気のおけない家族同士で、旅やスーパーボールの観戦にいく。 ボート遊びなどをするが、ボートは、マリーナではなくて、自分の家の庭においておきたい。(マリーナなどだと、金をとられるが、自宅ならただだ) ダートバイクで、かっ飛ぶ。(USのダートバイクは、ダートまでは、トラックにつんで、ダートで、ダートバイクをおろすのが主流。日本みたいに、家から、ダートまで、自走というバイクはすくない) 牛や馬の輸送も、普通は、トラックに専用トレーラーの牽引ですね。 よって、いろいろ、USでは、自分で運ぶということが、おおいわけです。だいたい、そんなでかいものの運送を、FedEXとか、UPSに頼めませんからね。あれらは、高いし、せいぜい、1m四方程度が限界ですから。
お礼
いや~ 素晴らしい! きっと、現地に滞在歴のある方なんでしょうね。 「スーパーボールの観戦に行く」‥‥ ダブルキャブの理由が見えてきました。 バイクや船はなんとなく解かっていたのですが その背景までご説明頂いたのには感謝します。 (係留料金とかいろいろあるのですね) 国土が広大なゆえにFedEXやUPSは 日本のクロネコや佐川のような感覚ではないのですね。 どうもありがとうございました。
アメリカは日本みたいに家具や電気製品など大きいものを買っても家までタダで運んでくれるようなサービスが無いらしいです。
お礼
御解答、ありがとうございます。 配送が日本ほど簡単に行われていないとは 知りませんでした。 そのような状況であれば確かに必需品かもしれませんね。 ありがとうございました。
- musicker
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好きなものをつめばいいのではないでしょうか。後は、アメリカのオフロードを走るため(そのようなところもありそうなので)では無いでしょうか。クロカンだと高いからピックアップトラックのほうがいいと思って乗ってるかも知れないし…。実際なんでも乗せられそうだから使いようによってはかなり使えそう。 ダブルキャブなのは、友達とも乗れるようにするためじゃないですか? そうじゃなきゃ日本のキューブとかBBとかも2シーターの方にしてそう。 書いたことに対しては個人的且つ根拠の無い話なので間違っててもあしからず。
- kaitaiya
- ベストアンサー率34% (1155/3321)
セダンの発祥を考えてもらうと笑えるのですが・・・・ セダンのトランクは昔は本当にかばんの『トランク』をくくりつけていたそうです。 あれと同じノリでしょう(苦笑) 蓋があるのとないのとでは税金/保険が違うということらしいです。 その証拠に荷台にセットするカギつきの蓋とかコンテナボックスが結構発売されています。
お礼
そうです、荷台に蓋をしているのかどうかも とても気になっていたのです。 蓋にも税金や保険の事情があったとは知りませんでした 詳しい方の御解答大変ありがとうございました。
- harapekorin
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州によって違いはありますが、ピックアップトラックは税金が無料だったり乗用車に較べて低いから根強い人気があるのでしょうね。 日本で軽自動車が税金の安さでヒットするのと同じことです。 メーカーは若者にアピールするのにジェットスキーやバイク、キャンプ道具満載の画でスポーティなイメージで販売しますが、農家など仕事で利用する以外の一般の人は空荷で利用する方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
お礼
税金が優遇されているとは知りませんでした。 確かに普及の大きな要素になりますね。 特に2台目需要には維持費の安さは大きな武器となるでしょう 理解できました、ありがとうございます。
お礼
いや~、完璧な御回答です!! 特に精神論の件は 以前テレビで西部のカウボーイ達が 口々に「誇り」「文化」「スピリッツ」を口にしていたのを 思い出しました。 馬車からの歴史や未舗装の大地を走ること (あの大きすぎるタイヤが不思議でならなかった) 長距離移動や週末の買出し‥‥ すべて当てはまります! 納得できました、ありがとうございました。