コソボ独立

質問

コソボについての質問です。最近、コソボの独立の事をニュースなどでよく耳にするのですが、コソボについて質問です。

１、コソボの独立に反対しているセルビアですが、なぜ反対しているのでしょうか？何年か前に、セルビア人がアルバニア人を虐殺したと聞きましたが、それはユーゴスラビアの時の事でしょうか？なぜ、虐殺したのかも教えてください。

２、セルビアの反対もそうですが、ロシアはなぜ反対しているのでしょうか？チェチェンのような暴動が起こりうるからでしょうか？ちなみにロシアとセルビア、アルバニアなどバルカン半島付近はすべてスラブ人ですか？

とこのように疑問があります。まだまだありますが・・・。
どちらでも良いので簡潔に回答していただける方宜しくお願いします。
特に１の質問は昔の歴史に関わっているので、現問題を知るには昔から学んだほうが良いと推薦する方、お勧めの本もお願いします。

回答No.2

nacam

セルビアの立場を日本に置き換えてみれば、セルビア人の重いがわかります。
コソボは、旧セルビア王国の首都があった場所です。
それをトルコが侵攻した際に抵抗したため、弾圧されセルビア人は北方に逃れました。
その後トルコから奪還しますが、その時にはイスラム化したアルバニア人が多数住んでいました。
日本の立場にしますと、清が明を滅ぼした時に、日本が明救援の軍を送ったため、清は怒って日本の京都を占領し、日本人を追い出して朝鮮人を入植させと思ってください。
その後清の力が弱まり、日本は京都を奪い返しますが、そこでは朝鮮人が多数住んでいました。
京都の朝鮮人は、一応自治区を形成していますが、第二次大戦で日本が敗北した時、独立を要求しました。
この時、日本の歴史の故郷であり長年日本の中心であった京都が、日本でなくなる事に、日本人の多数は、簡単に独立を許す事はできないでしょう。
そう考えれば、1の質問内容の回答が理解できるでしょう。

ただし、アルバニア人に言わせますと、スラブ系の民族がバルカン半島に侵入する以前には、バルカン半島の大半はアルバニア人が住んでいたので、トルコ侵入時に、トルコと協力してセルビア人から奪い返したにすぎないと言っています。

歴史的にセルビアとロシアは協力関係にあります。
特に対トルコ、対オーストリアにおいて両国は、同盟関係にありました。
また、両国ともスラブ系民族であり、正教という宗教も同じでした。
ロシアは、歴史的にセルビアを通じてバルカン半島に権益を伸ばしてきた経緯もあり、両国は緊密な関係にあります。

バルカン半島の民族は、南スラブ系（セルビア人、クロアチア人、ブルガリア人など）、ラテン系（ルーマニア人、モラビア人）、ハンガリー系（ルーマニア国内のハンガリー系含む）、ギリシャ系、アルバニア系、トルコ系などがあります。

補足

ありがとうございます。
補足なのですが、南スラブ人がバルカン半島に来る以前はアルバニア人が住んでいたと、回答者さんはおっしゃいましたが、ではそのアルバニア人は南スラブ人が来る以前から、キリスト教？？だったのでしょうか？
逆に南スラブ人たちも、この半島に来る以前もしくは二大帝国（オーストリアとオスマン）以前の宗教は、何だったのでしょうか？？

また、南スラブ人はどこから来たのでしょうか？ロシア？フランスやドイツはゲルマン民族ですよね？
もしご存知なら教えてください。

また、回答者さんはユーゴスラビアもしくはバルカン半島の歴史を何で学んだのでしょうか？もし良い本をご存知なら教えてください。

回答No.1

simazuka

１．１２世紀にセルビア王国が成立して、その中心がコソボだったのですが、オスマントルコ帝国に侵略されてしまいます。その時の戦いを「コソボの戦い」と言います。
そして、コソボに住んでいたセルビア人は追い出され、帝国によってイスラムに改宗されたアルバニア人が入植してきました。

その後、第二次世界大戦後にコソボはセルビアの自治州になりました。そしたら、今度はセルビア人が『もともとコソボは俺たちのものなんだから返せ！』とアルバニア人と対立を深めていきます。

そんな中で、ミロシェビッチ大統領がセルビアの民族主義をあおって大虐殺が始まりました。