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東芝のHD DVD撤退のニュースを見て・・・
NHKのトップニュースで東芝がHD DVD事業から撤退とのこと。東芝の無責任さにもあきれますが、かつてのVHS、β戦争を思い起こさせます。 質問は次の2点です。 1:実際はブルーレイとHD DVDはどちらが性能がよいのか? [例えばVHSとβ方式では、当時明らかにβマックス方式の方が性能が良かった(※最近まで放送局などではβ方式が使用されていたことからも明らか)が、『収穫逓増の原理』(経済用語で、一般的には商品の優劣よりも、いち早く市場シェアを獲得したほうが勝つ)でVHSが勝利した。] 2:今後、海外での集団訴訟の可能性や、そのことで会社が傾く規模の損失の発生する可能性はあるか? [アメリカなどではウォルマートなどで、HD DVDの再生機を2万円という元価割れの値段で売った為、100万人を超す購入者がいるとのこと。今後これらの購入者が集団訴訟をおこすことは必至と考えます(マックのiPhoneの値下げで1個人が100万ドルもの訴訟を起こす国ですから・・・)。 しかし、購入者の不利益を考えると、東芝の対応如何によっては日本でも集団訴訟がおこる可能性もあるのでは?] 以上、この手のハナシに詳しい方がおられましたらよろしくお願い致します。
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1.HD DVDの1層ディスクはBSデジタルを1時間20分しかハイビジョン録画できないので、当初からユーザーに冷たい目で見られていました。 (去年の年末に出たA301はH.264記録で長時間録画できるようになったけど、ブルーレイもH.264でさらに長時間録画できるようになったし) 2.HD DVDのレコーダーは国内の販売だけで、海外はプレーヤーだけです。 アメリカは使用したものでも返品できるので、訴訟はないでしょう。 今後消費者からの返品はある程度あると思うけど。 またHD DVDのソフトの再生目的よりも、アップコンバートできる高級DVDプレーヤーとして買ってる人が多いので、持ち続ける人も多いと思います。 日本での訴訟はないでしょう、過去にも消えたフォーマットがたくさんあったけど、裁判が起こされたことはないです。
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- mamesh1ba
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HDDVDは機能的にも見る面がないので、βのように市場原理で負けたという語られ方もないでしょうね。 ただ、もしソニー松下がHDDVDだったとしても、 コストダウンやディスク多層化の技術革新が東芝より進んだ気がしますが… 損失規模は傾くってほどではないでしょう。 おそらく以前のソニーや松下の電池リコールのほうが大きいかと。 多くの人が言っているように、負の遺産を引きづり続けるほうが 後々損失は過大になります。 βはDVDの拡大によってフェードアウトさせる機会を得たような気がしますが、次次世代はいつのことになるのやら… 間違いなく消費者の信頼は落ちたと思いますが、企業経営としてマイナスは早めに断ち切ってしまうのが正しいのも真実。 事実撤退報道が出てからの東芝の株価上昇率はソニーより上なわけで… 健全経営ができる体質というのもまた企業の信頼なわけです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 事業撤退で上昇する株価ですか・・・皮肉なものですが冷徹な経済原理ですね。大企業になると社内のパワーバランス上からも一旦出した拳を引っ込めることは難しいケースも多々あるので、確かに、今回このタイミングで撤退としたことは意義があったと思います。
- KM123
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歴史は繰り返されて技術的にはVHS/ベータもそうでしたが両者に圧倒的な差があったわけではないのですが VHSでは 2時間/ベータは1時間が基本 同様にBDは片面1層で25GB / HD は15GB という非常にわかりやすい差でユーザーの指示が決まったようです。東芝の言い分はDVDの製造技術をそのまま使用できるからメディアコストが安くなるからということですが大量生産ができればBDでも同じでユーザーには関係のないことです。それ以外の技術的な優位性をアピールできなかった事が最大の失敗だったと思います。余談ですがレーザーディスク(LD)vs VHD の例で当時パイオニア1社のみがLDを発売してビクター松下など大手家電メーカーのほとんどがVHD陣営のときにLDの圧倒的な技術力/性能の差でVHDを滅ぼしたことを思い出します。今回の件も東芝はLDのように誰が見ても明らかな差をつけていれば一社でもユーザーは支持するものです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 確かに東芝とソニー陣営の今回のような『同じような規格の』戦いは消費者にとっては不毛なわけで(消費者は大量生産して早く安くなることが一番ありがたいですからね:笑)、政治や外交もそうですが、もう少し『世界の中での日本』という認識をもったほうがいいように思いますね。 最近は小売りサイドが大きな主導権をもってきており、メーカー側も東芝だソニーだシャープだとかではなく、特にこのような規格制定の折りにはオールジャパンでいくくらいでないともう世界には通用しないのでは?とか考えたりもします。 ちなみに他のいくつかのブログでこの件について、ネーミングについての指摘が有り面白かったです。つまり『ブルーレイ』と(読みづらい)『HD DVD』でははじめから勝負はついているだろう・・・と(笑) 実は僕も『ブルーレイ』と『もうひとつの規格』という程度にしか認識できてませんでした・・・(笑)
- tosibo-ff
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ブルーレイとは、青い光の発光ダイオードを使って情報を記録します。ご存じのことと思いますが、光の中で青が一番波長が短く、したがってディスクに記録した場合,一番面積が狭くて済みます。従って外の条件が同じ場合、ブルーレイディスクが一番長時間録画ができることになります。(ちなみにHDは赤色)HDの売りは値段の安さですが、こういう電気製品の場合、加速度的に値段も安くなる傾向があります(電卓、薄型テレビ、思い出してください)したがって将来を考えた場合誰が考えてもブルーレイのほうが有利と見えてきます。この辺がVHSとベータとのときとの違いで、早く決着がついてよかったと思います。
補足
ご回答ありがとうございます。非常に分かりやすい説明ですね。ブルーレイのほうが当初から技術的な優位性があったのですね。テレビなどのメディアからの情報だと、広告のしがらみの関係か結局どちらが優れているのか今一つわかりにくいんですよね。僕も早く決着がついてくれてよかったと思います。 余談ですが半導体製品の値段の安さについては確か『ムーアの法則』(でしたっけ?)というのがあって、しかし現在の集積率対価格下落率はその法則の曲線よりも大きくなっているというハナシを聞いたことが有ります。。
- origy
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性能はHD-DVDも三層で51GBの開発が進んでいたので、五分五分でしょう。差が付いたのは東芝のお馬鹿なやり方ですね。つまり裸の王様なんですよ。DVDフォーラムの中で、王様を気取っていても周囲は総て敵のブルーレイ派なんですから。NECなんか、さっさと逃げ出してブルーレイのドライブを自社のパソコンに入れてますからね。そこで負けたなと感じなくてはね。鈍い東芝さん。 でも東芝ファンなので、このNewsはちょっと辛いです。勝てるチャンスもいくらもあったのにね。なんとかフォーラムの中でDVDの正式な後継者にするために努力したでしょうが、NECを除いたら後はHD-DVDの失敗を望んでいる連中だけなんだから、規格の選定をわざと遅らせたり、さまざまな妨害があったはず。事実遅れましたよね。規格の決定。ソニーはさっさと自社で自由にブルーレイの規格を決めて、録画機を発売。早いもの勝ち。戦争やケンカはだいたい先に手を出したほうが勝ちやすいんだよな。 Newsを見てまたまたびっくり、レコーダーを止めプレーヤーのみにする って? 逆でしょう? 映画会社から見捨てられつつあるんだから、プレーヤーを止めてレコーダーに専念しなきゃまずいでしょ。なんていっても編集機能は他社の追従を許さないほど優れているんだから。そして、ディスクを100円で出す。DVDの製造装置をちょこっといじっただけなんだからコストはDVDと同じはず。それなら日本でも録画ファンの支持を期待できる。このコストの点こそ圧倒的な有利な武器だったのにディスクメーカーの支持を得たいばかりにブルーレイもHD-DVDもほぼ同じ価格で売るのを黙認してしまった。いわばブルーレイの負担の一部を関係のないHD-DVDの客に無断で押し付けたわけ。ディスクメーカーも汚いが黙認した東芝も同罪だ。東芝は直売で100円で売りなさい。三層ができたら200円で売る。それで日本ではいつまでも、そこそこ売れるはず。(甘いか?) 欧州なんかソニーとフィリップスの牙城なんだから勝てるわけないだろ。いつまでも夢見てないで、日本のコアな録画ファンのためのHD-DVDでいなさい。まあノートパソコンはしょうがないから、ブルーレイに頭を下げてHD-DVDは書き込み、再生、ブルーレイは再生のみ、のドライブを搭載しなさい。それから、無〇な人はやめなさい。でないと株価が下がっちゃう。かなりズレましたね。すいません。
お礼
ていねいなご回答ありがとうございます。 東芝ファンなのですね。余談ですが、僕はソニーファンなのでAV機器は殆どソニーなのですが、DVD録画機は東芝製を使ってますが気に入ってます(ハードディスクも無くて2万だった:笑) やっぱり日本のメーカーってどうしても自社開発とか自社製造とかにこだわるんですかねぇ・・・。僕はパソコンはアップルのユーザーなのですが、アップルは今では製造は台湾のホンハイ(だったかな?日本のメーカーを束にするよりも大きいそう・・ソニーのプレステなんかも作ってる)という製造専門のメーカーにさせていて、自社では製造部門を持っていないとのこと。(ナイキとかユニクロみたいな業態ですね)そのおかげで収益率が劇的に改善したそう。善し悪しはあると思うのですが考えるものはあります。。 後半の独自の考え方、すごく面白いですね。僕もいろんな可能性があると思います。携帯やスカパーの機器のように、はじめはタダで配っても使用料やソフトの収入でペイするような仕組みも考えられますよね。。。
- Mickey_us
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1. に関してですが、単純にブルーレイの方が記憶容量が大きいですから、同じ圧縮率なら長時間の映像を、同じ時間の映像であればより低圧縮率で記録できます。 東芝は現行DVDとの互換性の有利さを主張して容量の少なさは問題にならないとのことでしたが、将来性を考えたら容量は大きいほうがいいのはあたりまえですからその点でも市場を見誤っていたように思います。 よくベータとVHSの規格争いと比較されますが、あの時とは違って今回は事前に統一する機会はあったわけですからメーカーのエゴと言われても仕方ないでしょう。 ちなみに、現在も放送で使われているベータとは、カセットのサイズだけが同じのベータカムで、家庭用のベータマックスとはまったく別物です。 2. に関しては、まだプレーヤが発売されて2年も経っていない訳ですから、もし東芝の撤退が本当であったら何らかの救済措置をとらないとユーザは納得しないでしょうね。 ある程度の返金をするとか、既に購入したタイトルを Blu-ray のタイトルに交換してくれるとか、両方式に対応したプレーヤを安価で出すとかしないと、それなりの出費をしたユーザは収まらないでしょう。
補足
早速のご回答ありがとうございました。 1:もともとブルーレイのほうが記憶容量が大きかったんですね。基本的なことなのに知りませんでした・・・。事前に統一する機会もあったんですね。 ベータ方式の件も知識不足で知りませんでした。御指摘ありがとうございます。 2:最近買った人たちはきっとニュースを見てショックを受けているでしょう。日本人はあまり騒がないと思いますが、アメリカ人なんかは弁護士に焚き付けられて集団訴訟を起こすかもしれませんね。今後の東芝の対応に注目したいと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 1:次世代規格についてはまだ勉強不足でよく知らなかったのですが、1時間20分では映画も録画できませんね。なんでそんなものを市場投入したのか疑問です。。 2:僕個人の考えは、このように各メーカーが凌ぎを削ることももちろん大切とは思いますが、こうした規格争いで不利益を被るのはいつも消費者側なので、今後、規格争いで同じようなことがないように、東芝は今回の件で色々な意味でしっぺ返しを受けることを望んでいます(個人的に東芝には何の恨みもありませんが・・笑)。。