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サブプライムローン問題で金融機関に損害が出ているようですが、金融のプロってその程度のレベルなのですか?
少々挑発的なタイトルで質問してしまいました。すみません。 サブプライムローン問題の影響で、金融機関がいくら損害が出たとか発表しているのをニュースでみました。(アメリカの○○グループなど) そこで質問があります。 金融のプロ集団でもサブプライムローンの破綻によって 損害がでることを予測できなかったということでしょうか? また、そうだとすれば、なぜ予測できなかったのでしょうか? 不思議でなりません。
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>損害がでることを予測できなかったということでしょうか? 多分、予測出来ていない人は居なかった筈。 でも「判っちゃいるけどやめられない」のが金融経済の恐いところ。 日本のバブル経済崩壊の前も、誰もが「どっかでぶっ飛ぶだろうけど、まだまだ行ける」と思ってた。 んで「これまでだな」って思って崩壊直前に儲け確定させた連中と、欲に目が眩んで「いや、まだ行ける」って思って崩壊に巻き込まれて損害を出した連中が居る。 アメリカでもそれと同じように「早めに見切って手を引いた連中」と「欲に目が眩んで手を引けなかった連中」が居るだけの話。 簡単に言えば「予測はしていたけど欲が出ちゃって被害を被った」ってだけの話。 半丁博打で「丁」の目が出続けてる時、誰もが「いつかは半が出る」と予測しつつ「ここでやめないと」って思いながらも「まだいける」って欲が出て丁に全額賭け続けるのと同じ。
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>金融のプロ集団でもサブプライムローンの破綻によって 損害がでることを予測できなかったということでしょうか? 2006年の暮れごろから予測されていました。 >また、そうだとすれば、なぜ予測できなかったのでしょうか? サブプライムの問題は、具体的損失を誰が被るのかまったく不明なのです。 ローンを組む(債務者)→ローンを引き受ける(信販会社)なら、ローンが破綻すれば「どれだけ?」も判りますし、「誰が損する」も明瞭です。 しかし、このサブプライムローンは信販会社がその債権を小口に分割してさらに投資会社に販売します。 投資会社はさらに他の債権と混ぜて市場に流します… すごく簡略化しましたが、要するに「誰がどのくらいのババを掴まされたか判らない」ところに問題があります。 多分正確な不良債権の額は誰も判っていないのです。 だから、不良債権の額も発表する機関によりものすごく差があります。 もしかして、日本で販売している堅いといわれる信託でも問題の有る債権が紛れ込んでいる恐れがあります。 このことが債権に対して信用不安を起こしているのです。 金融取引など信用が基本で、現物の紙幣は動きません。 このことはサブプライムローンの破綻によって担保として押さえられた土地建物も実際の債務者が細切れのため、債権の処理もままならないことも大問題ですね。 日本のバブル崩壊時に政府が銀行に税金投入して崩壊を食い止めましたが…アメリカは国是としてそれをしないでしょう。 ご参考 http://sia-nagoya.com/index.php?ID=5 ネットのブログや2ちゃんねるでは2006年からこの問題について随分騒がれていましたけどね。 日本の金融機関も充分予測していたと思います… だけど、公表すると流行のFXも売れなくなるし、投資信託も売れなくなる…
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わかりやす解説ありがとうございます。 なるほど、充分予測していたのですね。 しかし「誰がどのくらいのババを掴まされたか判らない」とは・・・ 恐ろしい世界です・・・
お礼
わかりやすい解説ありがとうございます。 納得できました。 「予測はしていたけど欲が出ちゃって被害を被った」のですね。 まったく恐ろしい世界ですね・・・。