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説明義務とインフォームドコンセントの違いが分かりません。
詳しい方にお伺いしたいのですが、説明義務と インフォームドコンセントの違いが良く分かりません。 昨年、めまい、頭痛、左手の痺れ、呂律が回らないなどの 症状で夜間救急で受診しました。(大きな病院です) 当直医はたまたま脳神経外科の医師でした。 MRI所見、神経所見に異常は見られないとの事でしたが 病室から出てきた父はびっこを引いており、呂律も 回っていませんでした。医師からは(幸い脳には異常は 見つかりませんでした)と言われ血糖値が284あるので 翌日、掛かりつけの近医に診てもらって下さいと 帰されました。 しかし翌朝、起こしたところ、左半身完全麻痺、喋る事も 出来なくなっていました。 カルテを開示してもらったところ血圧が(上)207(下)111でした。 近医に書いた、情報診療提供書にも一切、血圧の事は 書いてありませんでした。 しかし、(虚血性脳血管障害のリスクは間違いありません) と書いてありました。 矛盾してるところもありました。カルテには(会話はスムーズ) とありましたが診療情報提供書には、やや呂律障害もあるようでした) と書いてあります。 日本医師会に電話でインフォームドコンセントの事を 聞きましたが、説明と同意という意味ですから 説明されていないならインフォームドコンセントには 当てはまらないと言われました。 しかし説明を受けていない事に対して同意はできません。 この場合、説明義務違反にはならないのでしょうか? 結局、父は最初に受診した病院とは別の大きな病院に 行きまして脳梗塞の合併症による脳幹梗塞と診断され 脳動脈硬化もあると言われ5ヶ月半の入院をしました。 最初に受診した医師は高血圧の説明をしなくてもよかった のでしょうか? (普段の父の血圧は年齢の割には低い 方でした(上)120(下)70位でした) 血糖値286と血圧(上)207(下)111ではどちらの治療が 優先的か詳しく分かる方がいらっしゃいましたら ご回答お願い致します。 なるべく沢山の方からの意見を聞いてみたいです。
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- Yamatogirl
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No.5です。 kapone1994様の書き込みを何度も繰り返し、読みました。 私は前回の回答はどちらかというと医師から見た事実はこの様ではなかったか、という視点から回答致しました。 それは、対応には疑問が残る点が多いが、治療には問題なかったと考える方がkapone1994様のお気持ちが楽になるのでは?との思いでした。 しかし、書き込みを読むと、せめて一泊なり様子を見るべきではなかったか、と言うのが正直な気持ちです。 この他、色々お伝えしたい事もありますが、何から書いて良いのやら、お伝えする事に意味があるのやら悩みます。 今回のお父様の事は、色々な事が重なっての結果では?と思います。 日頃から健康に自信があってほとんど病院への受診歴が無い状況であった事、めまい・ふらつき等の自覚症状の軽視、画像診断の過重視、高血圧と高血糖への対処の説明不足等々です。結果的に医師は一過性の脳虚血発作と診断して、対応が後手に回ったと思います。 >脳動脈硬化もあると言われました。動脈硬化というものは一夜にしてなるものではないです。 76才という年齢を考えますと、改まって動脈硬化を指摘するまでもなく、一般的に年齢相応の硬化が有るのが普通と考えます。 これから書く事は、kapone1994様のお父様には適応されなかった事なので、直接的にはお役に立たないのですが… >父が受診したのは20時55分でした。20時前に食事中めまい、頭痛左手の痺れ、呂律が回らないという症状がでました。 と言う事は、梗塞の発症から1時間で病院を受診された事になります。 これは、超急性期ですから、血栓溶解法を試みる治療法があります。(但し、これは脳出血の危険性がかなりあります) 受診なさった病院は、脳外科医が診察したとの事ですが、この治療を行う為には、数名の脳外科或いは脳神経内科の医師、放射線技師が必要です。夜間でもこの治療が出来る施設だったのでしょうか? (今回のお父様の場合は、画像から梗塞を否定していたのですから、この選択はなかったかも知れませんが…) こうして書いていても、他の方が書かれているように、後出しじゃんけんです。切ない思いが致します。 前回も書きましたが、納得できる解決がなんなのか、答えはそこにあるように思います。 お父様が少しでも楽に、快く過ごされますように。
- adhk125
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専門家の一意見として読んでください。 お父様のMRI所見に異常は無しとの事ですが4つの症状が一度に出た場合、やはり医師は脳梗塞を疑うべきだと思います。MRIを見ていないのでなんとも言えませんがお父様の場合は脳梗塞の前駆症状ではないかと思われます。前駆症状の場合MRI所見に写らない事もありますが神経学的には異常は見られるはずです。びっこを引いていた、喋り方がおかしかったなどの症状があれば、私なら最低でも一日の入院はさせます。一過性能虚血発作は数分から長いときは稀に数時間続く事もありますので様子を見るのが医師の使命です。医師はプロで患者さんは素人です。ですのでインフォームド・コンセントが重視されているのです。私の意見は他の方とは異なります。血糖値の事を伝えたのであれば血圧に関してもきちんと説明べき事であったでしょう。そして悪しき結果になったとしても患者さんご家族の皆様はそれを受け入れるもしくは拒否する事もできますので。患者さんも説明を受けて悪しき結果になったのと説明を受けないで悪しき結果になったのとでは受け止め方も違ってまいります。ただし医師ばかり責めるのは良くない行為と思われます。今は四十代でも梗塞を起こされる方が沢山います。日ごろの健康管理はご自分でしなければいけないと言えるでしょう。どうぞお大事に。
- Sommernatt
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No.2&No.3です。 その後の他の回答者の方々のコメントを見ていて気付いたことを少し書かせてください。 No.4さんのご回答の中に「MRIだと脳幹部でも拡散強調で早期にでますから」とあり、それに対して「脳幹部は脳梗塞の症状を長い時間、放置したための合併症です。」と述べておられる点について、脳幹部は合併症というよりも脳幹梗塞それ自体が病変だと思います。医学的には脳梗塞の概念の中に脳幹梗塞がありますので。初診時のMRIは拡散強調像、FLAIR法での撮影は行われていると思います。脳幹梗塞を含めた脳梗塞の早期にはこれらの撮影法で変化が見られます。その点からも、初診時の対応としてはこれまでのkapone1994さんの文面からは、医師側に非はないだろうと推察されます。 その後の対応については、ここではこれ以上推測しようがないとも思いますが、他の回答者さんもおっしゃるとおり、脳梗塞が疑われる時に急激な降圧を行うことは一般的に禁忌事項です。降圧の対応を取らなかったことにも非はないでしょう。降圧薬投与により「梗塞」も「出血」も起こり得ます。(血管拡張薬を使えば出血するでしょうし、利尿薬を使えば梗塞を起こすでしょう。)血圧に関して病院側は言及しないのは、「血圧を下げれば病態が悪化する」という医学的根拠がありますから、「降圧しないのは当然のこと」であり、今回の症例では血圧について議論することは医学的に的外れであるからです。ここに医師側とkapone1994さんの感覚にズレがあると思います。血圧にこれ以上こだわっても進展は期待できないと思います。また、血糖値も緊急を有する値ではありません。また、デパスの使用についての見解は私もNo.5さんと同じで、脳梗塞の治療とは直接的な関係はありません。 入院の判断についてですが、これは文面からはどうしてもわかりません。そまざまな状況が予想されます。No.4さんの「困難だった」という意味は「脳幹梗塞が鑑別に上がったとしても、それを確定できる根拠に乏しかった」という意味でしょう。この時点で医師は梗塞にどの程度否定的だったのかわかりませんが、私個人としてはどうしてもTIAを考えて様子をみる選択肢があってもいいと思います。 >私の憤りはいまだに納まりません。 お気持ちはよくわかります。。ここに書かせていただいたことは、「医学的一般論+推測」の域を越えないので、私も実際その医師であったとしたら、全く違う見解になるのかもしれません。 >私は父が入院させてもらってその結果、脳梗塞になったのなら それを受け止めるしかないと思っています。 これがkapone1994さんが納得させるポイントだとするならば、何故入院という対処が取られなかったのかをはっきりさせることが出来ればいいことになりますよね。ただ、血圧は入院判断の基準にならないでしょうし、カルテの記載内容は紹介状とズレがあったとしてもそれも入院判断の決定的根拠にはならないと思います。医学的に何故入院が必要でなかったのかを明らかにする必要があるわけで、これは病院が「弁護士を」と言っている以上、そうするしかないでしょう。そうでないと、ご質問のタイトルにある「インフォームドコンセント」が適切になされたかどうかの判断ができないのではないかと思います。
お礼
何度も詳しいご回答、有難うございます。 私が思いますのは血圧が高くて、高い場合こういうリスクがあります。 などの説明があっても良いのではないかと感じております。 また入院した病院で先生に説明を受けた時に処置が遅れたため 脳梗塞の合併症で脳幹梗塞と判断します。と言われました。 私の母の友人が数年前にご主人を癌で亡くされた方がいます。 しかしその方と他の家族の皆さんが癌だなんて聞いていないという事で 民事訴訟で和解になりました。 血圧も事実を説明してくれても良いのではないかと思っています。 そして選択肢を選ばせて頂く。それが本来の開かれた医療ではないかな なんて感じております カルテには(単純MRIのみ)と書いてあります。FLAIRは その中に含まれるのでしょうか?
- Yamatogirl
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その後の、退院後のお父様のご様子は如何ですか? >なるべく沢山の方からの意見を聞いてみたいです。 との事ですから、医療に関わるものとして、患者の家族の一人として、あくまでも私見ですが、述べさせて頂きます。 まず、お父様はおいくつでいらっしゃいますか? この受診の前に、かかりつけ医や治療を受けておられるような病気はありませんでしたか? 或いは治療歴や手術歴などですが… (ここでお答えになる必要は有りませんよ。ただ、この紙面のやり取り では、現場にいる医療スタッフは当たり前に解るのに、ここでは解らない事がある例を書きました。) 最初のご質問は >説明義務とインフォームドコンセントの違いが分かりません。 ですが、実際は、 >私は父が入院させてもらってその結果、脳梗塞になったのなら >それを受け止めるしかないと思っています。 中略 >あるのがどうしても納得がゆきません。 >私の憤りはいまだに納まりません。 と言うのが、本当のお気持ちであるように思いました。 そして、そのお気持ちはごもっともであろうと感じます。 質問者様がお父様に適切で十分な治療を受けさせる事が出来ずに、やるせない気持ちでおられる事の原因は、いくつもあると想像します。 1 診察医は入院も頭には思い浮かんだが、お若く、元気そうに判断されたか、その時入院患者で重傷者がおり、ベッドに空きがなかったか、マンパワー不足か… 2 その時点で画像的には問題が無かったので、治療開始までに時間があると判断したか? 3 緊急性が無いので、かかりつけ医にフォローされた方が的確と判断したか? 4 原因は解りませんが、確かに診察医の説明が不足していたか?医師は説明しているつもりであるが、診察までの状況でご家族はお話しが理解できなかったか?(そばで聞いていると良くある事です。) などなど、沢山考えつきます。 それから、少し誤解も有るように思います。 >血糖値286と血圧(上)207(下)111ではどちらの治療が優先的 病状によりますし、これは現場での判断です。 確かに、病状が全て把握できていない時点での急激な降圧は問題を大きくする事が解っています。つまりアダラート舌下は不可ですね。 >降圧剤を使うと言う意味での危険性は脳梗塞より脳出血のほうではな いでしょうか? うーーん、降圧は出血ではなく梗塞の原因となりますが…? >精神安定剤特にデパスなどを使うようです。 確かに、使う場合も有りますが、これは病状を好転或いは、悪化を防ぐ薬ではありません。ただ単に不安を和らげるのです。 20代のお若い方でしたが、受診直後、画像を撮ろうと準備中に意識レベルが低下し、梗塞がどんどん進行して行った方もおられました。 質問者様が納得出来る状況は、どういった事でしょうか? 一つの救急診察ですが、質問者様の患者サイドと医療者サイドでは違ったものに見えるようです。私自身、我が身が表裏くるくる変わることを余儀なくされます。 回答とは言えませんが、ご自分が納得できる事は何か、良くお考えになる事をお薦めします。更に、気持ち的には大変かも知れませんが、弁護士を通しての裁判も有るのかも知れません。(決してお薦めするのではありません。) 長くなりましたが、最後に、私は医療に関わっていますので、医師の説明は良く理解できますが、家族は思わぬ誤解をしている事が良くあります。(上記のような…)
お礼
ご回答、有難うございます。 お蔭様で父は精神的には元気を取り戻しました。 しかし左半身は全く動かない状態であります。 言葉も上手く出ないような状態も変わりはありません。 父の年齢は76歳です。 ここに全ては書ききれないのですが父が受診したのは 20時55分でした。 20時前に食事中めまい、頭痛 左手の痺れ、呂律が回らないという症状がでました。 父は今までに大病、入院暦はまったくありません。 布団の中に入りたいというので立ったのですがフラフラ して倒れてしまいました。 これは普通じゃないと思い夜間救急にて受診いたしました。 ベッドには空きがあったのは後の話し合いで聞き、あったとのことです。 私は少し感情的になってしまい申し訳ない回答をしてしまったと反省しております。 話が戻りますが、診察が終わって父は先生の説明を聞いてる時も 立って居る事が無理でした。そして帰る時にも私が肩をかさないと 歩けず。こちらが話しかけても喋らずうなずくだけでした。 そして医師に言われた通り水を飲ませて寝かせました。 夜中は何回も父を見に行きましたが息をしていたので 大丈夫と自分の中で判断しました。 話し合いの中で私が矛盾、憤りを感じたのは以下の事です。 お返事が1000文字を超えてしまいました。続きます。
補足
(1)病院の敷地を出るまで患者を見なければならないのか。 (診てもらってる時からびっこを引いていました) この医師は神経学的には異常は見当たらないと言ったのです。 (2)体のどの部分が異常で沢山の水を飲ませてくれと言ったのかという 質問には(お風呂にも入ってお酒を飲んで脱水傾向にあったから) という答えでした。脱水は血の流れを悪くして、特に年寄りには 危険と言う事を後にしりました。 (3)限られた時間のなかで・・・と言ったのですが、どう限られていたの か説明もなく、もし脳出血などで手術の場合などどうしたのだろうか と考えました。 (4)何故、診療情報提供書の中には(虚血性脳血管障害のリスクがある事は 間違いないと思います)と書いて、その事を家族に説明してくれなかったのかという問いに 対して2分以上黙ったままで、その後に出てきた言葉が(もっと長いスパンで見て書いたんです)と言いました。 (5)(私の力が至らなく、結果こうなった事は申し訳なく思っています。お詫びいたします) と医師は言ったのですが、それからは事務方がその先生と一切の話を させてくれません。 (6)血圧の事も説明しないで、その医師は(私は翌朝、健やかに目が覚めると思っていましたからね~。といったのです。 私は本当に最善を尽くして頂いて、結果、脳梗塞になったのならどうしようもないと思っています。 ただ翌朝、別の病院に連れて行き即、入院となって脳動脈硬化もあると 言われました。動脈硬化というものは一夜にしてなるものではないです。 救急でかかった病院で何故もっと詳しく検査してくれなかったのだろうと・・・悔しいです。 長々とすみませんでした。ご回答に感謝申し上げますm(_ _;)m!!
- USB99
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どうして救急でのアダラート舌下が中止になったかというと、アダラートで降圧すると、脳梗塞の症状があれよあれよとでてくることがあるからです。私も、どうしても血圧を下げてくれないと帰れないという人に脳梗塞になってもいいという承諾書と、CT、神経学所見を一生懸命とって問題なしと診断してからアダラートを投与して10分後に脳梗塞を発症した人を経験しています。承諾書をとっていたのとラクナ梗塞で麻痺が残らなかったので家族にかえって気の毒がられました。 メーカーの添付文書にもまれに脳梗塞を発症すると書いてありますし、本症例では救急外来で血圧を低くしたらその場で麻痺症状がでたでしょう。その意味では、本症例では担当医は、高血圧緊急症でないので降圧の絶対的な必要性はない、降圧すれば脳梗塞の症状がでてくる可能性があるという説明(インフォーム)義務があったのかもしれません。そして家族が脳梗塞の所見が顕著になると困るから投与しないでいいという同意(コンセント)があるべきだったのかもしれません。 また、呂律についてはもともと滑舌が悪い人がいるので、パ行(顔面神経)、ら行(舌下神経)、ガ行(迷走神経麻痺)がちゃんと言えて鼻声、さ声(球麻痺)がなければ診断は難しいと思います。ましてや、MRIだと脳幹部でも拡散強調で早期にでますから一般的な注意義務は果たしていると思います。 後であーしておけばよかったとか後だしジャイケンでなんでも言えますが、大事な事は一般的な注意義務を果たしたかどうかが問題になります。MRIの所見がだれがみても異常なければ今の救急現場での医療レベルでは診断は困難な症例だったとおもいます。
補足
ご回答有難うございます。貴方様はお医者様ですか? 少し意見を述べさせていただきます。 私の父はめまい、頭痛、手の痺れ、呂律が回らない当の症状で 救急外来を受診しました。アダラートを使うとか使わないでは ないのです。もし血圧を下げるのが危険な場合は精神安定剤 特にデパスなどを使うようです。そして降圧剤を使うと言う意味 での危険性は脳梗塞より脳出血のほうではないでしょうか? >脳幹部でも拡散強調で早期にでますから・・・とありますが 脳幹部は脳梗塞の症状を長い時間、放置したための合併症です。 >今の救急現場での医療レベルでは診断は困難な症例だったとおもいます。 困難なら入院が妥当ではないでしょうか? http://www.med.net-kochi.gr.jp/sodan/sikkan/nousikkei/noukousoku.html
- Sommernatt
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No.2です。 すみません。一部勘違いして記載した部分があります。 『ただし、207/111は明らかに高いので、治療としてはバイタルを少し安定させた上で抗凝固療法を開始し1泊入院で様子を見るという措置をとるという判断は出来なかったのだろうか?という疑問はあります。』 脳梗塞と診断がついていたわけではないのでいきなり「抗凝固」というわけにはいきませんね。ただし、「疑い」を否定しきれなかった以上は入院措置を取るべきだったという見解には変わりありません。 インフォームドコンセントとは医師の説明に対して「はいわかりました。」と言うことではなくて、医師が患者の今後の方針についての選択肢(長短所を含め説明)を示し、患者側の意見も踏まえてアドバイスを行い、患者に一番納得する治療法を選んでもらうということです。「説明と同意」というだけではなかなかイメージがわかないでしょう。私は、インフォームドコンセントという以前に医師の「帰宅させる」という措置に疑問を感じます。
- Sommernatt
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確認させてください。 <1> 『MRI所見、神経所見に異常は見られないとの事でしたが病室から出てきた父はびっこを引いており、呂律も回っていませんでした。医師からは(幸い脳には異常は見つかりませんでした)と言われ血糖値が284あるので翌日、掛かりつけの近医に診てもらって下さいと帰されました。』 <2> 『カルテを開示してもらったところ血圧が(上)207(下)111でした。近医に書いた、情報診療提供書にも一切、血圧の事は書いてありませんでした。しかし、(虚血性脳血管障害のリスクは間違いありません)と書いてありました。』 <3> 『矛盾してるところもありました。カルテには(会話はスムーズ) とありましたが診療情報提供書には、やや呂律障害もあるようでした) と書いてあります。』 文章のみではその時の状況を100%理解することはできませんので、そのことをご理解いただいた上で参考までに以下をお読みください。 まず、受診時の症状から最終診断である「脳幹梗塞」を疑うことはできます。その上で<1>でMRIを撮って異常がなかっということなので、結果として「脳幹梗塞」の診断が遅れてしまったものの、『疑って検査をしたが異常がなかった』ということで、診療行為そのものに非はないと思います。これが当直医が脳外科や神経内科以外であれば、診察後、早急に専門医にコンサルトすべきでしたが、脳外科医が「異常なし」と判断した以上、その場ではその医師の判断が最も優先されたのは状況上そうならざるを得なかったと思います。結果として診察後の説明は<2>の内容にとどまったものだと思います。 <2>について、説明が本当にそれだけであったのならば不十分でしょう。その場で医学知識に疎い患者側が「はい、わかりました。」と言ってしまえば、説明は終わってしまいますからね。私個人的には本当に簡単に<2>といっただけであれば説明不足であり、高血圧であることよりも寧ろ「脳梗塞の疑いは完全には否定できない」ということは絶対に説明すべき事項であったと思います。<3>のカルテと紹介状の矛盾点ですが、これは患者の症状を見たタイミングで印象はことなるので100%おかしいと責めることはできないものの、まぁ「会話」の意味するところですね。精神症状としての「支離滅裂な会話はない」と言っているのかもしれませんし。(医学的に普通はそうは取らない気もしますが・・・) 最後に >血糖値286と血圧(上)207(下)111ではどちらの治療が 優先的か これは診察時に「お父様の普段の血圧はどのくらいかご存知ですか?」とか「お父様は高血圧はありませんか?」と家族に質問はありませんでしたか?またはお父様自身がそれを医師から確認されていますかね?これもひとつのポイントで、血圧は急激に下げればいいというものでもありません。ただし、207/111は明らかに高いので、治療としてはバイタルを少し安定させた上で抗凝固療法を開始し1泊入院で様子を見るという措置をとるという判断は出来なかったのだろうか?という疑問はあります。「脳梗塞を否定しきれない」と思っているのであればなおさらです。(これはご質問の文章からの想像に過ぎないので、当時に現場にしてみれば的外れな見解かもしれません。) 血糖値に関しては高いことは確かなのですが、身体的ストレスがかかった状態では上がることはあります。仮にご本人もご家族も知らないうちに糖尿病があったとすれば、ストレス下でそのような血糖値になることは考えられます。これが血糖値500mg/dlという値まで上がっていれば早急にインスリン静注を行うべきであったでしょう。その医師は背景に糖尿病があり、それを長年放置していたために脳血管障害もあると考えていたようですから、「画像上異常がないので帰ってよし」という対応を取ったのは私は疑問に感じます。
お礼
ご丁寧なご回答、有難うございます。 まず血糖値についてですが以前の検査で190あると 言われた事があります。その後、父は毎日7年間 欠かさず一万歩以上のウォーキングをしており 食事にも気をつかっておりました。退院してから 4ヶ月近くになり10日ほど前にいろいろと検査をしたのですが 血糖は92と言う事でした。 先ほど書き忘れたのですが不整脈がありましたので 脳梗塞になる前に携帯電話を持たせていました。 医師にも不整脈の事は告げたのですが特に心電図等はとって もらえませんでした。 血圧に関しましては診察の時には全く質問されませんでした。 血圧は看護記録にのみ書かれてありました。 病院側とは二度ほど話し合いをしたのですが その時も血圧が高かったという事はいわれず、 民事調停を行いましたが、病院側が何にも応じてくれませんでした。 民事調停の時にカルテを開示してもらって初めて血圧が 高い事をしりました。 その後、病院に血圧の事について説明して下さいと 言ったのですが、説明責任は全て果たしたのでこれ以上の 話し合いに応じる必要はないし、どうしてもというのなら 弁護士を通してお願いしますと言われました。 そしてMRI検査を含めて診てもらった時間は1時間弱でした。 最後の説明は(幸い脳には異常はありません。手の痺れについては 頚椎の異常からきてるとも考えられます。帰って水を飲ませて 寝かせて下さい)と簡単なものでした。 私は父が入院させてもらってその結果、脳梗塞になったのなら それを受け止めるしかないと思っています。 しかしずっとストレッチャーに横にならされていて、 歩いてもいないのに、カルテには(歩行OK)と書いてあり 殆どうなずくだけで喋っていないのに(会話はスムーズ)とカルテに書いて あるのがどうしても納得がゆきません。 そしてその医師は1回目の話し合いの中で(限られた時間のなかで) と言いました。どう限られていたのかの回答もしてもらえていません。 私の憤りはいまだに納まりません。
- tono-todo
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私は医療に関してはズブの素人ですが、説明されている事例とインフォームドコンセントとは別物のように思います。 事例は救急車で入院した患者の診断に際し、検査が不十分だった、診断に見落としがあった、可能性がある、ということです。 要するに問題点としてはインフォームドコンセントではなく「誤診」。 私は、開腹手術の経験がありますが、 手術をしない場合のリスク 施術中のリスク、施術中に発生する可能性のあるトラブルが発生した場合の対応と後遺症の可能性 について事前に主治医(執刀医)・麻酔医から説明を受けました。 これらを総合的に自分で判断して、手術を選びましたが、この一連の過程をインフォームドコンセントと言うと理解しております。
お礼
ご回答、有難うございます。貴方様は開腹手術をされたそうですが その際、手術をしない場合のリスク、した場合の後遺症等の 説明を受けご自分で選ばれたのですね。 私も選択肢があれば、いろいろ質問したと思いますが (糖尿病なので翌日、近医へ)と言われ情報診断提供書を 渡されただけでした。 詳しい説明も受けられず 血圧の事は全く言われませんでした。 手術もしないで、民事裁判をする方は居るのかも分からない しだいでございます。 ご親切に有難うございました。m(_ _;)m !!
お礼
おはようございます。ご回答有難うございます。 脳梗塞の前駆症状ですか。よくわからないので時間が 出来ましたら調べてみたいと思います。 確かに説明が欲しかったです。脳梗塞は急に倒れて しまうものとばかり思っていましたので 糖尿病と言われ何も疑いませんでした。 貴方様の言うとおり日頃の健康管理は自分でするしか ありませんね。 ただ私の父は体力もあり歳より若く思えたので 私も気をつけていませんでした。 これからは十分に気をつけて健康でいてもらいたいです。 ご丁寧に有難うございました。