倫理とは、本質的には「最大多数の最大幸福」に沿ったもののことです。
上の例で言えば、結婚前の同棲は、結婚後の相手との生活を予測する上で、とても助けになる行為だと思います。結婚してから一緒に住み、そうしたら相手の嫌な部分・合わない部分がわかり、後悔する、という結果を避ける事が出来るので、これは倫理的観点から言って、OKだと僕は考えます。
あと肉体関係についてですが、それは本人同士の望みに従っているなら、そして浮気などで不幸な人達が出てこない限りはやはりOKと思います。
倫理は「どちらの行為の方が、より多くの者が幸福になるか?」という観点です。どっちの方がより多くの人達が楽しくなれるか?とも考えられます。
多数の人達を傷つけて回る殺人犯を制止することは、倫理にかなっているでしょう。一人の人が亡くなるけれども、1万人の命が助かる解決策も、倫理にかなっていると言えるはずです。
世間で言われる「悪い行為」が、必ずしも倫理に反するわけじゃないことは多いので、倫理は自分で考える能力がある人じゃないと、上手に使いこなせない観点でもあります。
まずは、何が人を幸せにして何が人を不幸にするのか?を見極める、そして時が流れるにつれて、人にとっての幸福も移り変わっていくということを知ること、常に観察することを忘れないことが大切なのではないでしょうか?倫理とは各々の判断を基準にしたものだからです。
お礼
回答ありがとうございます。 詳しく説明していただいて、倫理の意味がわかりやすかったです。 >倫理は自分で考える能力がある人じゃないと、上手に使いこなせない観点でもあります。 倫理を知るには社会を観察することですね。自分の考えもしっかりと確立していきたいです。