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十二指腸潰瘍について教えてください
2年前に十二指腸潰瘍になり、薬を飲んでいるのですが 昨日、胃カメラを受けました、結果は潰瘍は治っている とのことでした。しかし、薬を飲み忘れると、まだ 痛むのですが、これって、治っていても、このようなことって あるのですか、どなたか、教えてください。
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十二指腸潰瘍は、完治していたとしても、他に転移しての痛みの可能性もゼロとは言えませんが、精神的なものからの痛みの可能性もまたゼロとは言えません。再度、違う総合病院での精密検査を、1日も早く、早急に受診されることをお勧め致します。
- kirara1990
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酸を中和する「制酸剤」しかなかった時代、安静入院と食事療法が 基本でした。ところが、酸分泌を抑える薬として昭和50年代後半に H2ブロッカーが、さらに平成になりプロトンポンプ阻害薬(PPI)が 登場し、潰瘍はごく一部の症例を除いて、なおすことはむしろ容易な 病気になりました。この他に粘膜を保護する薬や血流を高めたりする 薬もあり、これらを併用するのが一般的です。 薬を飲み始めると、すぐに痛みなどの症状はとれてきますが、すぐに 潰瘍がなおるわけではありません。症状がとれたからといって、 薬を飲まなくなると、いつまでたっても潰瘍はなおりません。 薬物治療が基本であり、食事療法として厳格なものはありません。 バランスのとれた、十分なカロリーのある食事を規則正しくとる事が 重要です。但し急性期には、アルコール、濃い茶、コーヒー 刺激物等は避けましょう。睡眠を十分にとることや、タバコをやめる ことも大切です。 このPPIをきっちり服用すれば胃潰瘍では約8週間(2ヶ月)、 十二指腸潰瘍では約6週間でほとんどの潰瘍は治ります。 「初期治療」と呼びます。ここで服薬を止めると再発する可能性が 高いので、予防のために「維持療法」を行います。 「維持療法」というのがくせ者で、折角しばらくの間きちんと飲んで いても、止めてしまうとまた再発することも多く、場合によっては 一生飲み続けなければならない患者さんもおられます。 近年、ピロリ菌を除菌することで、潰瘍の再発を抑えることが明らか になりました。一部の専門施設でしかできなかった除菌治療が 保険適応になったことで、「潰瘍治療」は大きく変わろうとして いるのです。