- ベストアンサー
内臓の縫合について
CATVの手術のライブ番組を見てておもったのですが、 1)血管などを縫合後、すぐ血を流してますが「漏れ」は大丈夫なのでしょうか。 少しづつ出血してしまうとかはないのでしょうか。 心臓なんか縫合後、すぐ動かしてましたし。 肺とか気管の「エア漏れ」も気になります。 2)縫合糸の結び目で糸を切った後、数ミリ程度端が残っていましたが、 これが他の臓器とか「つついて」キズつけたりはないのでしょうか。 なんとなく糸はテグスみたいに硬く見えるもので。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
1) 動脈の場合大きな血管であれば2層吻合します。内膜に糸が出ていると血腫形成の原因になるので中膜と外膜の吻合です。細動脈であればこれを1層で縫合します。この場合大切なのは適度なハウト(縫い代)をとることと縫い目の間隔で、ハウトが狭すぎれば裂けますし間隔が広過ぎればご心配のように漏れがでます。寄せるのに緊張(テンション)をかけすぎれば創に負担が大きくなり結果として縫合不全をおこしますからこれらを『適度に』調節するわけです。また心臓は可及的速やかに血流を再開させないと組織へのダメージが大きいですし、すぐに再開して漏れがあればその部分を補修しなければ手術を終えられません。もちろん微少なアナはあるでしょうがこれらは再開後の圧力による圧着と止血組織による穴埋めで十分に塞がれるはずです。ライブ手術を見せるくらいの腕前の医師であればこのさじ加減は間違いないでしょう。 2) テグスのようなということはナイロン糸でしょうね。ナイロン糸はすべりがあるため断端を多めに残しておかないと結び目が外れてしまう危険性があるのです。そのほうが怖いでしょ?まあ外れるときは何やっても外れるんですがそれが大きな理由です。糸を切る時にノッチを切る阿呆もいますがねぇ。断端が組織を傷つけるのは現実問題として心配無用です。 結局、大丈夫じゃなきゃしないよ(笑…最短の答え)
お礼
>2) アレはナイロンなのですか。 >結局、大丈夫じゃなきゃしないよ(笑…最短の答え) まぁ、そういってしまえば、そうだとは思うんですが。 「多少の出血はしょうがない」とかいう状態でやってるんだろうか・・・などと考えていくうちに 怖い考えになってしまったりしまして。