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胃切除後の鉄欠乏性貧血について

よく、胃切除後に鉄欠乏性貧血をきたすと言いますが、それは胃酸がなくなるために、Fe3+をFe2+にできなくなり腸から吸収されない、のが理由だと、教科書に書かれています。 そうすると、鉄還元反応には胃酸が関与していると言うことになりますが、胃酸ってその名の通り、強力な酸化剤ではないのでしょうか? そこの矛盾がよくわからなくて、この質問をしました。 ご存知の方はぜひ、ご教授よろしくお願いいたします。

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回答No.1

胃酸がある(pHが下がる)と鉄はFe2+になり吸収され、 胃酸が無い(pHが上がる)と鉄はFe3+になり、 吸収されにくくなります。 http://www2.eisai.co.jp/essential/fea/qa/ferro_28.html 酸化とは電子(e-)を失う化学反応です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%B8%E5%8C%96 つまり胃酸が無いとFe2+からe-が奪われて(酸化されて)、 Fe3+となる、という事です。 また、胃切除後の貧血は鉄の不足のみならず、ビタミンB12の 不足なども原因です。 http://www2.eisai.co.jp/clinician/cl_99_483/cl_99_483_03.htm http://www.akiyaku.or.jp/hyakuyaku/hyakuyaku.html?pmid=361

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質問者

お礼

非常によく分かりました. Fe3+は胃酸がないとFe2+になれず,鉄欠乏性貧血になるのですね. 逆に,Fe2+などを鉄剤などで直接摂取すれば胃切除しても吸収できるという説明も納得が出来ます. ありがとうございました.