公立では2002年度からの導入がすでに決まっており、好むと好まざるとにかかわらずそのときがくれば実施されます。 現在は第2、第4土曜日が休みになっていますが、基本的にはその延長線であると思います。 現行の休みになっている土曜日がどのように扱われているかというと、表向きには子供たちの地域活動への参加や、家庭での家族とのふれあいなどといわれています。 しかし実態は部活動の練習や塾通いや、ただただぶらぶらしている等に費やされています。 私の住んでいる地域では小学生には子供会などの組織があり、それなりに子供たちに対する地域としての働きかけができますが、中学生に対しては何も組織がありません。ですから、部活動や塾に行っている以外の子供はすべて自主性に任されているのが現状です。 その上今度は完全週休2日にしようというのですからPTAとしては大変頭を痛めるところです。 国は週休2日の導入理由の中に地域とのコミュニケーションやボランティアなどを掲げるのであれば、そのための地域の環境整備をもっと積極的にやるべきだと思います。子供を健全に育てるのは大人の責任であり、地域内での大人とのふれあいの欠如が叫ばれておりますしそのとおりだと思いますが、上からこうしなさいと言っただけではうまくいくものではないと思います。
またこの件はPTAの会長会議などでもよく話題になっていますが、多くのPTAが学校のある土曜日に会議を開いていました。それによって仕事をもっているお父さん、お母さん方が参加できたのです。これからどうなるのかという不安を持っているPTAもたくさんあります。 先生方にしても部活動に熱心な先生と、あまり熱心でない先生との格差が今まで以上に広がってしまうと思います。
結論としては、私は基本的には導入に反対ではありませんが、そのための条件整備をしっかりと国、自治体、教育委員会、学校、地域、保護者が連携しておこなって欲しいと思います。