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学校週5日制について
家庭教師をしていますが、 学校週5日制の影響で、 本来だと一年間で終えるべき数学や英語の教科書を 学校で教えきらずに残したままで春休みに突入する学校や、 定期テストをしたあと、返却しないまま長期の休みに突入する学校が 増えてきていますが、 皆さんはどのようにお考えか、ご意見を賜りたく思います。 宜しくお願いします。 個人的にはこれらの学校はもってのほかではないかと思うのですが、 賛否両論いろんな立場の方がおられると思いますので 宜しくお願いします。
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塾講師、家庭教師経験者の3人の子を持つ母です。 確かに一年間で終えるべき教科書を残す例は多いですが、塾等に通う子供達は学校の授業を先取りしていますし、塾ではしっかり一年分を終らせている子がほとんどです。 教育に熱心な親は、はなからゆとり教育や学校(特に公立)に期待しておらず、その分塾や家庭教師にお金をかけたり、都市部では早くから小学校・中学校受験を目指します。 中には受験に集中できるから、五日制でいいという親もいます。 学力=親の経済力等と言われるのはその為です。週5日制が益々それに拍車をかけた感じがします。 テストの成績をグラフにすると、昔はある程度出来る子が多く、すごく出来る子とすごく出来ない子が少ない山型だったのが、今は真ん中が少なく、すごく出来る子と出来ない子が多い谷型になります。 うちの子たちも、80点台では30番にも入れません。 でも指導力のない教師が増えていることも事実ですが、入試を経て篩にかけられて入学してくる私立や、成績でクラスわけをする塾等以外では、学力差のある生徒をいっぺんに40人近く教えなければならない教師の苦労も大変なものだと思います。 また一所懸命準備をして授業に臨んでも、塾でとっくにそこは終っている子供達もいる中で、生徒をひきつける授業をするのは余程の力量が必要とも思います。 やらせだ未履修だとテレビで騒いでいましたが、そもそも実際の教育現場から離れた人が机上の議論で決めている限り、これからも色々な問題が起きるでしょうね。
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- asaka3
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学校外の現場から、いろいろな危機感を感じられてのご意見ですよね。 結論から言うと、その学校の教師の怠慢だと思います。 1 週5日制になったとき、学習内容はそれに合わせて減っている。 つまり、消化しきれない量ではない。 2 学校は、教科書「で」教えるが、教科書「を」教えるところではない。 学習すべき内容に対して、教科書は贅肉が多いと思います。 つまり、教材研究をしっかりやって計画的に進めれば おっしゃるようなことは起きません。 定期テストについても、論外だと思います。 いわゆる「ゆとり」教育については、誤解があるようです。 子供や教師が「楽をするゆとり」ではなく、 知識や技能以外に「意欲や思考力をも高めるための時間のゆとり」を持たせる趣旨でした。 日本人は、社会に出たときに問題解決能力が低い点が指摘され、改革されてきたところです。 知識があっても使えない、知識を得るためのスキルが身についていない、 必要な仕事が考えられない、等。 学力低下の一因として、日本は家庭学習の時間が諸外国にくらべて著しく低くなっていいることがあると思います。 それは、ゆとりの意味を勘違いした大人たちが 子供の意欲を奪うような追い込み方をしたからだと思います。 意欲を高めるための「ゆとり教育」が、大人の誤解によりゆがめられ、 (ある意味、商売として親の焦りを生むために利用され) 子供たちに知識偏重の詰め込みを継続しようとした結果、今の状態があると思います。 学習に対するモチベーションについていえば、 私が思うに、小学校1年生での個人差がうんと広がりました。 私の子供の頃は、学校でやること聞くこと見ることすべてが刺激的で、 好奇心がくすぐられましたが、 今は、当時よりも工夫した授業がなされているにもかかわらず、 (参観に行くと教える一辺倒ではなく、いろんな活動をしていますね) 関心が持てない子が多いように思います。 学校、学習以外にも、「刺激」が多くなり、 ちょっとやそっとの刺激では脳が働かなくなっているのではないかと思います。 最後に週休2日をなくすことについてですが、 5日でこなせるカリキュラムになっていること(教師がやればできる) No4の方がおっしゃる現場の忙しさは、日数が減ったことと無関係であること (仕事内容としては、授業以外の事務量が激増した。 総合的な学習の時間の導入により、外部機関との連携が増え、 連絡調整などの仕事量がものすごく増えた。 また、それをこなすために土曜出勤されたり、家庭に持ち帰ってやって いたりするようであり、6日あれば仕事が減るということはない。) 他の学力先進国の授業時数にくらべて、日本の授業時数はむしろ多いこと から考えると、 質問者様のねらう趣旨に対する改善案にはならないと思います。
お礼
大変しっかりとした回答有難うございます。 教師の怠慢、「ゆとり」教育に関する誤解、 家庭学習の時間の減少、関心が持てない子の増加が 歪んだ社会を平然と創っていくことに繋がっていくのですね。
大学生です。 公立学校の授業数が減らされても、私立の進学校は減らしませんから、公立校と私立校の差がより顕著になってきていると言えると思います。 もともと私立のトップ進学校のようなところだと、二年生の時には三年生の分の最後まで終わり、後の一年間は受験対策の勉強をやると言うようなところもあります(私は公立校でしたが、私立校に通っていた友人と塾の先生の話で聞きました)。 それに対して公立校の生徒は受験直前になってようやく教科書を終えるぐらいですから、塾などに通わなければ私立校の生徒との間に大きな差が出来てしまっている状態になります。 私の経験でも、ぎりぎりまで授業をやって、日本史では私立受験に重要な近代史を早足で終えてしまったということがありました。 私立や塾に子供を通わせられない親(公立しかいかせられない親)は一定数いるのですから、このまま公立校と私立校、塾に通っていること通っていない子の差を放置しておくと、まさに「教育格差」が顕著になってしまうと思います。 週休二日制をやめるべきです。 ちなみに、週休二日制をやめたら教師が反対すると思われるでしょうが、現場の教師の話ではむしろ週休二日制になってから仕事が厳しくなった(詰め込まなければいけないため)ので、反対する人もそこまでいないと思います。 テストを返さないのは論外だと思います。
お礼
回答有難うございます。 ぎりぎりまで授業をやって、早足で終えてしまったら なかなか興味や関心を持てませんよね。 間もなく、少子化に伴う大学「全入時代」がやってきます。 なのに、教育現場では「格差」が縮まりません。 詰め込み型の学習では「馬耳東風」になってしまいがちが、 ゆとり型では、「格差」社会に拍車がかかってしまいますね。 昔はそんなこと、なかったですよね。 いつの時代でも、「古きよき伝統」は継承していくべきだと思います。
学校週5日制が与えてる影響はかなりあります 一学期の範囲が二学期に二学期の範囲が・・・ しかし最終的に三年の二学期にはほぼ範囲が終わります 私の学校は定期テスト二日後には返ってきました こういうのは学校によるのではないのでしょうか 教師にやる気があっても出来ない場合もあります だから学校週5日制を学力低下の理由には出来ません そもそも学力低下は家庭学習習慣の消滅にあると思います 授業は学力にそれほど関係ありません モチベーションという意味ではありますけどね
お礼
回答有難うございます。 日本人は学習におけるモチベーションが 他の国の人より低いことが 先日新聞各紙やインターネット上で 多数報道・公開されました。 「生涯学習」というすばらしい言葉があり、 実践されていらっしゃる方がおられる一方、 現状はモチベーションが低い人も多いことは事実です。 やはり興味・関心って大事ですね。
- kazu1127
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塾の講師をしています。確かにそういう学校は多いですね。 私の教えている子供たちの学校もみんなそうです。 まず教科書の件ですが、あれはもともと一年間で全部終わらせるようには出来ていないようです。実際、単元の間にあるリスニングや会話のセクションなどを真剣にやっていたら間に合いませんからね。 間に合わなかった分は翌年にしっかりやってるみたいですよ。 次に試験の返却の有無ですが、私は私立中、高でしたが、どちらも期末試験は返してもらえませんでした。常識的に考えれば返すべきなのかも知れませんが、そこは先生の裁量でしょうし、返却されたところで生徒も捨てるか放置かですからね。。。 悲しいかな、これが現状です。
お礼
有難うございます。英語の場合は単元の間は 飛ばすのはまだいいかと思います。 社会系科目は今の質問には想定していませんが、 明らかに一年で終われるほど薄い教科書であることの多い 数学や英語は困りますね。 試験返却は先生の裁量ではありますが、 真面目にやってる生徒のことを第一に考えてやるべきだと思います。 復習のしようがないですよね。 テスト返却しないと 本当の点数と違った点数が付いていても分からないのではないですか?
補足
やはり、 学力は全体的に低下してきていると見るべきなんでしょうか?
お礼
回答有難うございます。 学力=親の経済力というのは怖いですね。 生徒をひきつける授業は、 非常に難しいですが、やりがいはあると思います。 実際は興味を引き出すよりも、 成績を伸ばすことが期待されますが、 興味や関心なくして成績の向上はありえないのではないでしょうか。