- ベストアンサー
あなたにとっての「サブカル」とは?
アンケートのカテにしようかと迷ったのですが、 こっちの方がもっと濃い(?)お答えがいただけるかと思いました。 「サブカル」というとどのようなキーワードがあるでしょうか? 人名でも、作品名でも、ムーブメントでも、 どんなもの(こと)でも構いません。 出来ればそのキーワードのサブカルたる所以のようなことを一言書き添えていただければうれしいです。 こちらに知識が乏しく、簡潔なお礼になってしまうかもしれませんが、 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
サブカルチャー自体は好きです。特に、小説家の山本弘が中心となってやっている「トンデモ本」研究は、読んでいて楽しいし、「世の中にはこんなに非常識な人がいるのか!」という驚きを与えてくれます。本来、歴史に残る価値などない本ばかり紹介・分析するというスタイルは、まさにサブカル的です。書いてあることはまっとうな論評が多いのですが、さぞかし書いていて楽しいだろうと思います。また、「五島勉がノストラダムス本を書かなければ、地下鉄サリン事件は起きなかったに違いない」という主張には、説得力があります。 サブカルでわたしが嫌いなのは、1980年代に流行った哲学の一派で、構造主義という系列に入る人たちです。これは、本家のフランスでは意味のある哲学だったのですが、日本では哲学書を持ち歩くことをファッションの一部にしてしまうという、哲学バブルとでも言うべき、困った現象を生みました。構造主義の本を持ち歩いている人は多くても、理解していた人は少なかったことでしょう。これをニュー・アカデミズムと称して持ち上げてしまったマスコミは共犯者だと思います。わたしのようなドイツ古典哲学をベースにした人は、彼らから見ると時代遅れの愚か者なのでしょう。こちらから言えば、「交換」や「リゾーム」や「浅田彰」といったキーワードを見るだけで、大体、相手の言いたいことは分かりますし、ほとんど無視しています。
お礼
細かいご回答ありがとうございました。 サブカルといっても奥が深いですよね。 「ニューアカ」ブームというのは、私も大学生の頃だったと思います。 すごく流行りましたよね。「構造と力」(でしたっけ?)がベストセラーになって。わたしには全くチンプンカンプンで、世の中にはこういうのを理解できる人が居るのだなあと感心した記憶があります。 まあカントやヘーゲルだってチンプンカンプンには違いありませんが・・・ わたしのように「わからないし流行ってるからキライ」というのと 「理解は出来るけど、キライ」というのの違いですね。 とても参考になりました。