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自宅で死を迎えることは難しい?

人生の最期を自宅で、家族に見守られながら安らかに迎えることは、昔も今の多くの人が望むことではないでしょうか。しかし、一般には、適切な手当を受けずに病状が悪化して死に至ることは、想像するほど簡単なことではないという話をときどき聞きます。たとえば、食べられなくなって衰弱し、ミイラのようになっていく様子を目の当たりにすることは、家族にとっても耐え難いものであるとか、呼吸ができなくなって苦しみ助けを求める人に、何もしてあげられないのは、とても辛いという話です。 私は、たとえば、食事が摂れなくなれば、身体は少しずつ弱り、病が身体を浸食し、痛みや苦しみに耐えられなくなるようなことがあれば、これも自然に意識が遠くへ行ってしまう。そして、いつかそのまま戻らなくなる。漠然とではありますが、そのようなイメージを持っています。 ほんの50年ほど前までは、たくさんの人が自宅で死を迎えていたと思うのですが…。今日のニッポンで、自宅で死を迎えることは、それほど困難なことなのでしょうか?

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  • kabasan3
  • ベストアンサー率50% (9/18)
回答No.6

 自宅で死を迎えることは、確かに簡単なことではありませんが、本人も家族もそれを望むのであれば可能でしょう。在宅死を支える仕組みはまだまだ不十分ですが、徐々に整いつつあります。  介護保険も医療保険もありますし、昨年から「在宅療養支援診療所」というのが制度化されています。 http://www.wam.go.jp/iryoappl/menu_control.do?init=y&scenario=b4  在宅療養支援診療所の医師は往診をしてくれます。また最期は自宅まで来てみとってくれるので、警察を呼ぶ必要はありません。末期がんの場合、訪問看護は医療保険で受けることができますので、介護保険の利用限度額を訪問看護以外のサービス(訪問介護など)に回すことが可能です。このように制度を上手に活用すれば、家族の負担を軽減することができます。  私の住む地域にある在宅療養支援診療所は、訪問看護事業所、訪問介護事業所などと連携しながら24時間体制で、多くの在宅介護を支えており、自宅でのみとりも多く手がけています。  自宅で穏やかな死を迎えるというのは大変なことですが、条件が整えば不可能ではありません。  ただ、いくら上手に制度を活用しても、家族への負担は避けられません。いくら本人が自宅で死にたいと強く願っても、それを支える家族がいなければ在宅で死を迎えることは難しいと言っていいでしょう。  また、在宅介護・在宅死を支える体制は地域によって違いがあります。サービスの少ない地域であれば、困難は増します。  もしあなたが、自宅で死を迎えたいと望むのであれば、家族とよく話し合い、支えてくれる医師や事業所を探してみることをおすすめします。

参考URL:
http://www005.upp.so-net.ne.jp/zaitaku-hospice/
keisuan
質問者

お礼

自宅で死ぬということは、医療制度のテーマであるだけでなく、家族の絆に深く関係するテーマであることに気づかされました。また、在宅死を支える体制の地域による違いについて、今後、できるだけ格差がなくなればと思いました。

その他の回答 (5)

  • mizelva
  • ベストアンサー率25% (11/44)
回答No.5

医療機器が整っている病院の方が、死ぬまでの曲線が緩やかになるということです。家だったら苦しくなってもがいて・・気づけば天国ということ。酸素吸入の問題です。 これでは家族に何も伝えられず死んでしまいます。 病院で入院すれば、それだけ長く生きられるということです。 私の家族が夏に亡くなりましたが、死ぬ2日前、遺言をもらいました。 もう話せない状態だったのにしっかりしゃべってくれました。 ぜひ家族にたくさんメッセージを残してあげて下さい。

keisuan
質問者

お礼

回答いただき、ありがとうございました。参考にさせていただきます。

  • K38T
  • ベストアンサー率52% (11/21)
回答No.4

 体験談です。私は父を在宅で看取りました。嚥下性肺炎だと思います。病院に行って何をするのか考えました。父は痴呆があり、はとんど寝たきりになっていました。病院に行って、点滴をして治るのか、考えました。治るかもしれません。しかし、確実ではありません。母も父が畳で死にたいと言っていたので、入院せず家で看病しました。訪問看護の方に点滴をしてもらい、時々はタンをとっていました。  私は看護師です。だからこそ、病院での医療の限界と本人の意思を尊重し在宅で見取りました。往診も受けていました。  家族、本人が望めばできると思います。しかし、24時間体制です。大変は大変でした。

keisuan
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございました。たいへん参考になります。

  • 1manbou
  • ベストアンサー率43% (62/143)
回答No.3

皆様そのように望まれることだとは思いますが、 看護、介護が出来ないというのが現状ではないかと思います。 核家族化が進み、「老老介護」が増えている今、 24時間の介護は本当に辛いです。 介護保険を利用するにも、タダではありませんし・・・。 お金は天から降ってきませんし、かといって 徐々に病状は悪化しどんどん大変になっていきます。 これは肉体的な問題です。 精神的にはご質問者様のおっしゃるとおりだと思います。 また、法律的には他の回答者様のおっしゃるとおり面倒です。 警察が来て、ちゃんと調べます。 蛇足ながら、救急車には「死体」は乗れないので、生きているうちに病院で医師の元に運ぶことになります。 (心配停止状態は死亡確認されていないので、まだ死んだとはいえないということだそうです) 寂しい話です。 http://care.toshiba.co.jp/care/hanashi/kadono/kadono04.htm http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/arch_new/wed/60621.html http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8B%E8%AD%B7

keisuan
質問者

お礼

本当にそうかもしれませんね。参考になりました。ありがとうございました。

  • nayon
  • ベストアンサー率22% (10/45)
回答No.2

経験談ではありません。 言葉で教えていただいたことがあります、家の同居人が死を迎えるに<重要なポイントになる>ということでした。 救急車を呼ぶ、警察に連絡する。 これらは、身内の者が自分で判断する前に、行動してしまうということです。 それが、病院行きに繫がり、病院で最後を迎えるというスタンスになるらしい。 ですから身内に、事前にきっちりとした了解を得ることが大切になるというお話でした。 誰も自分の行為を、批判されたくはないという防衛本能があるということでしょうか?

keisuan
質問者

お礼

なるほど。そうですね。ありがとうございました。

回答No.1

困難かどうかは解りませんが、自宅死の場合は警察が調べに来るので面倒です。 適切な治療を受ける事が必要なのでしょうね。

keisuan
質問者

お礼

ご回答下さり、ありがとうございました。参考になりました。