上げる方
日本場合、乾燥するのは冬ですから。
加湿器などが無かった時代は、(石油)ストーブや火鉢の上にヤカンを置いて、蒸気をガンガン出していました。同じく、金だらいに水を入れて沸騰させている家庭もありました。もちろん時々水を足してやります。温水器なども無かった時代ですから、こうして沸かしたお湯は湯たんぽ・洗顔などにも使っていました。私の家では、火鉢の上に鍋をかけて、よく豆を煮ていました。これも調理と加湿の一石二鳥でした。
下げる方
こちらは、梅雨時から夏にかけての話になると思います。
家電製品が無かった時代に部屋の除湿をするのは、ほとんど不可能でした(私が子供の頃は、デパートに冷房が無くて、夏になると氷柱が置かれていたくらいです)。押し入れなどには、炭を木綿の布に入れて置いたりしていましたが、効果の程は? 窓を開けて風通しを良くするくらいしか方法が無かったと思います。もちろん、今のように除湿剤のようなものはありませんでした。
実験室の中でやるということであれば、ケミカルな手法はいくらでもありますね。