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子宮内膜症による不妊の可能性
- 子宮内膜症が不妊の原因になることもある
- 一部の人は症状がないが、不妊だけが内膜症の症状として現れることもある
- 腹腔鏡検査で内膜症の有無を調べることを検討中
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こんにちは。 >私のドクターからは症状が全く出ない人もいて、不妊だけが内膜症の症状という人もいると聞きました。 はい、そうですね。内膜症があると、サイトカインやマクロファージなどの大雑把に言うと「妊娠を妨げる要因になる物質」がお腹の中に多いのです。 「子宮内膜症なら必ず不妊だというわけではありませんが、不妊の女性に子宮内膜症が多くみられるのは事実です。原因としては、「癒着による卵管の閉塞や運動障害」「子宮内膜症患者では腹水が増加しており、その中に含まれるサイトカインという物質による精子の機能低下」「プロスタグランディンによる卵管異常収縮が、卵の輸送や受精をじゃましたり、受精卵の発育を障害するから」などが考えられています。」 http://www12.ocn.ne.jp/~hokura/lady/lady_04.html ↑もう少し良い解説をしているサイトがあったと思うのですが、即でて来ないので許してください。まぁ、そういうわけなんです。 ですが、ここで気づいて欲しいのは全て体外受精なら回避できる問題ばかりだということですよ。体外受精なら... ・卵管が癒着していても閉塞していても関係ありません(あればいい)。 ・精子が腹水に触れることがない(受精は体外)。 ・体外で着床寸前まで培養した胚盤胞を移植すれば、胚は卵管に移動することなく速やかに着床できる。 内膜症が妊娠を妨げる直接の原因は体外受精でかなりの部分回避できるということになります。 ただ、チョコレート嚢腫がある場合にはケースによっては良い卵が育たないことがそもそも問題だったりすることもありますので、一筋縄ではいかないのが現実ですが... >そこで体外受精の前に腹腔鏡検査で内膜症の有無を調べようか考え中です。もし内膜症が発見されればレーザーによって除去し、もう1度だけ人工授精をしてみようと思っています。そうでなければ内膜症が不妊の原因でないと分かりますので、体外受精にステップアップします。 ちょっと整理して考えましょう。 ・腹腔鏡検査をして内膜症が証明され処置をした場合→もう1度だけ人工授精 妊娠しなかったら内膜症が原因ではなかったということになりますかね?人工授精の妊娠率って低いですよ? 妊娠したとしても内膜症が原因だった証拠にはなりません(^_^;) でも妊娠すればそれでいいのですけどね。 >ただ、腹腔鏡検査は全身麻酔ですし、危険も伴うということなので、そこまでして内膜症の有無をハッキリさせる価値があるかどうか判断がつきません。 私は腹腔鏡検査も受けた経験があります。原因不明でそれ以前の検査では何も出なかったので。果たして腹腔鏡検査をしたら...何も出ませんでした(笑) ただ、極初期の内膜症病変(ブルーベリスポット)はいくつか見つかったので、日本では保険適用にするためにレーザーで灼く処置をしました。ブルーベリースポット程度の内膜症なら、初潮から10年以上経過している女性なら大抵見つかります。もちろん主治医の見解は「こんなものが不妊原因にはなり得ない」です。 私はその後、一度の自然妊娠→流産を経て体外受精をしたらいとも簡単に妊娠しました(何度もです)。なので、検査では証明できなくても「体外受精でよく解決できる原因があった」ということだろうと結果的に考えています。 なので私としては腹腔鏡検査せずに体外受精をお勧めしたいですが、それはせいぜい一回30万円で体外受精が受けられる日本ではの話。もっと多額の費用のかかる海外ではそう簡単にお勧めしてはいけないでしょうかね?? ※内膜症の血液検査は「CA125」という卵巣ガン等の腫瘍マーカーを転用したものです。軽度の内膜症だと上昇しないし精度もあまり高くありません。海外での評価はよく存じません。
お礼
ameyo さん こんにちは。いつもご丁寧な説明と的確なアドバイス、ありがとうございます。 ご紹介頂いたリンク、とても参考になりました。私もインターネットで色々調べたのですが、あのサイトは見つけられませんでしたので。 >>妊娠しなかったら内膜症が原因ではなかったということになりますかね?人工授精の妊娠率って低いですよ? >>妊娠したとしても内膜症が原因だった証拠にはなりません(^_^;) でも妊娠すればそれでいいのですけどね。 仰るとおり内膜症があったとしてそれを除去し人工授精に臨んでも、確かに結果を得られない確立の方が高いです。費用と成功率を補足しましたのでご覧下さい。 内膜症が原因になっているかどうかは結局のところ分からないと思います。ただ、このままIVF にステップアップして成功しても、内膜症があるかもしれないという気持ちを持ったままだと「治してIUI をしたら、もしかしたら妊娠できたかもしれないなぁ」という後悔?をしたくないからというのが大きいです。 ameyo さん仰るとおり、日本と同じ30万円程度で体外受精が出来るのであれば迷わず直ぐステップアップすると思います。が、補足させて頂いたよう日本円で100万円を超える額ですので、内膜症を治して、24%の確率に賭け人工授精で成功すれば費用をグンと抑えられます。お金と子供を天秤にかける気はなく、IVF が最善と納得して受けたいと思っています。 私の場合、超音波でチョコレート嚢腫は見つかっていませんし、HSC の結果も異常なしでした。ameyoさんも検査で分かる理由はなかったとのことですね。内膜症がなくてもピックアップ障害が起こるかどうか勉強不足で分かりませんが、もしかしたら何か他の原因で起こるピックアップ障害だったのかもしれませんね。 血液検査は精度があまり高くないと言うことであれば、それでアメリカではしないんでしょう。私は日本で不妊治療をしたことがないので分かりませんが、とにかく最先端で、治療に本当に有益と思えることでなければしない傾向があります。私のドクターがそうなのかもしれませんが。 決定しなければならない時期までまだ少し時間がありますので、改めてリサーチし良く考えて結果を出したいと思います。 本当にありがとうございました。
補足
それぞれにかかる費用とその成功率を補足致します。(あくまでも私のドクターに関するものです。が、一般的な金額でもあります。) 人工授精 費用: $1,000~$2,500 (薬/注射、超音波、血液検査、IUI)、成功率: 24% 体外受精 費用: $12,000~$13,000 (IVF, Assisted Hatching, Implantation Glue, 薬/注射、超音波、血液検査)、成功率: 60% 保険は全く適用されません。