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ウィンドウズMEの「メモリー管理の弱さ?」について
メモリ増設のきっかけ(目的)は、最近デジカメを購入したので、その編集をするに当たって「少しでも快適になれば」という事でした。そして、現在256MBのメモリーを512MBにしたら、若干でも効果はあるのかな?ということです。 ただ、システムリソースの件で実感(こちらのでの質問等のお陰でリソース自体は起動時84%まで確保出来、基本的には快適に使用させて頂いております。)した、何かと問題の多いMEですので嫌な予感がした為、メモリーの購入前に調べておこうと思い、いつものようにこちらで過去ログを「メモリー 増設」などで検索したところ、案の定様々なお話が出てきました。。。 メモリーの相性や、512MBにしたときの同期がシビアになる等々、殆どの事は皆さん同意見でしたし理解出来たのですが、一つだけ微妙に意見が分かれてて気になった事が「MEはメモリーの管理が弱い」と言うことについてです。 「128MBが限界でそれ以上増設しても効果はない」「256MBが限界」「大量の画像処理なら少しは効果が期待できる」等々です。 共通して言える事は「MEの場合、256MBから512MBにしてもメモリー増設に過剰な期待は出来ない」と言う事は理解出来るのですが、今回の私のケース「画像処理ソフトを使用して、500枚~3000枚(JPEG画像で30MB~200MB程度)くらいの画像をサムネイル表示したり、画像処理をする」の場合に、どれくらいの効果があるのか?或いは全く効果は期待出来ないのか?という程度を知りたいです。 CPU自体もceleron667ですので、本来ならPC自体を買い換えればいいんですが、来年の夏までは予算の都合で難しいので、1万円程度で効果があるなら、チャレンジしてみようかな~、と考えています。 分かりづらい部分はお手数ですが、補足要求を頂ければと存じます。 宜しくお願いします。
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まず、次の点から説明しましょうかね? 「128MBが限界でそれ以上増設しても効果はない」「256MBが限界」「大量の画像処理なら少しは効果が期待できる」 これは、何が期待できるかご存じですか?メモリに何を求めた時に期待できないのか分かりますかね? 「増設しても効果はない」と書いてありますが、どういう効果がないのか書いてありませんよね。 どのような効果でしょうね?その効果はあなたが求める効果と思いますか? そこが、この問題の要点です。 Q/画像をサムネイル表示したり、画像処理をする」の場合に、どれくらいの効果があるのか? A/基本的に、メモリの本来の役割を考えれば増設しただけ効果が期待できます。ただし、本来の役割以上を求めると128MB以上のメモリを入れても効果は期待できません。まあ、明確に言うとパソコンの起動やソフトの動作全体の「処理速度」の向上を求めた場合には128MB以上のメモリを増設しても速度が上がりません。 しかし、メモリを増設することである一定の量を超えるメモリを増設すると恩恵は少なくなるのですがフリーズの低下、ハードディスクアクセスの軽減による大容量データ処理の円滑化は可能になります。(たまたま、128MBがこの恩恵が少なくなるポイントです。WindowsXPでも512~768MBを越えるとこれに近いことが発生します。WindowsMeほどバカではないですけど) メモリの役割は元々低速なハードディスクなどの各種ドライブと高速なCPUとの間で速度のギャップを調節する役割があります。Cerelon667MHzで言えば、CPUとメモリ間の速度は528MB/sとなりますが、メモリとハードディスク間の速度は最新のハードディスクでも最大70MB/s前後がせいぜいです。 そのため、よく使うデータから順番にメモリ上にキャッシュとして保存しておき、それでも収まらない物は、ハードディスク上の仮想メモリ(仮想キャッシュ、スワップ)に保存します。メモリに収まらないデータが多いとCPUがどんなに高速でもハードディスクの速度が遅いため、データ転送がとぎれがちになり、CPUの処理に遊びが発生します。メモリを増やすことで速度があがるのは、メモリに収まりきらないデータを減らしこの遊びを軽減するための物なのです。これは、OSの安定性の向上にも繋がります。(WindowsMeではこの効果が大きい) ということで、大容量のデータを扱う場合は、WindowsMeでも効果は期待できます。 なぜ「大容量のデータを扱うときか」というとWindowsに限らず、一定のメモリ量を超えるとWindows(OS)の基幹部分(OSのよく使う根本部分)はメモリ上に保存されますよね。だから、OSの速度は常にCPUの最高速度で処理できCPU自体に「遊び」がなくなります。さらに、Windows上で動作するプログラム部分も多少確保できるほどメモリに空きが確保できここでもCPUの遊びが減るのです。 そうなると、体感速度はあまり上がらなくなる。 (これがWindows9xでは速度全体の向上は128MBです。Windows2000では512MB~640MBぐらい、WindowsXPでは512MB前後~768MB前後で通常のオフィス処理の速度は打ち止めになりその他の大容量処理は速度が向上します、9xでは以下の理由でそれも少ない) Windows95/98/98SE/Me(9x)では、もう一つ16ビットでできたWindowsの基幹部分が基幹にあるという点がありそのメモリ管理がうまく働く限界が128MBという点があります。それ以上では、データを本当に一度に大量に扱わないと効果は期待できません。 上プラスもう一段速度が上がらない要因がさらにあるということです。 それだけのことですね。ちなみに、メモリ増設に対して速度向上はWindowsMeでは64MB→128MBでは約5割の速度向上があります。128MB→512MBでは一般的なメモリベンチマーク速度自体はほぼ変わりません。そのため、速度を期待している方はWindowsMeでは増設しない方が良いです。他の面でメモリが与える安定性など速度以外の総合的な恩恵を期待するなら大きな効果ではないですが価値はあります。(リソースは増えません)また、一度に一つのデータ(ソフト)のサイズが大きい場合などには効果があります。 以上ですね。メモリは最近安いですから、増設する価値は以前よりありますよ。それに、「画像をサムネイル表示したり、画像処理」であれば、間違いなく効果が期待できますから良いと思いますよ。後は、どれだけ大容量メモリを生かせるチャンスがあるかです。それによって、増設するメモリ量を決めましょう。
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ファイル名を指定して実行で、system.ini 入力して開き [386Enh]の最後の行に下記の行を付け加えると、物理メモリがある程度使われてから 仮想メモリが利用されるようになるので試してみてはいかがでしょうか。 ConservativeSwapfileUsage=1 以下参考ページ。 http://sound.jp/samplitude/dawpc3.html http://www.fin.ne.jp/~yokubota/giga/Win98&ME_Tips&Tricks.html それからMEでこの設定をしますとエラーが少なくなるようです。 (パフォーマンスが下がることがあると書かれていますが、メモリをいくらか食うからです) http://www.microsoft.com/japan/enable/training/kblight/T006/4/14.htm
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omitoronさん ご回答頂きありがとうございます。 早速ご紹介頂いた各HPを見ておりました。 なるほど、こういう手法もあるんですね。今までは、この様な書き換えについては、スキルの浅さから少々逃げていた部分もあるんですが、ご紹介頂いたHPは内容も分かりやすく、この機会に少しチャレンジしてみようかな~と思っています。 参考HPを見ていると、いずれにしろメモリを増設してからの方が効果的と思われますので、明日にでもメモリを増設してから試してみたいと考えております。 非常に興味深いお話をご紹介頂き、誠にありがとうございました。
想像したほどの変化は無いかもしれませんが、増やした分だけ快適度はUPしていますよ(^.^) 64MBではHPビルダーを1回立ち上げて、1ページいじるごとに再起動が必要でしたが、512MBにしてからは(不意に固まることはあるのですが)IEとビルダーと・・印刷もして・・という同時進行が可能になりましたから。
お礼
早速回答頂きありがとうございます。 質問自体が「効果の程度」のような漠然としたものでしたので、具体的なご経験をお話頂いて、とてもよく分かりました。 ありがとうございました。
お礼
partsさん 詳細な解説を頂きありがとうございます。 私の表現力不足と文字制限の関係で分かりづらい質問にもかかわらず、的確にお答え頂き感謝しております。 過去の様々なログ等を読ませて頂いて >ということで、大容量のデータを扱う場合は、WindowsMeでも効果は期待できます。 ↑ ここまでのご説明の部分はほぼ理解していたのですが、 それ以降のご説明頂いた部分(なぜ128MBが限界なのか?)についてが分からなかったので、非常に参考になりました。 他の殆どのログでも「それはWindows9xやMEの性質だから」等しか書いて無かったもので、正に後半でご説明頂いた部分の理由を知りたかったのです。 初心者にも分かりやすく且つ的確にお答え頂き、とても助かりました。ありがとうございます。