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自民党(+吉田自由党)の戦後政治に対する質問。5つあります。
こんにちは。 最近、自民党の派閥に興味を持ち、勉強をしはじめました。 そこで、自民党の政治史について調べてもわからなかったことがあるので質問させていただきます。 ・昭和21年、鳩山一郎の公職追放に際して、松野鶴平は何故、吉田茂を総理・総裁にしたかったのか? ・昭和27年9月、吉田は河野一郎・石橋湛山を除名した際、何故、三木武吉を除名しなかった理由は、第一次吉田内閣組閣の際に、総務会をまとめた三木への恩返しのつもりだったのか? ・旧憲法下、第90回臨時国会での吉田の答弁、「いま、自衛権を論ずることは有害」と云うのは、国際情勢を鑑みてのことか? それとも経済政策が頭にあってのことか? ・昭和35年6月の、安保改正のデモは、労組・全学連に代表されるような共産国家の息が掛かった組織が力を持っていた故の事か、それとも戦前の国家管理政策のにおいがする岸に対する国民の嫌悪感が原因か? ・昭和51年6月の、河野洋平の自民党離党は三木おろしの醜い政争を嫌ってのことか? 以上です。 よろしくお願いします。
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冨森 叡児『戦後保守党史』〔岩波現代文庫〕という本がコンパクトにまとまっていて参考になるかと思います。読んでみてください。 http://www.amazon.co.jp/%E6%88%A6%E5%BE%8C%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%85%9A%E5%8F%B2-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%86%A8%E6%A3%AE-%E5%8F%A1%E5%85%90/dp/4006031319/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1195786084&sr=8-2
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- tanuki4u
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・昭和21年、鳩山一郎の公職追放に際して、松野鶴平は何故、吉田茂を総理・総裁にしたかったのか? → 対GHQ対策と、鳩山一郎復帰後の見通しです。 戦争中にそれなりの権限を持っていた人間は、芋づる式に公職追放の危険性があった。その点吉田茂は東條英樹倒閣運動をしていたので、GHQによって公職追放される危険性が低い。戦前からのそれなりの議員経験があり子分がいるような人物では、鳩山が復帰後政権を返してくれる可能性が低い。その点、吉田は外交官で戦前には議席も持っていなかったので、「シャッポ」とするには都合がいいと考えた。 ※ まさか、官僚で子分作り(池田や佐藤など)をするとは思わなかったわけです。 ・昭和27年9月、吉田は河野一郎・石橋湛山を除名した際、何故、三木武吉を除名しなかった理由は、第一次吉田内閣組閣の際に、総務会をまとめた三木への恩返しのつもりだったのか? → 前に吉田茂伝のような書籍ではそのように説明しておりました。 ・旧憲法下、第90回臨時国会での吉田の答弁、「いま、自衛権を論ずることは有害」と云うのは、国際情勢を鑑みてのことか? それとも経済政策が頭にあってのことか? → 国際情勢と思われます。吉田の目論見は、いち早く日本の再独立が主眼です。天皇陛下の上にマッカーサーがいることが許せない。ということだと思います。そうでないと、自分の銅像に 臣茂 とだけ書かせた彼の気持ちがわからなくなる。 ・昭和35年6月の、安保改正のデモは、労組・全学連に代表されるような共産国家の息が掛かった組織が力を持っていた故の事か、それとも戦前の国家管理政策のにおいがする岸に対する国民の嫌悪感が原因か? → 対米追従に嫌気がさした、ナショナリズムの高揚です。 ・昭和51年6月の、河野洋平の自民党離党は三木おろしの醜い政争を嫌ってのことか? → どうでしょうか?福田=大平の40日戦争の方がすごかったけど、その時は新自由クラブは大平サイドに立ってますからね。醜い政争嫌いというと、合理性がない。
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ご回答、ありがとうございます。 細かいところまでお教えいただき感謝しています。 安保に関してお勧めしていただける書籍などがあればうれしいのですが、お教え願えますか? よろしくお願いいたします。
- korokorodo
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答えは分からないのですが・・ これまでの資料があるので・・ ご参考になればと思い・・ 【S21年、鳩山一郎の公職追放に際、 松野鶴平は何故、吉田茂を総理・総裁にしたか?】 ↓ A)古島一雄、B)松平恒雄、外務大臣の吉田茂らの名前があがり、 鳩山と吉田を訪問するが最初拒否される・・・ Aは、何となく・・第一印象なのですが・・ 写真からすると・・日本人っぽくない・・・?!? 正岡子規や「万朝報」とか・・ あと、戦前に開戦準備として大衆洗脳組織として? 内務省のサポートで急に大きくなった 創価学会設立関係者であることから・・・ HSBC資本関係でキャスティングされた政治家だからではないでしょうか?!?・・?!? 1978年(s53) ユダヤ政商が日本属国を狙い、 日本財政を円高$安のながれで、 一挙に!資本主義化を推し進め、 財政破たんさせ、市場開放させ、一気に占領支配しようとするが・・・ 大平正芳内閣は、物流の段階ごとに価格が上がる、 一般消費税は資本主義化が進められる?!?とし、、 撤回する II石油危機、成田空港開港と 米ユダヤ政商米軍からの攻撃は強く、 それをかわすために?!? 金丸信防衛庁長官は、 3年前にベトナム戦終結し、 米国経済不振だというので、 米ユダヤ政商の希望をはねつけた代わりに?!? 米国民と米ユダヤ政商を両方の不満を和らげようと・・・?!? 在日米軍への【思いやり予算】を決める。 『インフレ無き高度成長を成し遂げた、戦後最大の最長の好景気のとき』とアメリカでは言われた。 吉田茂語録:安保の単独講和に反対していた松野鶴平に、 「このご時世、番犬くらい飼ってるだろう?」と持ちかけ、 「それがどうした」と返されると、 「犬とえさ代は向こう持ちなんだよ」。 だが30年後に思いやり予算問題出現する 在日米軍の駐留経費で日本負担分で安保条約でも【日米地位協定】に根拠しない 特別協定によるもの。 防衛施設庁予算の【在日米軍駐留費用負担】が相当する。 年々、負担対象は増やされ、増額される。 日中平和友好条約批准(回収の見通しが無いまま、中国に協力スタート)⇒米・ソ連にも脅威 同年、世界の秘密の数々を知るフセイン大統領が訪日し、 記者会見で、日本記者クラブは的外れな質問しかできなかった・・・ 【日本をどう思いますか?」『諸君』2月号ニュースにならない大国覇権主義 アラファトに対しても同じ。既に米軍の報道抑制の敷設がされてる・・・ 靖国宮司、松平永芳氏前自衛官就任し、松岡と白鳥国賊を合祀する。。 1979年(s54)岸信介、政界引退し、保守論壇の大立役者として改憲発言を積極的に発言。 岸、笹川良一と国連平和賞受賞。 1980年(s55) 内閣官房長官 伊東正義が内閣総理大臣臨時代理 鈴木善幸内閣:安保の軍事性を認めない建前論 (確立された外交慣例という立証を無視する視点、ことなかれ、その場を抜け出るだけ) イ・イ戦争突入、公共事業抑制、自動車生産世界1位へ 1981年(s56) 土光経団連会長、中曽根元首相(当時は行政管理庁長官)から請われてJR民営化のための 臨時行政調査会会長:自動車輸出制限、国鉄経営再建特別措置法施行令、神戸ポートピア 1982年(s57) 9/4沖縄県議会、検定削除された沖縄戦での日本軍による住民虐殺記述の回復を求める意見書を採択 9/8中国・韓国、日本政府の教科書問題への対応を了承。 12/22中曽根首相、「世界の歴史家などから侵略的行為があったかという判定を受けている」。 (参院予算委で) 1983年(s58) 輸出主導で経済拡大へ、中国自動車道全線・青函トンネル開通 中曽根首相、日本列島「不沈空母」発言。 米議会の日系市民強制収容問題委員会、収容は不当と結論。 10/12ロッキード裁判角栄元総理に有罪判決。控訴 1984年(s59)日米貿易摩擦、東証ダウ平均1万円突破、グリコ・森永事件 福井俊彦日銀総裁:人事局次長 全斗煥韓国大統領来日。 昭和天皇、宮中晩餐会で両国の間の「不幸な過去」は「遺憾」と「お言葉」。(2) 自民党総務会、靖国神社公式参拝を合憲とする党見解を決定。 1987年(s62)岸信介死去 1990年 思いやり予算に娯楽、保養施設、制服、備品まで含まれてることを指摘され、この頃から、 見直しされてる。 2004年(H16)在日米軍駐留経費負担額 ¥2440億 『世界一気前の良い同盟国』、『アメリカの世界戦略に貢献している。』 2006年(H17)思いやり予算、¥2326億 麻生外相、ゼーリック国務副長官が期間を5年から2年に短縮した新特別協定に署名。 2006年3月14日、衆議院本会議で承認。同年3月29日、参議院本会議で承認。 思いやり予算:開始から¥12兆9600億、負担・・・ 気まじめで礼節あるBよりも、 俗物根性の米軍やユダヤ政商を相手にするには・・ 吉田茂首相のように、闊達な発想と機転で、 日本を半分占領して親分顔の米軍とやりあえるから?!? しかし・・・岸安保継続は、、日本にとって悔やまれる・・
お礼
ご回答、ありがとうございます。 「気まじめで礼節あるBよりも、 俗物根性の米軍やユダヤ政商を相手にするには・・ 吉田茂首相のように、闊達な発想と機転で、 日本を半分占領して親分顔の米軍とやりあえるから?!?」 確かにその通りですね。本人もそう思ったのかもしれません(確か松平は吉田を推していましたよね?)。 ありがとうございました。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 最初、岩波・朝日というコンビに半信半疑の気持ちで読んでいましたが、とても面白く、ちょうどいい程度の浅さ深さで楽しく読めました。 これからも資料として活用していきたく思います。 ありがとうございました。