19万マイル？

質問

少し前に「2100円で海外旅行すう方法って？」という質問がありましたが、同じような話で、「簡単な方法で19万マイルゲット！」という広告をよく見ます。
もし本当なら素晴らしいと思うのですが、やっぱり危ない話なのでしょうか？

回答No.4

Umada · ベストアンサー

この種のいわゆる「情報商材」についてはいろいろなお考えがおありでしょうが、個人的にはお金をドブに捨てるようなものだと思っています。それどころかその代金が販売者の旅行資金に化けると考えると、ドブに捨てたほうがマシにすら思えてきます。
　とは言え、万が一にも「なるほど納得できる」という情報だと何となく悔しいので、小出しされている情報から内容を推測してみることにします。

　JALマイレージバンク、ANAマイレージクラブの双方にポイントを移行でき、かつ前者の移行上限が年間15万マイル、後者が4万マイルという条件に符合するのは、クレジットカード「アメリカン・エキスプレス」のポイントプログラム「メンバーシップ・プラス」でしょう[1]。その際併せて「トラベラーズ特典」(年間参加費3,150円)への登録が必要です。さらに、ポイントをJALのマイルに移行するには年間9,000円の、ANAに移行するには年間5,250円の手数料がそれぞれかかります。アメリカン・エキスプレスのクレジットカード本体の年会費12,600円、トラベラーズ特典参加費3,150円、移行手数料9,000円+5,250円の合計でぴったり3万円、項目数も4つで辻褄は合います。また「メンバーシップ・プラス」のポイントはヒルトン、スターウッド、インターコンチネンタルの各ホテルチェーンのポイントにも変換できますから、ホテルに無料で宿泊できるという説明とも矛盾しません。

　次なる問題は「メンバーシップ・プラスのポイントをどうやって稼ぐか」です。もちろんクレジットカードで買物をしてもよいのですが、当該の情報商材は「そのような方法ではない」と主張しています。
　ではどのような方法なのでしょう。「5分でできる簡単な方法」で「1回1万マイルが貯まる」なら、19万マイル貯まるまでの所要時間は95分です。ところが販売者自身はそこまで達成するのに3か月もかかっており、「スピードは人によって違います」とも述べています。つまりこの方法には「自力だけではどうにもならない」要素が含まれるということです。「お金はかからない」のですからその制約は資金面ではなく、「誰でもできる簡単な方法」ですから資格やスキルも関係ありません。となると考えられる要素は「他人の意思」でしょう。

　クレジットカードには新規入会者を紹介すると、ポイントやギフト券などが貰えるものも少なくありません。その中でもアメリカン・エキスプレスは、高所得層をターゲットとし年会費も高いことから、新規入会者紹介の特典は手厚くなっています。具体的な特典については[2]に記されています。
　この紹介特典一覧には「メンバーシップ・プラスのポイント1万ポイント(1万マイル相当)」は含まれていません。ところが調べると・・・出てきました。営業担当者から専用の紹介用紙をもらい、その用紙で新規入会者を紹介すると、通常の紹介特典に代えてメンバーシップ・プラスの1万ポイントを受け取ることもできるのです[3]。(もちろん、紹介だけではポイントはもらえず、その被紹介者が実際にアメリカン・エキスプレスに入会することが条件です)

　これで謎は全て解けました。そのマニュアルに書かれていることは「まずアメリカン・エキスプレスに入会し、さらに新規入会者を次々と紹介してメンバーシップ・プラスのポイント1万ポイントを貰い、それをJALマイレージバンクやANAマイレージクラブのマイルに移行する」でしょう。
　条件1の「22歳以上で定職があること」は、自身がアメリカン・エキスプレスに入会するために必要です。条件2の「年間3万円の費用負担」はカード年会費、トラベラーズ特典参加費、移行手数料(JAL, ANA)の合計です。そして条件3の「必要な人脈」は営業担当者から専用の紹介用紙をもらうことを指すのでしょう。「人脈」と言うほどのことではないですね。
　この方法自体に違法性はなく、危ない橋を渡る必要もありません。しかしお気づきのように本質的問題は「アメリカン・エキスプレスの新規入会者をコンスタントに確保できるか」です。紹介用紙を書くこと自体は確かに「5分もかからない、誰でもできる簡単な作業」ですが、他の誰かにアメリカン・エキスプレスを勧めて、入会を承諾させる作業は決して簡単ではありません。
　蛇足ですが、この情報商材を購入して販売者にコンタクトすると「では私からアメリカン・エキスプレスに紹介しましょう」ということになるでしょう。その際にメンバーシップ・プラスの1万ポイントをちゃっかり獲得することも見え見えです(*1)。情報商材の代金として1万円以上の収入を得て、さらにメンバーシップ・プラスの1万ポイントも獲得できるのですから、この販売者にとって「お客」はまさに「ネギ背負ってくる鴨」です。

【結論】
　当該の情報商材に記されている内容は「アメリカン・エキスプレスに入会し、さらに新規入会者を次々と紹介してメンバーシップ・プラスのポイントを貯める」でしょう。紹介用紙を書くことは「誰でも簡単にできる作業」ですが、まとまった数の新規入会者を確保することは簡単な作業ではありません。

参考ページ
[1] http://www.americanexpress.com/japan/personal/rewards/travel/default.shtml
[2] http://www.americanexpress.com/japan/personal/cards/mgm/default.shtml
[3] http://pensamano.blog103.fc2.com/blog-category-8.html

*1 厳密に言えば紹介できるのは「親しいご友人、お知り合い」に限られています[2]。ネット上で不特定多数を勧誘して紹介する行為は禁止されています。

参考URL：

http://pensamano.blog103.fc2.com/blog-category-8.html

お礼

詳しい説明をありがとうございました。
謎がすっきり解けました。
まるでマルチ商法のようなやり方なんですね。
やっぱりマイルはこつこつと貯めることにします。
旨い話にだまされないようにしたいと思いました。

回答No.3

8108

JALを例えるなら、下記のサイトに記載されている方法がマイルを貯める唯一方法です。このサイトをよく調べて貴方が出来るマイルの貯め方を探される事をオススメします。
http://www.jal.co.jp/jmb/index02.html

お礼

ありがとうございました

回答No.2

goousa

クレジットカードの利用でマイルが貯まるのはご承知と
思います。例えばクレジットカードで金券（に類するもの）を
買い、これを現金化してカードの支払いに当てるようなことを
繰り返すとマイルだけが貯まっていきますよね。それに類する
方法を紹介しているものと思われます。しかし、クレジットカード
を換金目的で利用するのはクレジットカードの約款で禁止されていますし、
詐欺行為スレスレのことであることはお分かりですね。
世の中頭の良い人がいて、次から次へと抜け道を考えるようで、
本当にそのような行為でマイルを稼いだ人もいるらしいですが、
一般人が手をだすものではないと思います。

お礼

ありがとうございました。

補足

クレジットカードでマイルを貯める方法は、既出の2100円のほうだと思います。
こちらは、外貨がどうのこうのというのです。

回答No.1

cyabin

こんにちは。
私は法律の事は分かりませんし、世間には
疎いほうだと思っていますが・・・。
「１９万マイルを楽して稼げる」という話は
どう考えても怪しいです。

友達が紹介してきたら
「え～すごいね。そうなんだ」って話は聞きますが
絶対に話には乗りません。詳しい話を聞かされ
そうになったら逃げます。

もしもこの話を紹介した人が本当に１９万マイル
手に入れていたとして・・・。
航空会社が調べて「不当だ」と思える内容なら
きっとこの不当なマイルは自分がやった時には
手に入らないように会社側もしてくるでしょう。

美味しい話って人には話さない物だと思ってます。
本当に仲の良い人の間からは漏れないようにすると
思います。
みんながやったら「旨み」が無くなる話だと
思いますから・・。
一般の人に詳しく紹介するだけで「怪しい」です。
絶対に紹介した人だけが儲かるシステムです。

お礼

紹介者だけが儲かるシステムですか。
なるほど。
勉強になります。