以下、素人向き…というと質問者の方にいささか失礼ですが…に、ちょっと乱暴なというか、学問的には正しくない説明になりますが…
プリアンプというのは、本来の意味としては…
マイクとかギターの出力とかは、電気の信号としてはめちゃくちゃ小さい(ここでは電圧が低いと思って下さい)ものなので、まずこの信号を増幅して、扱いやすいように電圧をアップするアンプだと思って下さい。
そして、ギター用の場合では、電圧をアップしてからイコライザーなどで音質を変える機能も付いているものと考えて良いでしょう。
ただ、プリアンプだけでは、まだスピーカを鳴らすほどの「電力」はありません。というか、ギターなどの小信号を一発で何百Wにも増幅するのは電気的に無理があるので、
ギター→まずプリアンプで電圧を上げる→プリアンプの電圧をパワーアンプで何十~何百Wにも増幅→スピーカから爆音
と、段階を踏んで増幅してやる必要があるのです。
どんなギターアンプも、内部の回路は必ず上のような「プリ部」と「パワー部」に分かれた構成になっています。コンボアンプは、一見はアンプもスピーカも一体化して見えますが、内部で必ず回路が分かれています。
そして、一般的には「ゲイン」だの「BASS・MID・TREBLE」だののつまみが並んでいる部分は「プリ部」で、「MASTER VOLUME」が「パワー部」だと考えて良いでしょう。
で、単体で売られているラック型(コンパクト型もあるが)のプリアンプは、ギターアンプの「プリ部」だけを取り出して、単独の商品にしたものだと考えて良いです。プリアンプの出力を別のパワーアンプに繋げば、すぐに爆音が出せます(もちろんスピーカが必要ですが)。
MASHALLなんかでは、自社の大型アンプのプリ部の癖を取り込んだ単体プリアンプを出したりしてますね。
上記の通り、単体プリアンプはある意味で「特定のギターアンプ(メーカー)のシミュレータ」的な要素もあるのですが、最近流行のアンプシミュレータの場合は、デジタルエフェクト技術を駆使して「いろいろな種類の(有名どころの)アンプの音を再現できる」というものだと考えて良いです。大体のアンプシミュレータは、電気的に出力をそのままパワーアンプに繋げますから、極端な話、アンプシミュレータとパワーアンプと(それ相応の)スピーカが有れば、いちいち何種類ものギターアンプを買い揃えなくても、そのセットだけで多くのアンプを持ってる気分には浸れます。
(それでも、やっぱりオリジナルのアンプにかなわない部分は有りますが)
と、本当はもっと難しい話もありますが、入門的にはこの程度の知識でよろしいかと。
エフェクターのデジタルとアナログとなると、また話が長くなりますが、特徴的と言える部分だけで行くと
アナログは
・調整をつまみで行うので、素早く音を変えるには慣れが必要
・最初は難しいが、エフェクターの働き方は感覚的によくわかる
・大体は1台1機能なので、バリエーションが欲しいと数多く必要
・たくさん繋ぐとノイズ的に不利な面があったりする
・一般的にはデジタルより音が太く表情が豊かと言われる製品が多い
テジタルは
・調整した音を記憶できるものが多く、同じエフェクトでも音違いの切替が簡単。
・機種にもよるが、調整は感覚的にやりづらく、難しいものがある
・マルチ製品が普通なので、1台で数種類の機能が使えて便利
・マルチ単体であれば、結線もセットも楽でノイズ面で有利
・最近はかなり改善されたが、それでも「デジタル臭い」と呼ばれる独特の感じがあり、音が細いといわれる製品も多い。
みたいなとこでしょうか?
お礼
分かりやすい説明ありがとうございます! 素人なんでホントこういうわかりやすい回答の方が自分にはありがたいんで。。。。