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血液検査の総蛋白(TP)について

血液検査の項目の、総蛋白(TP)について質問です。 総蛋白の値が低い場合、栄養が足りていない状態であることがあると聞いたのですが、 それでは逆に、たんぱく質が多めな食生活を送っていると、 総蛋白の値が高めになるのでしょうか? 食事と関係があるのか気になっています。

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  • dasaltew
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回答No.1

 こんにちは。  「総蛋白(TP)」とは,正式には「血清総蛋白(TP)」と言います。  アルブミン(血清の濃さを調節),α1グロブリンフィブリノーゲン(血液凝固に関連),α2グロブリン(ビタミン,ホルモン,銅などを運搬)などの種類があり,それぞれに役割を持ちます。  体内の代謝を円滑にする働きと体内環境を保つ恒常性の働きがあります。こうした血清総蛋白は,体内で合成され続けますが,寿命つきて壊れていく物もあり,一定の平衡状態が保たれるようになっています。  しかし,肝機能障害や腎機能障害などで体内代謝に異常が生じると,血清総蛋白の値や分画に異変が生じます。  疾患により,その分画に特徴が見られるため,電気泳動法という検査にておおよその疾患名の診断がつきます。 >たんぱく質が多めな食生活を送っていると、総蛋白の値が高めになるのでしょうか?  総コレステロールのように,高コレステロール食品を摂取するとコレステロール値が上がる,というものではありません。 >総蛋白の値が低い場合、栄養が足りていない状態であることがあると聞いたのですが  一般に食事とは直接関係がありませんが,栄養失調では低蛋白血症になります。  血清総蛋白の値が低くても高くても,体内の平衡バランスが崩れた状態なので,以下のように病変が考えられます。  高蛋白血症→肝硬変,自己免疫疾患,慢性肝炎,高γグロブリン血症,多発性骨髄腫,粘液水腫,悪性腫瘍など。  低蛋白血症→急性肝炎,悪液質,栄養摂取不足,腸吸収不全症候群,ネフローゼ症候群,急性腎炎,急性感染症など。  何かのお役に立てば幸いです。  

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