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麻酔の副作用とは?局所麻酔と全身麻酔、どちらを選ぶべき?
- 顎の手術を控え、局所麻酔と全身麻酔の選択に悩んでいます。局所麻酔の副作用で多弁になるという話を聞いたことがありますが、それによって個人情報を漏らしてしまう可能性はあるのでしょうか。
- 局所麻酔によって多弁になる確立やストレスの影響についても知りたいです。
- 局所麻酔にした場合、手術中は覚えているのに手術後は忘れてしまうということなのでしょうか。同じ手術を受けた人が叫び続けていたと聞いて不安です。
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>(1)局所麻酔の副作用で「多弁」になると、手術中に叫んだり、暴れたり、話続けたりすると聞きました。 記述からすると局所麻酔ではなく、 Psychosedation :精神鎮静法といって、やや酔った感じになった状態で治療を受けるもののことを言いたいのだと思います 多弁になったり、手術中に叫んだり、暴れたり、話続けたりというのは (1)あくまで個人差があります (2)鎮静の深度にもよります 大抵は麻酔科医が適正な深度にコントロールしています 患者さんたちの中には、多弁になる方や動こうとする方もいますが 感覚的には酔って寝転がっているような状態です。 酔っている人が多弁になったり、抑えても言うことをきかない状態に似ています。 確立はなんとも言えません なぜなら鎮静の深度もコントロールしているので、同じ深度での比較ができないからです。 >なによりも人には知られたくないことような事を麻酔の影響で話してしまう事はありますか? >手術へのストレスが影響するとは聞いたことがあります。 多弁になる患者さんが話すことは、そのとき一番気になっていること つまりは手術に関しての事ばかりです。 「多弁」なりやすい人とそうでない人は経験的にはいると思います 神経質な人ほど手術に関しての心配があるので、そうなる傾向を感じます。 >(3)局所麻酔にした場合、手術中患者自身は記憶があるけれども手術後は覚えていないと聞きました。 ベンゾジアゼピン(BZ)系のマイナートランキライザーでの副作用に 前向性健忘(服薬前の記憶は障害されないが、服用後ある一定期間のことを記憶していない)があります。 BZ系の作用は 記憶回路の中心であり、情動中枢の中心でもある海馬を中心に分布しているBZ受容体に結合しGABA系の活性を高め、情動性興奮を鎮めます。 これによって、抗不安作用や鎮静・催眠作用を発揮します。 しかし、海馬の興奮を抑える際に、記憶機能も抑制し前向性健忘を起こすのです。 これを利用して手術中の不快を残さないように鎮静法を活用もしています。 >医者の守秘義務については信用していないため、個人情報を口にするのであれば全身麻酔にしようかなと考えています。 全身麻酔で治療したいという患者さんはたまに出会いますが… 麻酔をかける側としては 全身麻酔のリスクも知っていてほしいです。 ほとんどの患者さんは安全に麻酔をかけられますが、稀に予期せぬ偶発事故もあるのです。 全身麻酔は、本当に必要な患者さんに対して行うものです。 医師を信頼できないのなら まず信頼できる医師を探し、相談すべきでしょう。
お礼
大変親切な回答をありがとうございました。 おかげで今までの不安や疑問がすべて解決しました!! 局所麻酔が”Psychosedation :精神鎮静法”のことであれば 全身麻酔のリスクを考え、局所を選択しようと思います。 また、今の担当医が本当に信用できるかもう1度考えて 手術を決めようと思います。 本当にありがとうございました。