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品貸料率・逆日歩の見方について教えてください
日証金のHPで逆日歩を確認したいのですが見方が良く分かりません。 例えば、2461(ファンコミ)を例にとると、逆日歩は550円でしょうか?それとも1500円でしょうか? また、「品貸日数」とは空売りで保有している期間ということでしょうか? 「申込日」とは「空売りの注文が約定した日」という理解でいいでしょうか? 教えていただければ幸いです。よろしくお願いします。
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そうでごわすね、逆日歩の復習もかねて、具体例で・・・ いま、証券会社のある1日を追っかけてみます、日が西に傾き、大引けを向えました、証券会社はルーティン・ワークで、その日の各銘柄の信用取引の売買の値洗い・担保計算・残高の増減プログラムを走らせます。 その日、S銘柄の制度信用残高を見ると(一応、前日は信用売り・買い残高、ともにゼロと仮定します)、信用売り残高5,000株、信用買い残高7,000株となっておりやした。そこで、5000株分は、信用売りと同買いとで相殺(業界用語「食い合い」と言います、信用買い方の株券を同売り方への貸付に、信用売り方の売却代金を同買い方への融資にあてがう)、2,000株の買い超となっていました。そこで、E証券会社は、この2,000株分の買い付け代金を、自己融資するか、日証金に融資を申し込むかを考えます。今回、E証券は、日証金に融資を申込みました。 さて、夕方、日証金には、全国の各証券会社から、上記のように融資又は貸株の新規申込み・返済申込みが殺到しやす。 日証金は日証金で、当日、実は、同じ作業をします、即ち、申込み(融資新規・返済、貸株新規・返済)を受付け、融資残高と貸株残高を集計し、日証金残高速報として夕方遅く発表します。 ※ご質問:「申込日」とは「空売りの注文が約定した日」という理解でいいでしょうか? 正確には、違います、日証金の残高(融資新規・返済・残高、貸株新規・返済・残高)は、証券会社と日証金の間における、融資・貸株の動き、金融取引を示しています。ここの投資家の信用買い・空売り約定とダイレクトに結びついている訳ではありません。 個々の投資家が制度信用取引を利用して買い又は売り約定しても、上記のように証券会社が、自己資金で融資又は自己で株券を調達して対応する場合もあれば、日証金に申込む場合もある。また、昨日までは、自己資金で融資していたが、証券会社の資金繰り的な理由で、自己融資を取り止め、日証金へ融資を申込んだり、株券についても同じことが言えます、従って、極端でごわすが、ある日ある銘柄の売買がゼロであても、日証金の残高が動くことがあります。 さて、日証金残高、ここで、融資残高<貸株残高となった銘柄を、貸株超過銘柄と言います。 日証金は、翌朝、各証券会社に前日分の追加申込み・訂正申込みの確認を行った後、前場引け後に日証金残高確報を発表します。 また、同時に、追加・訂正申込み受付終了後、貸株超過銘柄については処理を迫られます。この場合、自己の持株で対応すれば、逆日歩=零銭、自己の持株で対応できない場合、機関投資家等に連絡し、貸株の募集(貸株のオークション)を行います。ここで、逆日歩が決まります。 さて、逆日歩の少し具体的なイメージが出来たところで、 ※ご質問:、「品貸日数」とは空売りで保有している期間ということでしょうか? この答えは、↓ここにあります、ゆっくり読んで見て下さい。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3379553.html 最後に、 ※ご質問:例えば、2461(ファンコミ)を例にとると、逆日歩は550円でしょうか?それとも1500円でしょうか? 日証金は、10/26(金)に10/25(木)現在の日証金残高確報と逆日歩(品貸料)一覧表を発表しています。 逆日歩のオークションは、10/26(金)午前中に行われています。 10/25(木)現在、935株の貸株超過(融資残高<貸株残高)、日証金が決めた逆日歩の最高料率は1,500円、当日(10/25)逆日歩(品貸料)は500円(1株について)、当日品貸日数1日。 ※当日品貸日数1日、すなわち、10/25(木)売買の受渡しは10/30(火)、逆日歩は日歩でごわす、従って、10/30(火)に株券を借りて10/31(水)に株券を返す、そのオーバーナイトの貸借料が、1株について500円だと言っているのでごわす。 では、では、がんばって下さい。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ございません。大変わかりやすいご説明ありがとうとうございます。何度も読み返しました。品貸日数についても理解できました。いつもご丁寧なご回答ありがとうございます。またよろしくお願いいたします。