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ストラトのセンターピックアップを下げる理由
- ストラトのセンターピックアップを引っ込める理由について知りたい。
- センターピックアップを下げたギターの魅力とは?
- ストラトでセンターピックアップを非アクティブにするメリットは?
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ストラトのセンターピックアップを極度に下げる設定については、Ritchie Blackmoreがそうしていたことから広まった風潮だと思われます。Ritchie Blackmoreはセンターピックアップをまったく使わないため、センターピックアップの結線は外した上に、ピックガード表面とフラットになるまでセンターピックアップを低くしています。後年には、彼のシグネイチャーモデルでセンターピックアップがマウントされていないストラトも発売になっています。 Ritchie Blackmoreの場合、センターピックアップを極端に下げているのは、演奏時に邪魔になったからという説が多く語られています。もともと2ハムのGibson ES-335を使っていて、ストラトに乗り換えた時にピックがあたるのを嫌ったという話です。ご質問ではまさかと仰いますが、その可能性もない訳ではないと思いますよ。 また、物理的に引っ込めることについては、演奏性以外の面でも影響が出る可能性はあるかも知れません。 ピックアップには、ストラト用シングルコイルではポールピースに磁石が使われています。磁石は当然、鉄を引き付ける力も持っています。ピックアップ高の設定においては、高さを上げ過ぎると弦を押さえた時にピックアップカバーと接触するという問題の他に、磁石の磁力が弦に作用して弦の振動が不安定になるという問題も生じます。これは極端な設定にした時の話ですが、ピックアップの磁石の磁界が作用する限り、弦の振動にも何らかの影響が出る可能性は排除しきれないかも知れません。そういう意味では、センターピックアップを使わない場合に、そのポールピースの磁力の影響を少なくする意味で、極限まで下げるという選択をする可能性もないとは言えないでしょう。ただ、この可能性については、どれだけ実効的な意味があるかは不明です。実験して聴き比べてみると良いかも知れません。 ネオクラシカル系ギタリストがストラトのセンターピックアップを引っ込めていることについては、Ritchie Blackmoreへの憧れとリスペクトをこめたものかも知れません。特に、Ritchie Blackmoreのフォロワーと言われる人ほどそのセッティングを採用していると思われます。それらしい音を追求するために敢えてギターの設定を似た仕様にしてみたり、あるいは外見的な要素で似せることを目指したりする(何がカッコいいと感じるかは主観的な問題ですので、美的感覚について言及するのはあまり気味の良い話ではないかも知れません)ことも、おかしいことではないでしょう。オマージュとして真似るということだけでも、十分な理由になるといえるのではないでしょうか。 参考まで。
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- real_tube
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ストラトのセンターピックアップを下げる理由は、その”まさか”でありまして、ピッキング時にピック先が接触しやすくなるからです。(リッチー・ブラックモア氏も、70年代のインタビューで語っていたと記憶しております。) ハード/ヘヴィ系のようなジャンルにおいては、ブリッジでのハーフミュートを直ちに出来るような手の位置でのピッキングの体勢を標準とすることが多くなるわけですが、この状態ですと、ピック先の位置はちょうどセンターピックアップ上あたりとなってきます。(各自の手の大きさによっても多少は変わるかと思いますが) よって、ピックの接触を避けるために、ピックアップを下げたほうが演奏しやすいことになるものです。 センターピックアップでの音は、なかなか捨てがたいところですが、私もこの理由のために、昔からセンターピックアップは下げて使っております。(テクニカル系でなくても、プロのかたで、このようにしているケースは多いものです。) イングヴェイ氏の教則もの等を見るとわかると思いますが、決してテクニカル系だからと言って常にピックを浅く弦に当てるということではなく、強弱のニュアンスをつけながらの演奏のためには、時にはかなりの深さでピックを弦に当てて強く弾いているものです。 このことは、パッシブタイプで、かつ、ただでさえ出力の小さいシングルコイルピックアップのギターで十分に歪んだ音を出すには重要な条件になるものですし、また、”イングヴェイ氏のギターのノイズキャンセルタイプのピックアップの出力は、今日の一般的なものよりも、むしろ低出力のものである”なんていう事実もあったりします。 ということで、アンプモデリング系の歪みや、BOSS等のかなり歪むエフェクター、あるいは近年のマーシャルのアンプ等を使っていると、ピッキングが弱くてもそれなりの音が出てしまうので、なかなか気が付かないところとなってしまうのですが、要注意点となるかと思います。(古めのマーシャル等を使ってピッキングの強弱のニュアンスを出そうとしたりすれば、直ちにわかるかと思います。)
お礼
ご回答ありがとうございます。あまりインギーに傾倒してるわけではないので、詳しいこと知りませんでしたが、あのピッキング、指先でチョコチョコ弾いてるように見えてました(^^けっこうパッシブな弾き方することもあるんですね?
- 666-555
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私のストラトも、センターはピックガードと同じ高さまで下げてます。 >まさか、ピックがあたるということもないと思うのです。 と、おっしゃるのも分かりますが、インギーが深くピッキングするか分かりませんが、私の場合は(インギーと同様に)弦高を低くしていると、当然PUまでの距離が近づきますので、フロントPUとセンターPUが同じ高さでは、(右手の弾く場所にもよりますが)よくセンターPUに接触してしまいます。 そんなに力んで弾いている方ではないですが。 ただ、特にライブとかのアドレナリン出まくりの時の速弾きなどは、無意識に多少リキんでしまうかもしれません。 確かにインギーはセンター嫌いですし、センター配線を切っているものもありますが、全く使わないからこそ、接触する可能性を完全に無くすため下げているものと考えます。
お礼
ご回答ありがとうございます。そうですか、あたっちゃうんですね。あの手のギタリストは、弦高を低くしてるというのも、注意がいきませんでした。わたしはテクニカルには無縁のプレーヤーですので、気が付きませんでした。
お礼
ご回答ありがとうございます。深いところまで詳しくて驚きました。リッチーも知らないわけではありませんが、リスペクトする人も多いのですね。そういう理由では理解できます。わたしもクラプトン派ですので、ストラトは黒。タバコ痕は必須ですので・・・(^^