アメリカ大統領のほうが日本の首相よりも権限としては強大だと思いますよ。
私も政治/法律には素人ですが、ぱっと思いつくだけで以下の2点があります。
・大統領令
短期間だけですが、正式な法律(執行命令)として通用してしまいます。これには議会の承認はいりません。(恒久的な法律にするには議会を通す必要がある)
・拒否権
議会が成立した法案を、一回だけですが拒否することができます。(もっとも、議会が再度可決した場合は拒否できませんが)
なので、No.3の方が書いたことについては、以下のように反論できますね。
> 1.大統領と連邦議会の議員の選挙は完全に別なので、大統領の出身政党が野党で、必要な法案が通せない可能性も…。
逆に、気に入らない法案を葬り去ったり成立を遅らせたりすることができます。首相制の場合、議会のコントロールをなくしてしまうと成立した法案を拒否するすべがありません。
> 2.そもそも、大統領に法案、予算案提出権が無いので、出身政党が与党でも法案成立には、議員の協力を求める必要がある。(というか、議会から招待されないと、出席も出来ない)
それは首相制でも同じですね。
日本国首相の場合、法案提出権は確かにありますが、大統領制でも誰かに代行させれば同じこと。
成立させるために必要な労力は大して変わらないでしょう。
> 3.宣戦布告は議会の権限であり、軍隊の募集、編制も自由に出来ない。
編成済みの軍隊に対する指揮権は大統領にあります。なので、大幅な組織替えなどであればいざ知らず、軍隊の動員については米大統領でも素早い対応が可能です。
「ご乱心」の場合、米大統領は核兵器を発射したり勝手に戦争始めたりできますから、結構影響力大きいですね
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど、暴走はどうせ短期勝負でしょうから、大統領令と拒否権って有効に使われるとかなり無茶できそうですね。 それとベタですが、やはり心配は軍隊と核兵器ですね。 やっぱり独断で使えるんですかあ、うーん…。