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日本の読み方に二通りあるのはなぜですか?
日本という国号には、ニホンとニッポンの二通りの読み方がありますよね。 調べてみると、日本政府が正式な読み方を明確に定めていないとありました。 なぜですか? 外国人から見れば、「Nihon でも Nippon でも、どっちでもいい? 何それ?」 と、非常に変だと感じられると思うのですが ・・ ニホンとニッポン、どちらか一方に定めると日本政府にとって何か都合の悪い事があるのでしょうか? それとこれは明治時代、あるいはもっと古くから二通りの読み方があって、「どっちでも好きな方でいいよ」 となっていたのでしょうか? それとも昔はどちらかに統一されていたのでしょうか? また、日本のように自分の国の読み方に複数の読み方、あるいは複数の発音方法がある国って世界にありますか? 以前から気になっていたので質問させて頂きました。
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>あるいはもっと古くから二通りの読み方があって、「どっちでも好きな方でいいよ」 となっていたのでしょうか? それとも昔はどちらかに統一されていたのでしょうか? ハ行(は、ひ、ふ、へ、ほ)を昔昔の大昔の日本人は、現在私達が話すような発音をしていなかったそうです。 卑弥呼の時代、パ、ピ、プ、ぺ、ポに近い発音だったそうです。少なくとも古代中国人にはそのように聞こえたので、その音に近い下等な意味を持つ「卑」の字を用いたと聞いています。 平安時代では、便宜的に表しますが、pha、phi、phu、phe、phoです。 現在は唇をつけることなく、ハ行を発音しますが、平安時代は唇をつけて、ハ行を発音していました。雰囲気的に、pha、phiになりませんか。 根拠として有名な所では、平安時代のなぞなぞがあります。「母は2回ついて、父は1回も付かないものなあに?」答えは「くちびる」です。学術的には他に多くの根拠があるのでしょう。(すいません。雑学上の知識しかありません。) ということで、当初の日本の発音はNIPHON(ほでは唇をつけて発音)。ここまで来れば、分かると思いますが、現在人?にとっては発音しにくいので、発音しやすく変わっていきます。P音が抜けて、「ニホン」、H音が抜けて、音便化して「NIPPON」 大昔、平安時代は「NIPHON」で統一されていましたが、いつの頃か(その知識はありません。)発音しやすく、2通りになりました。1000年くらい前の話でしょうか。 >どちらか一方に定めると日本政府にとって何か都合の悪い事があるのでしょうか? 今更、決められないでしょう。1000年の慣習が優先します。現在日本がもっとも古い国か?という議論があるくらい長い長い歴史がありますので、2通りの読みが存在しても良いのかな、と考えます。歴史的背景があります。200年の歴史しか持たない新興国には真似の出来ないことです。
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- s_end
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会社の名前には国名を冠したもの、取り入れたものがたくさんあります。 先ほど上場企業で社名の「日本」のフリガナを調べたところ、 「ニホン」と読ませるもの 135社(例 新日本石油、日本板硝子など) 「ニッポン」と読ませるもの 109社(例 日本製紙グループ、日本軽金属など) ニホンと読むものが55%でやや優勢です。しかし非上場企業や学校法人、非営利法人なども含めればどうなるか判りません。 さて、もしも政府が 「来年から我国の正式呼称を「ニッポン」に統一します!」 と発表したらどうなるでしょう? ニホンとフリガナを振ってある会社、組織は大慌てになります。 これを機会に組織名を変更するところ、政府に抗議するところ、議員に陳情したり政治献金を積んで阻止、またはひっくり返そうとするところなどなど大騒ぎになるでしょう。 街はデモ隊で溢れ 「ニホンじゃ駄目なのか!? われわれニホン●●の立場を考えて欲しい! ニホンと名のつくものは偽物だというのか!!!」 となるでしょう。 また正式に実施されたら銀行振り込みやその他コンピュータを介した取引などでエラーが多発し、経済活動に多大な悪影響が出ます。 おヤクザさんなどはこれに便乗し 「わしらの会社は今日から『ニッポン●●会社』や! 『ニホン●●会社』宛ての請求書は一切無効やで!!」 などと計画的に借金踏み倒しなどするかも知れません。 いつから二種類のどちらでも良い様になったかは判りませんが、統一に関しては上記のような理由で難しいでしょう。
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有難うございました。 上場会社を調べて頂いたんですねえ。 ニホンが若干優勢のようですね。 かく言う私も普段は 「ニホン人は ・・」 と、ニッポンよりニホンの方を使うように感じています。 でもニッポンで法律で一本化しようとすると、とんでもないパニックになりそうですね。 やはり今のまま、どっちでも好きなように、という方が良いようですね。
- Yorozunokotonoha
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時々でる質問ですよね! 例えば、数字の4番。 これってど読みますか? 「よばん?」それとも「よんばん?」 どっちもその場で読みやすいように読んでますよね。 これも多分意味があるんだと思うのですが、 自分にはちょっと説明ができないのですが。。。 英語についても、たしか、 いわゆる英国語と米国語では 同じつづりでも発音が違うものがあったと思います。 外国から見ておかしいと思うのはもっともですが、 外国人は日本のことを「にほん」もしくは「にっぽん」とは 言わないので、大丈夫です。 「ジャパン」「ジャポーネ」などなど。 どこぞの国は、いまだに「日帝(にってい)」と読んだり 時には「ジャップ」なんていう風にも言います。
お礼
有難うございました。 たしかに英語では Japan と表現されるから、別にニホンでもニッポンでも外国には関係ないかなと思うのですが、たとえば日本語を習っている外国人には何と教えるのが正解なんでしょうか? 「どっちでもアンタの好きなように ・・」 と教えるしかないのでしょうか?
私は、元国家公務員ですが、東北から本省出向に来たとある女性もあなたと同じことを言ってました。 ニホンでなくニッポンが正しい、と。私が、あなたの支持政党である共産党はニホン共産党と読むのでは・・・? と言い返したところ、彼女は「・・・・・・」となりました。 ニッポンであろうとニホンであろうと議論すること自体、無意味です 因みに日本国憲法は、多くの方がニホン国憲法といいます。 ニッポンだろうがニホンだろうが、どちらも正解。 こだわること自体、無意味です 最後に、ウエールズ地方のかたにどこから来たか尋ねたところ彼はENGLANDと言ってましたよ
お礼
再度のお答え、有難うございました。 そうですねえ、国名の読み方に拘る事は無意味でしょうか ・・ 考えてみると、おそらく国号に漢字を使用しているのに、日本では音読みや訓読みなどで、ひとつの漢字に複数の読み方があるのが原因になっているように思います。 漢字の本家本元である中国では、日本という漢字の読み方は Riben の1種類しか存在していません。 お隣、韓国でも Ilbon の1種類のはずです。 これらを考えると国名の読み方 (国号の付け方ではなく) が複数存在するのは世界でも日本だけかも知れませんね。 ミャンマーやスリランカなど、様々な理由から国号そのものが変わる国は世界に多いですが、ひとつの国号に複数の読み方や発音があるのは日本だけかと思われます。 例えは変ですが、America をアメリカと発音してもいいし、オメリカと発音しても良いというのと近い状態かなと考えています。
- terekakushi
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軍事政権に対する抗議デモが続いている国「ミャンマー」もその1つです。 日本では「“ミャンマー”は軍事政権が勝手に改名した名前、正当な国名は“ビルマ”だ」として、わざと「ビルマ」を使う人(○米宏とか)がいますが、「“ミャンマー”と“バマー(ビルマ語で“ビルマ”のこと)”の違いは“ニホン”と“ニッポン”の違いと同じだ」と、ミャンマー(ビルマ)人の知り合いから聞いたことがあります。ちなみにこの人は「反軍事政権派」ですが、普段は「ミャンマー」の方を多く使っています。
お礼
有難うございました。 おっしゃるように、ミャンマーについては各国で呼称の付け方に差があるようです。 たしかアメリカは軍事政権を認めない立場から、公式には今でも BURMA と表現しているとか聞いた覚えがあります。 これは国号について政治が絡む典型的な例ですね。
- kalze
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>調べてみると、日本政府が正式な読み方を明確に定めていないとありました。 >なぜですか? 漢字表記が正しい国名だということになるのでしょうね。 古語で漢文調だったことがあるのと、少なくとも奈良以降「ニッポン」と読まれていたので、明治以降に法を定めたときには問題になるとは思っていなかったのではないでしょうか。 >外国人から見れば、「Nihon でも Nippon でも、どっちでもいい? 何それ?」 と、非常に変だと感じられると思うのですが ・・ 外国人からすればむしろどっちでもいいのではないかと。 政治の正式な場ではNipponと表記されるかもしれませんが、話言葉では、英語だとJapanになるし、各国語で違いますから。 >ニホンとニッポン、どちらか一方に定めると日本政府にとって何か都合の悪い事があるのでしょうか? 単に面倒なだけでしょう。 NHKでは、現在の放送用語委員会の前身「放送用語並発音改善調査委員会」が、正式な国名としては「ニッポン」とし、それ以外では「ニホン」も可としています。 また、昭和9(1934)年に当時の文部省臨時国語調査会が呼称統一案として「ニッポン」にすることを決議していますが、政府に採択はされていません(されなかった理由は調べてみないとなんともいえませんが) まぁ歴史的な経緯からは「ニッポン」と読まれていたが、時代につれ文字通りに「ニホン」と読む人が増えてきて、現在では後者のほうが増えている状況です。 この状態でどちらかに正式に決めるとなると侃々諤々の議論になり時間と手間がかかるので、優先順位が高いものが他にも多くあるのでやっている暇はないということなのでしょう
お礼
有難うございました。 なるほど、奈良時代にはニッポンと読まれていたんですねえ。 となると、ニホンと読む方が間違っているとは言い過ぎになると思いますが、少なくとも歴史的裏付けは無い事になりますね。 将来、どちらか一方に決められる事になるかも知れませんね。
- youko_may
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アメリカも、自国の事を色んな言い方で言いますよ。 America, US, USA, states ざっとあげられるのでもこれだけありますが、文字として正式に書くものにはUSAと書かれております。日本もそういう場合はNippon と書いてあるのでニホンという読み方がある事についてはそう問題視する事では無いと思います。
お礼
有難うございました。 なるほど、日本の読み方をアルファベットで表す時は Nippon で統一されているんですね。 Nihon と表すケースは無いんですか。 そう言えばアメリカも自国の事を色々な読み方をしていましたね。
英国がUK,ENGLANDといっているのと基本的には同じだと思います あまり実益ない無意味な質問と思います
お礼
英国の U.K. は England を含めた4つの連合王国の意味だし、England は単にその中のひとつの地域名なので、この二つは全く意味合いが違うはずです。 ニホンとニッポンの違いとは全然違うと思います。 England 地方以外のイギリス人が自国を England とは言わないと思います。
- PENPENMAKKY
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日本政府は全てNIPPONですが? ロケットだろうが航空機だろうが全てNIPPONと書いてあります。
お礼
有難うございました。 Wikipedia の解説では、日本国政府は読み方を定めていないとありました。 政府ではありませんが、日本共産党はニホンキョウサントウ、相撲の団体はニホンスモウキョウカイと読んでいると思います。 政府はニッポンと読むように法令で定めたのでしょうか?
お礼
有難うございました。 国号の歴史的経緯、大変興味深く読ませて頂きました。 平安時代の人たちは自国を 「ニフォン」 と発音していた可能性があるんですねえ。 聞いた感じでも、やはり優雅なイメージがあります。 でも、二通りの読み方には千年の歴史があるんですね。 それを考えると今さら決められないですね。