左利きの方の場合、はじめに左利き用のギター(レフティなどということもあります)を選ぶか、右利き用のギターを選ぶかは悩みどころですね。とりあえず、直にギターに触れる機会を設けて、その感覚で判断するのが良いかも知れません。実際に触れてみて、どちらが自分に合うかで判断するのも良いでしょう。
箸は左利き、文字は右利きというように、左利きでも局面によって利き手が変わる方もいるようです。そうしたケースを考えると、日常生活は左利きでも、ギターの時は右利きというスタイルもおかしいとはいえないでしょう。
ただ、ギターにおいては、案外注目されにくい部分ですが、弦を押える手だけでなく、ピッキングする方の手の指の扱いについても、繊細なコントロールが要求されます。むしろ、右利き用ギターでピッキングが右手に割り当てられることを合理的に考えれば、ピッキングする手の方がより器用であることが望ましいとも言えます。左利きの場合で、特に左手の方がよく使える場合は、左手でピッキングをするようレフティのギターを選ぶ方が楽な場合もあるかも知れません。
どちらが適しているかについては、実際にギターに触れて、その時の感覚を元に判断するのが良いように思います。右利き用のギターを抱えて弦を弾いてみて、それで違和感を感じなければ右利き用のギターで練習を進めるのが良いでしょう。右利き用ギターで右手でピッキングすることに違和感を覚えるようであれば、レフティのギターを選ぶのが良いでしょう。
なお、レフティに関しては、もともと弾数が少ないことや、右利き用の通常モデルと同等モデルでも若干割高になる傾向があるなどの不利があるのが現状です。モデルの選択肢そのものが狭くなってしまうことも考えられます。レフティを選ぶ場合は、そのことを織り込んで考えておくのが良いでしょう。
また、レフティの場合、コードダイアグラムは右利き用の図表を左右ひっくり返して読む必要が出ます。指板上のポジションを図で示した資料などは、レフティでは左右を鏡像反転して読まないといけませんので、少し資料の読み替えで苦労するかも知れませんね。
なお、右利き用ギターと左利き用ギターとでは、弦を張る順番が反転します。また、ネック脇のショルダーの切り欠き(カッタウェイといいます)があるギターでは、そのカッタウェイがギターを構えた時に下側にくるので、右利き用と左利き用とではその切り欠きのある向きも逆になります。このとき、右利き用ギターについて、弦を張る順番をひっくり返せば左利き用になると思えるかも知れませんが、実際にそうした使い方をする場合は、弦の順番の変えるだけでお手軽にできるということにはなりません。ナットの溝やブリッジサドルの傾き方向など、ギターは各部の細かいところを弦の太さに合わせて綿密にセッティングしてあるものですので、弦を張る順番を変える場合にはそれに合わせて各部を再調整する必要があります。そうした調整を施さないといろいろと不具合が出る場合もあります。右利き用ギターを左利き用に改造するというのも一つの手ですが、その際には専門家の手を借りて全面的なメンテナンスを施すのが妥当でしょう。
参考まで。
お礼
返信ありがとうございます。 微妙な左利きなんです。スポーツ全般左で 字は右。箸は左。絵は両方。塗るのは右。 アドバイス通りお店に行っていろいろとさわってからにします。 ありがとうございました。