>しかし、国家レベルで考えたとき、日本人は、本当に
>韓国と良い隣人関係になれると思いますか?
現状だけで考えると、下記の方の回答にあるように難しい
と思います。反日教育の効果とかもありますし、わずか
数十年前まで日本国(大日本帝国)の統治下にあったわけ
ですから、警戒心があって当然でしょう。
しかし、ここで一つシミュレーションを試みたいと思います。
「韓半島統一」はいずれ実現するでしょう。時期的には数年
先か十数年先かまではわかりませんが、北は経済的な理由
で今の体制のままであると存続が難しいからです。
平和的に統一に向かうのが望ましいですが、最悪の場合は
「第二次朝鮮戦争」が勃発するかもしれません。
しかし冷戦時代と異なり、中国やロシアの応援は期待でき
ないので、韓半島が南北共に壊滅状態となっても統一は実現
されると思います。
平和的手段にしろ戦争にしろ、いずれ韓半島は統一されます。
そして、韓半島が統一されて一つの国になった時、韓半島
の国民は一つの事実に気がつくでしょう。
隣に超巨大国家である「中国」が存在することに。
中国の人口は10億を越え、経済的にも急速度に発展して
います。韓半島の人口は、南北合わせても1億は越えない
でしょう。
そして韓半島に新しい国ができた後、いずれ彼らは新しい
国が進むべき方向性について、考えざるをえなくなります。
一つの道は、昔の李氏朝鮮がそうであったように、中国の
下風に立ち、中国寄りの政治・外交路線を取ることです。
もう一つの道は、さらに昔の高麗の時代のように、あくまで
中国とは一線を画し、自主独立の道を進むことです。
韓国人(朝鮮人)がどちらの道を選ぶかについては、その時
になってみないとわかりませんが、20世紀以降いちだんと
民族的プライドが高くなっているので、中国の下風に立つ
ことを良しとせず、あくまで自主独立の道を選ぶ可能性は
高いと思います。
しかし、現実として人口10億の中国に単独で張り合うの
は非常に困難です。そこで現実路線として、日本との友好
関係を深めるという選択肢が出てきます。
これは単なる空想ではなく、かつて新羅の時代にも似たよ
うな状況が実際にありました。
新羅は中国の唐王朝の力を借りて韓半島を統一しますが、
統一後は唐の支配を嫌い、一定の距離を保とうとします。
その過程でそれまで敵対関係にあった日本との関係を改善
する政策が取られました。
お礼
回答ありがとうございました。 一点、北に対して中ロの支援がないだろうというのは、どうだろうかと思います。 また、昨年、金大中氏は、南北分裂の原因は日本にあるという発言をしたはずです。彼らが、統一後、日本を共通の敵にしないという保証はないように思うのです。