『マーケットの魔術師』(ジャック・シュワッガー)という本がおススメです。投資関連書の中でも名著中の名著です。今読んでも内容の理解が難しいかもしれませんが、遅かれ早かれ読むべき本です。お金を出して買わなくても、市区の公立図書館などにあると思います。
また『世紀の相場師ジェシー・リバモア』(リチャード・スミッテン)という本もおススメです。これも難しい本ですが、14歳で株の世界に入り、莫大な資産を何度も作っては破産し、最後はピストルで自殺をしたという伝説の投資家のお話です。学校の社会の授業で1929年の世界恐慌について習ったと思いますが、リバモアはキッカケを起こした引いた人物と言われています。非常に良い本なのですが、なぜか廃刊になっています。ジェシー・リバモアの名前はテストには出てきませんが、株をやるならば、怖い世界も知っておいた方がいいと思います。この2冊は、名著中の名著です。
あと本以外だと、麻雀をやるのもいいと思います。中学生ぐらいなら周りで麻雀をやりだす友人もいると思うので、彼らに混じって、実際にお金をかけて相手と駆け引きを繰り返す経験を積むのもいいと思います。投資の世界では、勉強ができる人よりも、賭け事に強い人の方が優秀です。実際にお金が自分の目の前で動いても、常に冷静でいるように気持ちをコントロールして、その場その場で適切な判断をする訓練が大事です。
それ以外にも、数学の勉強が重要です。特に確率・統計の知識は、株や麻雀で勝つには、とても重要な要素です。「お金のため」と考えれば、嫌な授業や宿題・テストも面白くなると思います。また、学校のテストの過去問題を自分なりに分析して、先生の出題パターンを見極めて、予想する訓練をしてみるのも面白いかもしれません。株も学校のテストも、相手は同じ人間です。相手と戦うつもりで、先生の手の内を読んで、高得点を狙いましょう。中学の数学ならば、株よりは簡単だと思いますよ。的中率の高い予想問題を作って、それを友達に売ってお小遣いを稼ぐのもいいかもしれません。もちろん他の教科もがんばりましょう。何がどこで役に立つか分からないですから。
そして、毎日株日記を書きましょう。ニュースでどんなことがあったとか、それが株価にどう影響したとか、わかる範囲でメモをしていきましょう。テレビや新聞の経済面などもチェックして、気になったところをノートに書きましょう。株も為替も。ここで重要な見方の一つは、その分野の専門家の人たちが自身を持って予測している株価予想が、いかに当たらないか、その記録を取り続けて確認しましょう。実際のところ、上がるか下がるかの予想なのに、予想が当たる確率が50%を越える人は滅多にいません。もしくは、常に「上がる」しか言わない専門家もいます。そうすれば、当たる確率は50%前後をキープできますからね。この世界の予想屋は、本当にいい加減です。そしてこのことが本当にそうなのか、ご自身の手作業で調べて、確認するという実体験が重要です。いずれそうやって書いていったノートが、血肉の努力の証となっていくでしょう。
最後に、株で勝てるようになるには努力が必要です。株について「簡単にお金儲け」と考えている大人もいますが、彼らは株でちゃんと勝てるようになるには、大変な努力が必要なことを知りません。実際にここのQ&Aサイトの投資コーナーでも、そのような努力の重要性に気付いていない大人を見かけることも少なくなく、そんな人でも自信満々にアドバイスしているのが、ここのサイトの怖いところです。「株の基礎」とは、まず努力の重要性に気付くことだと思います。頑張ってください☆
お礼
Yes sir!! Thank you sir!!!