エンジンをかけた際にナビが再起動する件ですが、エンジンをかけるためにセルモーターを回すと、それには大電流が流れるのでバッテリーの端子電圧が大きく落ちて、ナビが正常に機能する電源電圧以下になるのが原因かも知れません。バッテリーが劣化し容量が低下すると、そのような状況になる可能性があります。
ごく一時的に電圧を保つには、大容量のコンデンサー(英語ではキャパシターと言う)を電源回路に取り付けます。(オーディオキャパシターというのは、この分野の専門知識がある私にも知りません。聞いたことがありません。あるとすればオーディオパワーアンプ用の超大容量電源コンデンサーでしょうね。)少なくとも本来の電源コンデンサーは、オーディオ装置やナビ機器内部の電子回路に実装されるものであって、外付けで取り付けるものではありません。つまり電源コンデンサーの追加は、本来は装置内の回路の改造になり、ふつうの人には手の施しようがありません。
しかし、打つべき手はあります。
(バッテリーからの+12V電源)-(ナビ系統のヒューズ)-「逆流防止ダイオード」-「電源平滑コンデンサー」-(ナビへの+電源)
のように、ナビ(ナビだけですよ!)への電源配線の途中に「 」で書いたようにダイオードと電源(平滑)コンデンサー(-側はアースへ接続する)を付加すればOKです。
ダイオード(逆耐圧250V)の電流容量はナビの消費電流の2~5倍のものを選びます。電源平滑コンデンサーは16Vまたは25Vのもの(25WVなどと表示がある)を選び、その容量は目安として10,000μF(マイクロファラッド)にしてみてください。この容量は、セルモーターが回って電圧が落ちている時間と、ナビの必要な消費電流に依存しますので、状況に合わせてやってみないと幾らでよいか分かりません。もし不足するのなら22,000μF(あるいはそれ以上)、十分であれば4,700μFでもOKです。ダイオードの向きは(簡単に言えば)ナビが動作する向きに接続すればOKです。
(注)この機能が正常に動作すれば、エンジンキーを切っても、ほんの暫くはナビは動作します。
お礼
詳しい説明ありがとうございました。 ACCの構造について理解できました。 近場のディーラーかプロショップに行って調べてもらいます。