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歌曲の調性について
例えばシューベルトの「水車小屋」は、テノールやメゾソプラノやバリトンなど、いろいろな声?で歌われますが、その都度調性(キー)も変えているような気がします。 管弦楽作品で調性を変えて演奏することは、(通常は)あり得ないわけで、そのあたり、歌曲の場合の考え方はどのようなものなのでしょうか? 単純にピアノ伴奏も大変だと思うのですが、○調版、○調版、などと複数の楽譜が出回っているものなのでしょうか?
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歌曲の場合は歌手の声域によって移調させることがしばしばあります。 ただし歌はよくてもピアノ伴奏は大変だそうです(本番当日に「何調にしてくれと歌手に言われて、ピアニストと喧嘩になったというエピソードがあります)。 何調版という楽譜があるわけではないですが、「高声用」「中声用」と書かれていて、調がニ度ぐらい違う楽譜は出回っています。 ただし作曲家が書いた調による「原典版」は当然一種類の調しかありません。 歌曲には移調が許されているとはいえ、やはり本当は作曲者の書いた調性で演奏するべきなのですね
お礼
ありがとうございました。 ふだん歌曲に馴染みのない者からすると、移調が許されている、というのはけっこうショック?です。 もしニ短調の「運命」とか、イ短調の「未完成」とかあったら、微妙な音がするんだろうなぁ。