大学・大学院で政治経済を専攻していました。
少し長くなりますのでご容赦ください。
「実用的か」と聞かれると、うーんと考えてしまう部分はありますが・・・^^;
どこの大学でも大抵そうだと思いますが、1年ではその分野の基礎的な科目が多く、
2~4年になると専門的な科目が増えてきます。
例えば、1年では「経済学入門」「経済思想」という科目で経済学を学ぶ上での基礎的な知識を身に着け、
2年で「国際金融論」「環境経済学」「アジア経済」とより専門的な知識を学んで、
3~4年で自分の関心に基づいて研究をすすめるといった具合です。
同時に必要な語学も学んでいくことになります。
(ちょっとわかりにくいですかね・・・。)
史学の場合は大きく日本・東洋・西洋・考古学と専攻が別れていくと思います。
中には美術史を置いているところもあります。
だいたい文学部に設置されていることが多いですね。
最初は史学概論といって歴史をみるための視点を養う科目をとって、
それぞれ地域によって細分化されていくことになるでしょう。
歴史を検証する学問ですので、現在の語学の他に古文書などの文献を読むために古代の文字や言語を学ぶ授業もあります。
私の知人は世界史(ヨーロッパ)が専門だったので、英語・フランス語・オランダ語・ラテン語を勉強したそうです。
(もちろん全部が必修ではないのですが、研究するのに必要だったからだそうです。)
でも、同じ科目名でも教える教授によって内容はまちまちなのが現実です。
「東洋史概論」という名前なので日本以外のアジア地域の歴史をやるのかと思っていたら、
1年間ずっと中国の歴史だったということがよくあります。
それはその科目を担当している教授がそういった研究をしているからです。
例えば西洋と言ってもいろいろ国があるし、研究している時代が限定されていることもありますから、
もし今後特に興味のある地域や分野が出てきたら、そういう研究者がいるかを大学案内やHPで見てみるといいと思います。
私は最初遊んでばかりでロクに授業を聞いてませんでしたが、3年になってからおもしろくなって大学院まで行きました。
就職先も専門を活かせる仕事なので役に立ってますし、今も勉強は続けてます。
最初に言ったように、実生活に役に立つかどうかは専門や進路、教授、
それから自分の捉えかた次第だと思いますので人にによりますね。
ちなみに、英語も専門はいろいろありますよ。
言語そのものについて研究する言語学や、英語圏での文学について研究する英文学、
英語が母国語でない人にどう教えるかを研究する英語教育学などがあります。
お礼
丁寧に回答してくださって、ありがとうございます。 以前に「経済も法律も大学の勉強は哲学が基本だから実用的じゃない」と聞いたので、単純に好きな物を選ぼうと思っていました(高度に実用的になっていくのは語学を専門にした場合で)。しかし、自分の捉え方や進路などによって役に立つと教えていただき参考になりました。経済にも思想や環境などの分野があったり、史学を専門にする事で考古学や美術なども学べる事があることも参考になりました。特に古文書を読んだり文献を調べたりは流石大学だと思って更に興味が湧きました。語学は苦手なので研究に必要と伺って少し不安ですが頑張っていこうと思います。