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古いKEFとベストマッチなアンプは?
KEFのMODEL102(4Ω)という1980年代中頃まで製造されていたスタジオモニター2Wayスピーカーを譲りうけました。KEF専用の外付アッテネーター?(DC電源)を組み合わせて使用するタイプです。 手持ちのKENWOODのミニコンポではセンド/リターンができないのでアッテネーターを使用できないこと、駆動力不足で上手く鳴ってくれていない感じなので、プリメインアンプを新調したいと思います。 ソースは主に洋楽のPOP/ROCKと軽めのJAZZです。費用15万円ぐらいで女性Voを上手に鳴らすお勧めのアンプをご紹介下さい。 宜しくお願いいたします。
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はじめまして。こんにちは。 KEF MODEL102とKEFのアクティブlowレベルイコライザ“Kube”をお使いになるとのお話だと解します。 今回は、アドバイスというより 私ならどのように組み合わせたいかという投稿になってしまいましたが、どうかお許しください。 では、本題に入ります。 私ならば、下記の点を踏まえアンプを選択したいと思います。 1.個人的に思うところ、イギリスのスピーカーを「それらしく鳴らす」には、イギリスのアンプが一番合わせやすく結果も出しやすいと考えています。 選択という点に関して、国産のアンプではちょっと難しい印象を持っているとでも申しましょうか。 最近のスピーカーよりも この機種のような少し以前のものは、その傾向が強いように感じています。 ・・・あくまで個人的な印象からですので、独断をお許しいただけますと幸いです。 2.“kube”を使用する事が前提であれば、セパレートアンプを選択したいと思います。 この理由ですが、プリメインアンプにアクティブイコライザを接続するとなると、「プロセッサ端子が存在するプリメイン」、 もしくは「テープRECセレクターとソースインプットセレクターが別々に付いているプリメイン」とする必要があり、選択に幅が無くなる点。 またセパレートアンプであれば、プリとパワーの間に kube を挟んで結線するだけでよいので、シンプルにまとまるという点になります。 上記2点に駆動力と15万円程度の予算という条件から私が選択するとすれば、『中古のQUAD 34と405-2』あたりで MODEL102 を楽しみたいと思います。 広いDレンジを持つ現代っぽいサウンドとは異なり、少しノスタルジックなサウンドになろうかと思うのですが、耳触りのよい渋いサウンドでボーカルを聴きたいです。 特にアナログレコードは味わい深く楽しめるのではないかと。 中古機器を特段気になさらないのであれば、この機種は予算の近辺で導入できるのではないかと思います。 機器の選択から少々脱線しますが・・・。実際に利用し始めてからのお話としまして、 アクティブイコライザで低域方向の補正を行わなくとも低域の量感が十分であると感じた場合は、 私なら kube をシステムから取り外してしまい使用しないかもしれません。 これは、海外の方による MODEL102の視聴記を参考にしました。 それによりますと、“kubeを接続しない場合は、接続した時よりももっとスムーズでオープンなサウンドになる”との事。 kubeを外す外さないの判断は、実聴感で好ましいほうを選択したいと思います。 私の興味が中心になった上、条件を満たせず恐縮ですが、以上となります。 よいアンプと出会える事とよいですね。がんばってください。 では。
お礼
ご丁寧なアドバイス有り難うございます。 独断どころか深いご見識と温かいお心遣いにいたく感銘を受けております。参考になる貴重なお話ばかりですし、共感賛同できたお話が山ほどです! 昨年得た人生伴走者の「ごつい」「邪魔」「扱えない」という主張に折れ、細君所有のミニコンポと自家用車の純正オーディオ(スピーカー壊れて換装中)とipodで悶々と過ごしておりましたが、先々の将来を考えても亭主の威厳をここらでみせた方が良いかもしれませんね。 QUADは確か高品位な静電スピーカーで著名なメーカーでしたね。イギリス製のアンプならウエットなニュアンスを活かしてくれそうです。素敵な組合せをご推奨いただき有り難うございます。 きちんと鳴らせるモノで駆動してみないとわかりませんが「KUBE」を使用しない現状ではかなり腰高です。反面、一瞬ですがモニターとしての片鱗も見受けられます。KEF・Japanでオーバーホールが可能なことも確認できましたので先々診断に出すつもりでおります。 アンプとCDプレイヤーは引き取ってもらいましたが、幸いアナログ系機材やアクセサリー類など嫁ぎ先のなかったものは実家に保管してもらっています。う~む、MCカートリッジも予算に加えなければ…。 再構築してみますのでまたご相談に乗って頂ければ幸いです。
補足
バハマ諸島ナッソーにあるコンパス・ポイントというレコーディング・スタジオをご存じでしょうか。アイランド・レーベルの社長の敷地に故ロバート・パーマーが作ったスタジオですが、ローリング・ストーンズ初めROCK/POPS/REGGAEなどジャンルを問わず多くの傑作アルバムが製作されたスタジオです。 10年ほど前に音楽雑誌で知ったのですが、そのスタジオのミキシング・コンソールに繋がれていたモニターのひとつにこのKEF/MODEL102がありました。サイズや特性から察するにかつてのBBCモニターLS3/5A(ロジャース版を現在も所有しています)と同様の使われ方、ミックス・ダウン後に小型スピーカーでどう聴こえるかを確認するためのものだったと思います。 知人があまり使わず仕舞い込んでいることを知り、ならばと譲って頂きました。数々の傑作レコードを産み落としたスタジオのエンジニアが選んだモニター(サブのサブ扱いでしょうが)で音楽を楽しめる…20年以上前のスピーカーですが実はワクワクしています。 譲っていただいた方はSANSUIのAU907i/MOS LIMITEDとの組合せでした。外部イコライザー用のセンド/リターンに「KUBE」を挟んでいたそうですが、機器の接続方法からしてお互いの持ち味「KUBE」と「パワーアンプ・ダイレクト」のどちらかしか選べず、結果的に美味しく使いこなせないままKEFは購入後数年で退役させたとのこと。 graeryさんからアドバイス頂いたプリ+メインのセパレートで検討し直してみます。