- ベストアンサー
鬼太郎の原作について
鬼太郎の原作について教えてください。 ゲゲゲの鬼太郎の原作を購入したいのですが、様々な出版社から出ており、どこから購入したらいいかよくわかりません。wikiなども見てみましたが、いまいち区別がつきません。 中公文庫から出ている鬼太郎の文庫が良いのかな、と思いましたが、そうなるとこれには「墓場の鬼太郎」は含まれていないから、角川から出ている「墓場の鬼太郎」も買えば良い、そうなると講談社から出ているものは一体・・?という感じでかなり混乱しています。 「墓場の鬼太郎」と「ゲゲゲの鬼太郎」はどちらも文庫で欲しいです。 詳しい方、アドバイス頂けると嬉しいです。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ゲゲゲの鬼太郎は、貸本時代(1959年頃)から現代まで多種多様な雑誌に掲載、連載され続けています。最近文庫等で復刊されてますので簡単に時代順にまとめておきますね。 (1)角川文庫「墓場鬼太郎」全6巻(貸本時代の鬼太郎1959~1964) (2)講談社漫画文庫「少年マガジン/オリジナル版」全5巻(少年マガジン掲載分1965~1970) (3)中公文庫コミック版 全7巻(少年サンデー1971、少年アクション1976、週間実話1978(一部未収録)、少年マガジン1986~1987掲載分) (4)角川文庫「死神大戦記」全2巻(学習研究社刊 1974) (5)角川文庫「鬼太郎国盗り物語」全3巻(コミックボンボン1990~1993) 現在書店で入手可能な文庫はこのくらいと思います。今月9月23日には中公文庫8巻、9巻として「鬼太郎夜話」(ガロ1967~1969)が発売予定です。 ちなみに講談社漫画文庫5巻と中公文庫コミックス1巻はほぼ同じ作品です。(中公文庫コミックス1、2巻を買えば、講談社漫画文庫5巻は不要かも…。ただし、カラーの口絵が中公版にはありません)
その他の回答 (2)
- hottoite
- ベストアンサー率34% (58/168)
AN01です。角川版は(貸本まんが復刻版)墓場の鬼太郎で、マガジン連載になる前に貸本として発表されたもので言わば原作に当たるものです。「幽霊一家・鬼太郎夜話・怪奇意一番勝負・霧の中のジョニー・おかしな奴・僕は新入生・アホな男・ないしょの話」が収められています。マガジン版に同じ話が書き直されて発表されています。取り敢えずは講談社版で堪能されてから、一歩踏み込む形で角川版を購入されると良いでしょう。
お礼
詳しい解説ありがとうございます。 講談社版から買ってみます!
- hottoite
- ベストアンサー率34% (58/168)
講談社版ゲゲゲの鬼太郎全5巻(少年マガジンオリジナル版)をお薦めします。水木しげるの画風を最もよく表現しており、原作を知るのにもってこいです。第1巻は墓場の鬼太郎からは始まります。週刊誌連載順になっていますのでとても経緯がよく判ります。第2巻毛羽毛現の巻からTV化に伴いゲゲゲの鬼太郎と改題されます。 「講談社」は、1960年代に少年マガジンに連載されたものをそのまま掲載しています。(全5巻) 「中央公論新社」は、上記の講談社版以外の鬼太郎タイトルをほぼ全て網羅しています。(一部、講談社と重複したタイトルがあります)(全9巻) 「角川書店」は、上記2社には含まれていない「鬼太郎国盗り物語」(全3巻)を出版しています。ほかに「墓場の鬼太郎」(全6巻)も出しています。(国盗り物語」は新書版で講談社からも出版。内容は同じ) 「筑摩書房」は、20年ほど前から出版しており筑摩書房なりの編集で鬼太郎の各タイトルをまとめています。主に少年マガジン版です。(全7巻) もっと詳しいことが知りたい場合は「水木しげると鬼太郎変遷史」関東水木会平林重雄 YMブックスが参考になります。
お礼
なるほど、それぞれの出版社でこれだけ違いがあるんですね。 わかりやすい解説ありがとうございました! 講談社版から買ってみます。 あと、角川から出ている「墓場の鬼太郎」と講談社に収録されている「墓場の鬼太郎」は同じ物、という認識でよろしいのでしょうか?
お礼
年代別だとこうなるんですね・・! わかりやすくて参考になりました。 サイトの方も見てみます。 ありがとうございました!