- ベストアンサー
性同一性障害について
当社に性同一性障害(MtF-GID)の方が入社することになりました。 彼女が円滑な社会人生活を送れるように、 フォローしたいと思っています。 今まで一女子学生として対応してきました。 入社後も女子社員として接します。 合宿研修もありますが、私(女)が帯同するので、 部屋割りやお風呂なども問題ありません。 (合宿研修があることについては本人も了解済みです) 彼女はGIDであることを公表して構わないと言っています。 社会保険などの公式書類は当然ながら戸籍名で行い、 社内的には通称名を使用する予定です。 業務上、制服はありません。 手続きや研修には問題はないのですが、 今後の治療予定などを考えると、配属先では他社員の協力が必要になります。 彼女の入社を機に、社員にはGIDというものを理解し、 協力してもらいたいと思ってます。 書籍でも、サイトでも構いませんが、 GIDについて何も知らない人にもわかりやすい資料などはないでしょうか? 資料ではなくても、社員へ伝えるために良い方法はありませんか? また、GIDの方で「こういうことに困った」ということはありませんか? (困るようなことになる前に、改善したいと思います) 私としては、最初から女性として対応していたので、 特にGIDであることは気にしていないのですが、 社員の中でも、社外の人でも私のような考えの人ばかりとは限らないことは、 私自身も彼女もわかっています。 少しでも彼女のチカラになれればと思っています。 アドバイス、ご回答よろしくお願いします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
初めまして。MTFの当事者です。今年の四月に入社して仕事してます。 SRSも戸籍変更も終わっているので、会社では人事しかそのことは知りません。 (そういう意味では質問者様の参考にならないかもしれません……) さて、ご質問の件なのですが…… やはりケースバイケースなんです。 GIDのことを知ってもらいたいという当事者と、「男性、女性として生きたいから、なるべくなら知られたくない」という人とがいて、それぞれ求めるモノが違ってしまったりもしています。 ですので、一番大切なのは「その当事者の話を先入観なしで聞くこと」だろうと思います。 それをふまえた上で、あえて私自身が治療途中で困ったことも書いておこうかと思います。少しでも参考になれば幸いです。 質問者様の会社に入社するMTFの方が、どういう段階かはしりませんが…… まず、女性としての経験値が不足していた初期は苦労しました。 もともと女性っぽく育っているなら別ですが、いきなり文化を切り替えるのはなかなか難しい部分もあります。事情をしっている同性がフォローしてくれると非常に助かります。 (しぐさやメイクや衣類が女性以上に女性らしいというからには、ここの問題はないかもしれませんね) あとはホルモン療法に入った際に、場合によってはウツ傾向になるかもしれません。薬の副作用のようなものですが、ホルモンバランスが崩れることによって精神が不安定になってしまうことがあります。 また精神的に一番つらかったのが治療そのものでした。私の場合はさっさと身体をいじってせめて「まともに女性に見える状態」を一刻も早く作りたかったので、その希望を打ち砕かれるたびに荒れていました。 確実に現実の生活にも影響がでていました。 加えて、外見的な問題は、質問者様が考えている以上にシビアなものがあるかもしれません。 人間、違和感がある相手には警戒します。 特に男性の場合、受け入れがたいという部分が強くあるようで、もしかしたらトラブルの元になるかもしれません。 (大学時代、GIDであることをカミングアウトした環境でしたが、男友達はどう接していいのかわからないという感じでした) ここは男女で意見がわかれるところですので、信頼のおける男性社員にも意見を聞くべきだと思います。 最後に参考になる本、ということですが…… さらりと読める本として私がおすすめできるのは、 「オカマだけどOLやってます。」 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4812428912/ref=sr_11_1/250-4135435-5414646?ie=UTF8 真剣みにかける、という部分はあるかもしれませんが、興味がない人も手に取りやすいものだと思います。 質問者さまも、これからいろいろなご苦労をされることかと思います。 どうかあまり無理をなさらないように。
その他の回答 (3)
MTFではありませんが、性同一性障害FTM当事者です。 私の個人的なことなのでアドバイスになるかどうかはわかりませんが… 私は一部の上層部の者を除き、私の素性を知る者はいない(つまり男性として埋没)という状況で仕事をしています。 ですので、まわりは当然の如く普通の男性として接してきます。 当事者にも色々な考えや価値観の方がいるので一概には言えないのですが、 大抵の当事者にとってはMTFならば「他の女性と同様の接し方をしてもらえること」、 FTMならば「他の男性と同様の接し方をしてもらえること」を望んでいます。 つまり「MTF」や「FTM」ではなく、単純に元からの「女性」「男性」として接してほしいのです。 質問者様の会社に入社することになったMTFの方は「公表して構わない」と仰ってるようですが、 公表するということは当然他の社員の方には「元男性」ということがインプットされます。 そうすると、理解はしてもらえたとしても変に気を遣われたりして却って微妙な空気が流れたり…ということも有り得ます。(それだけではありませんが) こういう状況になるとそれはもはや「元からの女性(男性)と同じ」ではないのです。 ということですので、他の社員さんにはGIDの理解をしていただくとともに、 「彼女は「女性」なので、必要以上に『MTFであること』を意識しないように」ということを仰ってもらえれば、 同じ性同一性障害を持つ者としては有難いかなと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 当事者の方からのアドバイス、とても助かります。 確かに、できることなら必要最低限の社員以外には伏せておき、 最初から女性として就業できればいいのですが、 業務都合により、戸籍名を使わずにすまないこともあり、 また、服装やメイク、もちろん仕草も女性以上に女性らしい彼女ですが、 声や体型(ホルモン治療、外科的治療はこれからです)から 「おや?」と思われてしまう可能性がとても高い状態です。 そのようなことから、誤解や偏見を招かないためにも、 公表してしまった方がいいのではということに至りました。 >>ということですので、他の社員さんにはGIDの理解をしていただくとともに、 >>「彼女は「女性」なので、必要以上に『MTFであること』を意識しないように」ということを仰ってもらえれば、 大変参考になります。 ぜひそのように対応していきたいと思います! GIDではない私には、いくら情報を得て、いろいろと勉強しても足りない点がたくさん出てきてしまうと思います。 彼女が他の女性社員と変わらぬ社会生活を楽しめるように、 できる限り尽力していきたいと思います。 回答者様もお体を大切にがんばってください。
初めまして。 当事者ではありませんが、ご参考になれば幸いです。 書籍ですが、緑風出版から発行されている 「性同一性障害って何?」という本が、一番分かりやすいと思います。 Q&A形式で、詳しく説明されているので、 GIDは良く分からない・知らないという方でも、理解の助けになると思います。 また、GID当事者の方の書籍には、 世田谷区議員の上川あやさん、元競輪選手の安藤大正さん、 作家の虎井まさ衛さんの著書があります。 虎井まさ衛さんは、ご存じだと思いますが、 ドラマ「3年B組金八先生」の第6シリーズに登場する、 鶴本直のモデルになった方です 以上の書籍を含め、GID関連の書籍を紹介しているページを 見つけましたので、URLを貼り付けておきますね。 ご参照ください(アマゾンのインスタントストアのようです)。 http://astore.amazon.co.jp/whatssexu-22/503-2158783-5466304?%5Fencoding=UTF8&node=4 ご参考になると思われる関連サイトは、参考URLに貼り付けておきますね。 どのような方法で貴社の社員の皆様方に、 GIDに関する正確情報を伝え、理解が得られるようにするのか、 その手段が難しいところですよね。 著名なGID当事者の方(上川さんや安藤さん、虎井などの著名な方)の 講演等を依頼できるのであれば理想的でしょうが……難しいですよね。 入社される方が、円滑に社会人生活に馴染み、 貴社でご活躍できることを、陰ながらお祈りしております。
お礼
ご回答ありがとうございます。 上川さんについては以前にニュースなどでお見かけしました。 虎井さんについては今回情報を集めていく中で知りました。 安藤さんを含め、皆さん大変なご苦労はあったかと思いますが、 それでも、強い心を持ち続けた方たちだと尊敬します。 入社の決まっている彼女は、 GIDであることを隠すことなく、 自分に正直に生きていこうとする気構えが見えます。 その気持ちを大切にしたいと思いますし、 本人の希望もあって、できるだけ多くの人に理解を求められればと。 まずは間違った知識や偏見を持つことなく、 正しい情報を与えることが一番かと思っています。 彼女自身が自分のクチで伝えることも厭わないと言ってくれているので、 できればわかりやすい資料と私からの補足説明を、 それと彼女自身から社員へ伝えてもらうという方法もいいのではないかと思います。 書籍等、ぜひ参考にさせていただきます。 ありがとうございました。
- yas887
- ベストアンサー率22% (82/369)
私もあまり性同一性障害のことを詳しくは知らないので、大したことは言えませんが、元競艇選手の安藤大将(ひろまさ)さんは、この件では有名な方で著書なども出されています。 安藤さんの場合、質問者様の会社に入社される方とは逆にもともと女性として生まれ、現在は男性として生きていらっしゃいますが、性同一性障害のことを公表した有名人として、先駆者とも呼べるかと思いますのでいろいろ参考になる情報が手に入るのではないかと思います。
お礼
アドバイスありがとうございます。 安藤さんのことは、 テレビのドキュメンタリーで拝見したことがあります。 URLのご紹介、ありがとうございました。 参考にさせていただきます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 MTF当事者の方からのアドバイス、大変感謝致します。 彼女の良かったところは、 早い段階からご家族の理解を得て、GIDとして生活することに 協力してもらえたことだと思います。 「女性」としての生活については、あまり違和感はないかと思います。 もちろん、必要であればフォローします。 本配属となり、私の配下から異動する際には、 配属先の女性社員が私と同様にバックアップする予定です。 ホルモン療法はこれからとのことなので、 直近の問題は体調面かもしれません・・・ 私も婦人科系の病気でホルモンバランスを崩してしまったことがあり、 当時は大変な思いをしました。 程度の違いはあるかと思いますが、同じような感じでしょうか? 回答者様と同じように、彼女も治療の過程で苦労することがあるかと思うので、 体調管理まではできませんが、それに伴うウツ症状などには、 できるだけ気をつけてフォローしていきます! 私の会社が属している業界は、まだまだ男性が多く、 当社の男女比も9対1程度です。 彼女自身、それを理解した上で第一志望としていますが、 やはり周囲は男性ばかりという環境になるので、 彼女のことをきちんと理解し、信頼できる男性社員は必要ですね。 何人かお願いできそうな男性社員がいるので、 彼女ともよく話して、今後の対応をお願いしたいと思います。 ご紹介いただいた本は、あまり難しく考えなくても すいすい読めそうですね。 最初のとっかかりとしてはいいかもしれません。 内容を確認して検討してみたいと思います。 私自身の苦労なんて、彼女や回答者様たちに比べたら大したことないです。 でも、私が倒れてしまったら彼女にも迷惑を掛けてしまいそうなので、 重々気をつけたいと思います。 回答者様もお体大切に、お仕事がんばってください!