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ヤン・ウエンリー暗殺の理由

いつもお世話になっています。 銀河英雄伝説という小説(アニメ)をみているのですが、自由惑星同盟軍(その時点では同盟軍ではありませんが)のヤン・ウエンリーが地球教の信者に暗殺された理由がもう一つ、良く分かりません。 ひょっとするとその理由が物語のどこかで語られているのかも知れませんが、話が長く、見つけ出せれないでいます。 ヤンが暗殺された理由をご存知の方がいらっしゃいましたら回答お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • DieMeute
  • ベストアンサー率70% (571/807)
回答No.4

原作第8巻において、まだ、ヤンの暗殺が実行される前に、語られている部分があります。 アンドリュー・フォークがド・ヴィリエ大主教の工作により精神病院から失踪した直後の話です。 そこではヤン暗殺について、ド・ヴィリエ大主教の部下が次のように話しています。 「皇帝とヤン・ウェンリーとを、絶対に講和などさせてはなりませぬ。最後の一兵まで殺し合わせてくれましょう。今回の件、ぜひ成功させねばなりませぬ」 続いて、ド・ヴィリエ大主教の内心が語られています。 ・・・彼はむろん全能ではなかったが、このときはヤン・ウェンリーの政治構想がどこへ帰結するか、ほぼ正確に予想していた。地球教団にとって最善の道・・・共倒れにはならないであろう。彼らが最悪の破局を回避しようとするなら、こちらから穴へ突き落としてやればよい。さいわい、三年ほど以前に使用した古い道具(アンドリュー・フォーク)があるではないか。 ただし、この部分はアニメではカットされています。この後に続くド・ヴィリエがアンドリュー・フォークにヤン暗殺を唆すシーンは、きちんとアニメ化されています。第78話「春の嵐」です。 原作のこの時点では、まだ地球教は帝国と民主共和制の共倒れ、もしくは徹底的な戦いを望んでヤン暗殺を狙っているともとれます。 そして、NO.2さんが指摘したヤン暗殺後の原作第9巻の部分があります。アニメでは第90話「鳴動」です。 ここでは、地球教はその暗殺理由について、一つの権力体制を簒奪する時、権力が分散しているより集中している体制を乗っ取る方が容易であり、またラインハルトを暴君にし、その後、暴君の専制に対抗するのは民主共和政治ではなく、地球教の信仰とするために邪魔なヤンを暗殺したと言っています。 地球教はヤンが暗殺されれば、民主共和政治は滅び、そして帝国に対抗する理念は地球教の信仰でなくてはならないと考えていたみたいですね。

hiyoko22
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 アニメ版と小説版では多少の違いがあるのですね。 回答していただいた最後の文章に、非常に納得しました。

その他の回答 (3)

回答No.3

ANo.2です。 銀河英雄伝説で死んだキャラは(ちょいキャラは別としても)基本的に死ぬ予定で登場しているそうです。ほとんど当初からの予定。 死ぬ予定で死ななかったのは、ビッテンフェルトとポプランの二人だそうです。(しぶとかったそうで) ヤンも当初から死ぬ予定のキャラだったそうです。 ファンの「殺さないで」という声で殺すのやめたキャラは存在しないそうです。話の為にそういう声は全部無視したそうですので。 「銀河英雄伝説読本」やロマンアルバムなどのインタビューで答えています

hiyoko22
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 最初から大まかなストーリーは出来ていたようですね。 確かにポプランとビッテンフェルトは最後の方で死んでもおかしくないキャラクターですね。

回答No.2

原作9巻にあるのですが、地球教の大司教「ド・ヴィリエ」が言っています。 「何故、皇帝ラインハルトではなく、ヤン・ウェンリーを殺害したか、わからぬか?吾らは皇帝ラインハルトをより絶対的な支配者なし、ついには暴君となし、人民の憎悪と怨嗟を集中させねばならんのだ。その時、暴君の専制に対抗する理念は、地球教の信仰でなくてはならぬ。」 ラインハルトを暴走させて、名君で無くす為に、ラインハルトにとって必要不可欠な最大の敵を排除しようとしたのです。 ロイエンタールを反逆に追い込んだのも、同様の理由です。 臣下の反逆が君主の猜疑心を呼び、粛清の嵐が吹き荒れる。 この歴史上の鉄則をローエングラム王朝に適用しようとしたのです。 当然ですが、地球教だけの勝手な理屈でして、まったくその通りにはならないのですが。

hiyoko22
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 ロイエンタールが反逆したきっかけ(原因?)も地球教の策謀でしたね。 銀河英雄伝説はキャラクターの魅力もさることながら、話の作りもとても重厚なのだと改めて感じました。

回答No.1

おそらくなんですが ルビンスキー(地球教代理総督) にこういうセルフがありました これまで帝国と同盟の国力をキッコウさせていたが 今回(アムリッツア)で7:3になってしまった そこでだ当初の予定を変更し帝国に同盟を滅ぼさせせ そして帝国に全宇宙を支配させたあとこのフェザーン が経済面により全宇宙を支配することにしよう というシーンがあります ただこのあとルパートが「よろしいのですか 例の老人(地球教幹部)のご意向は 私はフェザーンの方針を話しているのだが」 と少しルパートが意義をはさみます あと地球教のデグスビーがルビンスキーを訪ねてきた あと独り言で「ちぃあの殉教者どもめ帝国と同盟を共倒れ させるという当初のやり方の固執しおって」 というシーンがありますのでおそらく これだと思います地球教としては帝国と同盟を滅ぼす 方針があったようですがフェザーンとは若干 歩調があわずああいったゴタゴタの中でたまたま 暗殺してしまったという感じなのではないでしょうか おそらく地球教としてはアムリッツア対戦後は 同盟を滅ぼす方針になったわけでその一環として ヤンは暗殺されたのだと思います

hiyoko22
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 ルパートが出てくるシーンというと、本編の中でも相当前の段階だった筈なので、ヤンが暗殺されるという事は元々、田中芳樹の構想の中にあったのでしょうね。

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