- ベストアンサー
銀河英雄伝説
銀河英雄伝説のメルカッツとその部下のことです。彼らは帝国の内乱に破れ、同盟に亡命をします。しかしヤンに見込まれた彼らは、その後、同盟側の指揮官として活躍することになります。 同盟の指揮官となったのに、なぜ彼らは帝国の制服を脱ごうとしないのでしょうか?敵の制服で指揮を取るのは不自然な事ではないんでしょうか?
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
メルカッツは自由惑星同盟の理念に賛同して亡命したのではなく、銀河帝国の軍人のまま、部下の命をそれ以上無駄に散らさぬために亡命してヤンに保護されたという設定ですので、自由惑星同盟では中将待遇のゲスト・アドミラルであるにせよ、軍服の強制はされなかった、ということでしょう。 原作の中にも、自由惑星同盟の軍服の中で帝国軍の派手な(?)服を着続けるメルカッツとシュナイダーについてのユリアンやポプランたちの言及が何度かあったように記憶していますし、またラグナロック作戦後にヤン不在のヤン不正規隊(第13艦隊からの逃亡艦)を銀河帝国の軍服のまま指揮しようとするメルカッツに、ヤンの部下だった少佐が詰問するシーンが出てきます。 自由惑星同盟の軍装に着替えることなくラインハルトとの戦いに臨むメルカッツの軍服は、伊達や酔狂のみにあらず、最後まで旧銀河帝国軍の矜持(つまりラインハルトという新しい個性に対するアンチテーゼ)を保った老軍人(とその部下)の意地を示すシンボルであるのでしょうね。
その他の回答 (5)
- yumarin
- ベストアンサー率40% (102/250)
亡命したとはいえ、メルカッツは帝国軍人であることに誇りを持っているので(帝国軍人として生きてきた事にも)、軍服はその誇りの象徴だと思います。 ヤンもそれを分かっているので、特に言及をしなかったのだと。 ヤンの麾下だから許される行為ですよね。(更に、目の届きにくいイゼルローンという僻地だったから出来たのかも) まぁ、相手がヤン・ウェンリーだから「亡命」という選択をした訳ですし…。 アニメで、亡命してきた時に部下が何人かいたんですが(副官のシュナイダー除く)、あの人たちもずっと帝国の軍服だったのかなーと気になります。 あと小説で、メルカッツ達の軍服が綻んできて…、という記述があった気がするのですが、替えは無かったんですかね。気になります(笑)
お礼
政治家は一様に悪人で同盟と帝国に分かれていがみ合ってますけど、軍人は皆、高潔で同盟か帝国かを問わない信頼関係があるんですよね。だからこそ、ヤンはメルカッツの誇りとか尊厳に対して寛容なんですよね。
- yochanjr
- ベストアンサー率19% (119/607)
原作の方で、ヤンとユリアンの会話の中に出たはずです。 うろ覚えですが、ユリアンがヤンになぜメルカッツ提督は帝国軍の制服のままなのか、という問いに対し、 ヤンの回答「メルカッツ提督に他の制服が似合うと思うかい?」だったと思います。 つまり、ヤンはメルカッツ提督が帝国軍の制服を着ていることを承認していたと言う事になります。 参考までに。
お礼
>ヤンの回答「メルカッツ提督に他の制服が似合うと思うかい?」だったと思います。 人を食ったこういう返事、ヤンらしいですね。
- jamiru
- ベストアンサー率5% (170/3044)
確か客人提督であって、実際指揮権はヤン艦隊指令部の許可がないと実兵力は動かせなかったと思います。 あくまで客人として遇するのであって、部下としての扱いではないので服装を変えろ。と命令はしなかったのだと思います。 まぁ外見よりも見えない連帯感があればこそだとは思います。 もしかしたら社会の制服に対してのアンチテーゼかもしれません。 組織は制服(学生服、スーツなど)で統一されたほうが良い。という発想は良くない。みたいな。
お礼
やっぱり「ゲストアドミラル」がポイントですか。結構、謎多き称号です・・・ たしかにヤンは軍隊の規律とか威厳とかに無頓着なところがありますからね。制服とか嫌いそうですね・・・
- disease
- ベストアンサー率18% (1239/6707)
単にヤンが帝国の服を着ることを許したからでしょう。 本来なら絶対に許されないはずです。 現在の自衛隊や米軍などでも絶対許されない行為です。 まあ、フィクション小説内のことですからね。 あとで、皇帝の近衛軍になりますが、これの伏線とも言えるかもしれませんが・・・
お礼
>本来なら絶対に許されないはずです。 >まあ、フィクション小説内のことですからね。 まあ、普通に考えればそうですよね。実際は原作があってのアニメですが、もしアニメ主導だとすれば「描き分けが面倒」というような身も蓋もない理由が考えられないでもなかったのですが・・・。いずれにせよちょっと無粋ですね・・・
- huyou_77
- ベストアンサー率22% (308/1368)
アニメの方は、原作2巻相当部分までしか見ていないのですが・・・ 原作の方で回答させていただきます。 亡命当初の理由については書かれていないのですが、ある程度巻が進むと、皇帝が貴族に連れられて、同盟側に亡命します。(誘拐同然ですが・・・) これを同盟が利用して、帝国の亡命政府が出来ます。この政府の高官に、メルカッツ及び同時に亡命した部下も招集されます。そのため、帝国軍の制服を着て、軍務に当たることになります。(このあたりになると、はっきり言って、実権は皆無ですが・・・) 以上、参考にしてくださいね、これで失礼します。
お礼
>この政府の高官に、メルカッツ及び同時に亡命した部下も招集されます・・・ 言われてみればこんな設定もありましたね。アニメ版にもこの設定はあります。確か、「銀河帝国亡命政府軍務尚書」だったような?どの段階まで亡命政府が存在したのか忘れましたが、少なくともその間は帝国の制服が何の不自然もないですね。
お礼
>中将待遇のゲスト・アドミラルであるにせよ そういえば、そんな設定でしたね。「客員提督なんてあり得るの?」なんて思って見てたのを思い出しました。 >原作の中にも、自由惑星同盟の軍服の中で帝国軍の派手な(?)服を着続けるメルカッツとシュナイダーについてのユリアンやポプランたちの言及が何度かあったように・・・ やっぱり不自然ですからね。原作では言及されていたのですね。 >伊達や酔狂のみにあらず、最後まで旧銀河帝国軍の矜持・・・ メルカッツは終始、誇りを忘れない生粋の軍人にして高潔な紳士でしたからね。なんとなくかっこいいし着慣れてるみたいな理由で意固地になったりしないでしょうね。