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「大井川鉄道」の特徴を教えてください
夏休みの宿題でガイドブックを作るという宿題を出されたんですが、 ホームページを見ても、細かい紹介が書いてなくて困ってます。 いろいろ教えてください。
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- FEX2053
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んじゃ。 1.蒸気機関車の動態保存を日本で始めて始めた会社である。 第一次のSLブーム("国鉄"に蒸気機関車がまだ現役だったころ)に C11を導入し、以降ずっとSLを売りに観光列車を走らせています。 ちゃんとした工場や動力者乗務員も整備し、4両ものSLをすぐに 本線上で動かせるようにしているのは、日本ではここだけです。 (JR東もJR西も2両しか持っていない) 2.SL現役の頃の「ごく普通の」客車を多数保有している SL運転当初から「その頃の」客車を集めましたので、昔のSL列車 そのものを味わうことが出来ます。現在JR東や西で使っている客車 はSL時代末期の客車ですので、本来の「SL列車」は既に大井川 鐵道でしか味わえません。このために映画やテレビで昔の鉄道を表現 する場合、かなりの確率で大井川鐵道の客車が出てきます。 1,2はその頃に大井川鐵道の役員をされていた方が、蒸気機関車に 造詣が深く、意思を持って保存鉄道を始めたから出来たことです。 この方の業績は以下のURLを参照してください。 http://www15.plala.or.jp/hidekih/rack000.htm 3.ラックレールを使った「営業鉄道」として日本唯一である。 昔、信越本線の横川-軽井沢で使われていたアプト式ラックレールを 井川線の途中の区間で使って毎日列車を走らせています。一部の遊戯 施設を除き、スイスの登山電車のような「ラックレール区間」がある 現役の鉄道は日本ではここだけです。 4.日本中の鉄道の「中古車」を現役の頃の姿のまま走らせている。 大井川鐵道では、近鉄・京阪・南海の中古電車を運転しており、 「電車博物館」的な部分があります。さすがに往年の「走り」は無理 ですが、気を使って整備されており、現役の頃の雰囲気が味わえます。 5.多分日本一運賃が高い鉄道である。 井川線まで通して全線乗ると3090円というのは、日本中探しても、 JRを除きそうそうありません。まあ、基本が観光鉄道ですから 仕方ないと言えば仕方ないですけど。関連してちょっと珍しいのは、 この鉄道の乗車券は「短区間でも途中下車が可能」ということです。 千頭行き乗車券で途中、新金谷でSLを見て、家山で撮影し、千頭 まで行く・・・なんてことが1枚のきっぷで可能です。 大井川鐵道は、日本でも特徴的な「鉄道をメインに据えた観光鉄道」 です。都市間や地域内の流動を第一に据えた鉄道とは一味違うポリシー を持っていますよ。
- kuma-gorou
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大井川鉄道⇒大井川鐵道株式会社 私鉄には「鉄」を「鐵」と書くところが多いです。 「鉄」は、金を失うに通じ、忌み嫌うからです。 ところで、大井川鐵道はSL保存鉄道でも知られ、ナショナルトラスト運動も行われており、井川線には、大井川ダム建設による線路の付け替えで、日本で唯一90パーミルのアプト式(旧信越本線碓井峠越えが66.7‰)が誕生する等、特色の有る鉄道ですから、断片的には結構、鉄道雑誌にも取り上げられる事も多いのですが、纏まった資料となると中々無いのが実情ですね。 ひょっとしたら、「鉄道ピクトリアル」か「鉄道ジャーナル」と言う雑誌辺りで、過去に特集を組んでいるかも知れませんので調べてみるのも一法かと思います。
お礼
すごくわかりやすいです。ありがとうございます!