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登山用テントの選び方
- 登山用テントの選び方について紹介します。スリーシーズンの使用を考え、山での持ち運びも考慮したテントを選ぶことが重要です。
- エスパースのテントは設営が迅速で好評ですが、吹き流しの有無や頭がテント地にあたる問題もあります。他のメーカーのテントも検討することをおすすめします。
- ドーム型やカマボコ型のテント、メーカーごとの違いなど、使い勝手や設営の利便性、強度についても考慮すると良いでしょう。皆さんのご意見をお聞かせください。
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Jagar39です。 >自分はヤブ山とか沢、300名山クラスや『山頂渉猟』あたりも含めて、雑多にねらい打ちする節操のないタイプなので、ちょいと気になったりします。 まあ、「4人用テント」の仕様として重視するかどうか、ですね。 つまり、家族4人でヤブ山に行くか?というあたりが選択の分かれ目だと思います。 まあ、ヤブ山や沢だとテント以外の選択もありますし、単独だと多少煩雑でもなんとかなるので、1人用テントの仕様としても重視するかどうかは人それぞれだとも思いますし。 >ステラにはこの入口と対極する大きな「ベンチレータ」は、ないのでしょうか? ないです。ベンチレーターは子どもの顔が出せる程度の大きさのものが1つあるだけです。 まあ、普通のテントはこんなものなのですが・・・ アライのベーシックドームは通常の出入り口の反対側に吹き流しの出入り口がありますが、これは「冬用出入り口」という設定なのでメッシュパネルが付属しません。昔のダンロップなどもそういう仕様でした。 そういう点では、確かに不便に感じるかも知れません。 まあ4人用テントに出入り口が2カ所必要か、という点については1カ所で十分だし2つも付けると重くなるのが嫌ですが、「後室」についてははっきりあると便利です。フライシート下の収納スペースは基本的にあればあるほど便利です。 ただし後室を設定することによって犠牲になるポイントもあるのです。 1つはフライの装着が面倒、という点です。後室を設定するためにその部分のフライは"張り出して"張らなければならず、必然的にペグダウンが必要となります。それをサボるとフライがだらりとインナーに接触して浸水の原因になってしまうので、つまり「フライの設営をサボれない」わけです。 エスパースのフライは裾の部分が広がるような設定のため、フライをきっちりとペグダウンしないとフライとインナーが接触してしまうようになっています。その代わりきちんとサボらずに設営すれば、耐候性は他のテントより高いのですが。 というわけで、機能の高さと設営の手間がここではトレードオフになっているので、そこをどう考えるかです。 もう1つは逆説のようですが「荷物の整理」についてです。 同じような経験を持っていて対等に動けるパーティーだと後室は「便利」なのですが、家族登山の場合は一考の余地ありです。 うちがそうなのですが、お父さんが出入り口側に寝るとなると、前室に出すものは全て「手の届く範囲」になるのですが、後室にものを置くと「人に頼まないと取れないもの」が増えてしまいます。 朝食は1人で起きて作ってしまいますので(その方が早い)、そのときに後室に炊事道具があるとたいへん面倒ですね。まあ後室に置くものを考えればいいのですが、実際のところ靴くらいしか置けないと思います。 これも奥さんがバリバリの経験者なら何も問題ではないのですが。 また、雨の日などテント内で炊事をしているとき、トイレ等でテントを出入りするのは非常に神経を使う連係プレーが必要ですが、これも経験者だけの普通のパーティーと家族登山では神経の使い方がまるで違います。 特に子どもがいるときは「暗黙の手順」が通用せず、全て口で指示しながら出入りさせることになりますが、これも自分のポジション(当然出入り口側)と反対側に出入り口がもうひとつあると目が届かず不安です。 なので「後室に靴」というのも実は私は嫌だったりします。 これも一番奥にいる奥さんが経験者の場合はまた事情が違いますが・・・ 基本的に家族登山では「いちいち言い聞かせなければならない素人が1人と、言い聞かせても判らないかも知れない子どもが2人」という構成になります。 たいていのことは言い聞かせたり失敗しながら覚えていくということでいいのですが、朝食の準備のように「絶対的にスピードが必要な作業」や、テント内で炊事しているときの出入りのような「極めて危険な作業」では、全てのファクターをお父さん1人がコントロールする必要があります。 そのような場合、出入り口や荷物置き場が2カ所あったりするのは、難しい場面を作ってしまうことがある、ということです。 まあこれも子どもの年齢とかいろいろあるので、「家族それぞれ」なんですけどね。 つまり、普通のパーティーとはちょっと違う視点もテント選びに必要、ということです。
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Jagar39です。 重量の問題は、例えば普通の3人パーティーで4人用テントを使う、という状況でしたら、多少の重量差は1人当たりで割るとたいした問題ではなくなります。 ですが、家族で行く場合は、奥さんがバリバリの経験者で70Lザックを軽々と担ぐとかでない限り、増えた重量増はほぼお父さん1人にかかってきます。 なのでこの場合は、重量はとても重要なファクターになると思います。 購入については、モンベルもエスパースも基本的に定価販売ですから、どこて買っても差はないと思います。エスパースはカモシカオリジナルブランドなので、かもしかスポーツでしか買えませんし。 モンベルも基本的にどこで買っても定価です。アウトレットで2割引程度で買えるときもありますが、基本的には現行品を定価で買うのが間違いが少ないと思います。見た目何も変わっていなくても微妙に軽量化されていたりということがありますから。 ステラリッジ4型にはほとんど不満らしい不満は持っていません。 むしろ使い込むうちに判ってくる利点の方が大きいかも。 例えば、ステラリッジに限らずモンベルのテントはフライシートを「ゴム」で留めています。他はナイロンテープとバックルといった留め方が多いです。 これ、使っていると判るのですが、フライシートもテント本体も気温によって伸縮します。なので設営時にきちんと適切なテンションで張れていても、一晩経つとフライト本体がべったりと接触していたりするものなのですが、ゴムでフライを張っている場合は多少の生地の伸縮はゴムが吸収してくれるので、結果的にテンションに変化がないのです。 そのため、ベースキャンプなどで数日間張りっぱなしにしていてもフライと本体が接触して本体が濡れるといったこともなく、非常に具合が良いです。 敢えて数少ない不満点を挙げると、出入り口の仕様でしょうか。 メッシュパネルが内側にあるので、メッシュだけを閉めて風通しを良くしたいときなど、操作が増えて面倒ですし、第一開閉時に虫が入ってしまいます。まあ高山帯での使用がほとんどなので、今までメッシュを使ったことはほとんどないのですが。 この点はメッシュパネルを外側に配置し、通常の開閉はメッシュと出入り口を一度に開閉できるダンロップのVLシリーズとエスパース(NEWスーパーライトエスパース)が優れています。 また出入り口ということだと、本当はエスパースやモンベルのようなU字型の出入り口より、ダンロップの直線的なものの方が開口面積も広くファスナーの噛み込みも少なく、私は好みです。 何より良いのは、出入り口を全開したときに、モンベルやエスパース、アライのテントは出入り口パネルが床にだらりと垂れ下がり、どうかするとそれが外に出てドロドロになったりするのですが、ダンロップは上に跳ね上げるように開くので、垂れ下がらないです。 というわけで、このあたりは本当に一長一短です。 まあ出入り口の仕様などはどちらかというと「重箱の隅」的なものなので、重量やフライの仕様を重視するとやはりモンベルが圧倒的に有利ですが、実はエスパースもかなり捨てがたいです。 NEWスーパーライトエスパースは、出入り口の反対側に巨大なベンチレーター(人の出入りもできそうなくらい)が低い位置に付けられているので、風通しは抜群だと思います。そのベンチレーターとフライで「後室」も作れますし。 というわけで、モンベルのステラとカモシカのNEWスーパーライトエスパースのどちらか、という選択になるとは思いますが、どちらを選ぶかは悩みそうですね。
補足
Jagar39さん、おはようございます。お盆ということで、返信が遅くなって申し訳ないです。 >>ですが、家族で行く場合は、奥さんがバリバリの経験者で70Lザックを軽々と担ぐとかでない限り、増えた重量増はほぼお父さん1人にかかってきます。なのでこの場合は、重量はとても重要なファクターになると思います。 さすが、登山にもファミリー登山にも長けた洞察ですね。親バカすると、子どもが喜びそうな「登山自体には無駄」な物までも、背骨をギシギシきしませながら持ち上げる羽目になってしまいますよね。 「定価販売」についても、よくわかりました。 また、モンベルのテントがフライシートを「ゴム」で留めているという点については、商品仕様を診て「なるほど!」だったのですが、確かに、エスパースはいくらきちんと張っても、朝になって確認すると、フライと本体が接触して、べっとりくっついていることがありますね。これまで自分の張り方に未熟な点があったのかな、と悩むばかりでした。これが解決されるのは大きな事です! 「出入り口の仕様-メッシュ部分の規格」に関しては、ちょっと「う~む」という感じです。自分はヤブ山とか沢、300名山クラスや『山頂渉猟』あたりも含めて、雑多にねらい打ちする節操のないタイプなので、ちょいと気になったりします。山との格闘同様に、アブやブヨとの格闘は大きな課題ですし。 >>何より良いのは、出入口を全開したときに、モンベルやエスパース、アライのテントは出入口パネルが床にだらりと垂れ下がり、どうかするとそれが外に出てドロドロになったりするのですが、ダンロップは上に跳ね上げるように開くので、垂れ下がらないです。 確かに、エスパースの入口パネルはドロドロ状態で参りますね。 >>実はエスパースもかなり捨てがたいです。NEWスーパーライトエスパースは、出入り口の反対側に巨大なベンチレーター(人の出入りもできそうなくらい)が低い位置に付けられているので、風通しは抜群だと思います。そのベンチレーターとフライで「後室」も作れますし。 実は、ここを読んで「!」と思ったのです。今回の「補足内容」の最大のポイントは実はここなのです。しばらくおつきあいください。端的に言えば、ステラにはこの入口と対極する大きな「ベンチレータ」は、ないのでしょうか? 私は、まだステラリッジの現物を見ていないのです。申し訳ないです。エスパースは入口の反対側に、ご指摘のように「裏口」とも言える部分があります。私は、ベンチレーターとしてだけでなく、これを実質的に、一番奥座敷に位置する人の出入口として活用し、一部の靴を置いたり、テント内で使用したコッヘルなどを就寝前にフライとの隙間に置いたりしてきました。 このように、表口と裏口とを、テントから外へのアクセス路として、それぞれに活用してきたのです。つまり、ベンチレータとしてだけでなく裏の出入口としての機能も持たせてきたわけです。もし、ステラにこの「裏口」部分がないとするならば、こうした使い方をしてきた人は、この点においてはステラに不便を感じることになってしまいます。 勿論、テントは道具ですので、メーカごとに一長一短かと思います。それでも、これまであまりにテントに無頓着だった私には、テント選びの経験不足も手伝って、さんざん迷うところです。 また、今日も出勤途中の車内で、頭の中はテントだらけになってしまいそうです・・・一度、現物を見てみることが先決です。ステラは最軽量のテントですし、フライのエラスティック・バンドも魅力ですが、ステラに「裏口」があるかも大きなポイントになりそうです。 お忙しいかと思いますが、また何かご意見・ご助言等ありましたら、よろしくお願いいたします。
Jagar39です。 私も4人用テント(モンベルのステラリッジ4型)はもっぱら家族での山行に使っています。 「吹き流し」ではなくベンチレーターのことだったんですね。 ただ、ベンチレーターはやはり「空気抜き」ではなく、どちらかというと「外気導入」のために設置されているものです。 また、形状が「煙突状」なのは、やはり雪山での使用を想定しているからで、スリット状のものだったりするとごく僅かな積雪で簡単に塞がれてしまったりしますから。 なお、テントメーカーとしては、全て「テント内での火器使用は厳禁」としています。 とはいうものの、「テント内では火器を絶対に使用してはならない」というのは登山を知らない人だけで、雨の日などテント内で火器を使用せざるを得ない場面は多々あります。冬山なんて100%テント内で炊事しますからね。 ですので換気については自分で気をつけるしかないです。 なお、モンベルのほとんどのテントは難燃加工が施されています。 さて、次に「クロスポール」のことですが、私も説明不足だったのですが、No.2で説明したことは全て「クロスポール式のドーム型テントについて」の話です。その中のメーカーや構造の差違について説明したつもりでした。 つまりダンロップの「吊り下げ式」に対応する構造は、「クロスポール式」ではなく「スリーブ式」です。 クロスポール式というのは、2本のポールを交差させてテントを支持する方式なのですが、その"支持の仕方"が「スリーブ式」と「吊り下げ式」に分かれているわけです。 ちなみにエスパースはスリーブ式です。アライもモンベルのステラもスリーブ式です。 吊り下げ式はダンロップが代表的ですが、最近はモンベルも吊り下げ式のシリーズを2種ほど展開しています。 人数表記ですが、エスパースは「4-5人用」という表記がありますね。サイズ的には210×210cmの底面積のモデルをそう表記しているので、他メーカーの「4人用」あるいは「3-4人用」とほぼ同サイズです。 まあ、家族での登山のために4人用テントを探しておられるのでしたら、サイズ、機能、重量から考えるとモンベルのステラリッジ4型以外はほとんど考えられません。特に軽量性は抜き出ていて、2.5kgを切っています。エスパースの軽いモデルでも3kgを切るかどうか、というあたりですから。 子供さんが小さいうちはダンロップのVL-42も悪くないとは思います。重量はステラよりは重いですが2.85kgと水準以上ですし。 ただ、ダンロップは4人用と言っても狭く、幅は180cmしかありません。子供さんが小さいうちは良いでしょうが、大きくなってくると狭苦しく感じるでしょう。 うちは上の子が中1、下の子が小3という家族構成ですが、ステラ4でなんとか4人寝ています。広々とは感じませんが、とりあえず狭くて辛いと言うほどでもない、というところです。 エスパースだとスーパーライトの4-5人用ということになるでしょう。まあちょっと重いけど、機能的には面白いと思います。たぶんこのテントが一番涼しい、と思います。
補足
丁寧な回答に感謝です。 「吊り下げ式」に対する「スリーブ式」・・・確かにそうでしたね! そう言えば、友人のダンロップは、一つのテントを設営するために、ポールが三種類もあります。グロメットに差し込んでテント本体を吊り下げるポールが四本。天井部分が一本。前室を構成する部分が二本。特に、前夜発で夜遅くに現地に到着した時、車のライトだけで設営したり、晩秋の高地で低温に耐えて設営する時には、「どれがどのポールなんだよっ!」とかなり混乱してしまいます。 ダンロップのVL42とも比較してみました。やはり、床面積の点では、ご指摘のようにステラリッジ4型に軍配があがりそうです。そうすると、敵はエスパース(ニュースパーライトエスパース)ということになりそうです。 重量の面では、確かにニューエスパースが不利ですね。Jagarさんは、カタログの数値を比較してみて、それぞれをどのような観点で評価されますか? また、ステラリッジ4型に関しての使用感で、短所を感じることはありますか? 最後に、メーカーとモデルが絞れた時ですが、購入に際しては店頭販売とネット販売とでは、どちらでも構わないと思われますか?幼い質問ですみません。 >>まあ、家族での登山のために4人用テントを探しておられるのでしたら、サイズ、機能、重量から考えるとモンベルのステラリッジ4型以外はほとんど考えられません。特に軽量性は抜き出ていて、2.5kgを切っています。 Jagarさんのおかげで、かなり自分でもポイントが絞れてきたように思います。本当にありがとうございます。また、お時間のある時にお答え頂ければ幸いです。 山仲間とでも、家族とでも使えそうなテントを手に入れることが念願ですが、これで夢に一歩近づいた気がいたします。 それでは。
昔は冬山用テントといえばカマボコ型でしたが、現在ではほぼ絶滅しています。ドーム型テントに比べて優れているところがほとんどないので。 現在の山岳用テントは、そのほとんどがドーム型です。それも2本のポールを交差させるクロスポール型が大半です。なので以下はクロスポールのドーム型に限って話を進めます。 まず吹き流しですが、これは「空気抜き」などではなく、冬用の出入り口です。ファスナーだと冬には凍ってしまうことがあるため、吹き流し式の出入り口が必要です。それに吹き流し式だと出入りの際に雪をテント内に持ち込みにくいですから。 なので吹き流しを持つテントは冬山での使用を想定されたものです。 また、人数設定ですが、山岳用のテントはキャンプ用テントと比べ、狭いです。概ね1人あたり幅50-100cm、長さ200~220cmで設定されています。多人数用テントになるほど1人当たりの幅が狭くなる傾向にあります。 例えば、1人用テントの大半は100×210cmという床サイズですが、4人用テントでは200×220cmというサイズが一般的です。4人用テントで"長さ"が長くなるのは、幅が狭いので頭を互い違いにして寝る、という設定だからです。 ま、山岳用テントに関してはあまり「大は小を兼ねる」とは言えないです。1人で登るのに4人用のテントは重いし寒いし落ち着かないと、良いことはありません。でも4人はさすがに狭いので、3人で使うというのがベストでしょう。 エスパースは世界で初めてクロスポールのドーム型テントを発売した老舗ですし、昔は社会人山岳会はほとんどエスパースを使っていたと記憶しています。 ただ、最近のエスパースはモデル数が多すぎて選ぶのが難しくなっています。2人用130cm幅という扱いやすいサイズのモデルが最近までほとんどなかったですし・・・ ダンロップは「吊り下げ式」という構造が特徴です。ポールにフックでテントを吊り下げていくという方式です。 昔は社会人のエスパースに対し、学生山岳部はほとんどがダンロップでした。私も高校大学と山岳部だったので、ずいぶん長い間ダンロップユーザーでした。今でもプロモンテにブランド名を替えたVLシリーズはともかく、Vシリーズを見かけたら、ほぼ確実に学生というのは変わりありません。 VLシリーズは軽量なのですが、その代償にサイズ設定が少し小さいです。従ってやや狭い。これはVシリーズからの特徴です。 山岳用テントは軽量性が極めて重大な性能になりますし、寒いときにテント内が暖まりやすいとか少しタイトな空間の方が安心感があるとか、サイズ的に小さいことは決して即欠点というわけではないのですが、180cm幅のテントを3-4人用というのはいくらなんでも辛い、と思います。まあ学生時代はそれでほんとに4人寝たのですが。 アライテントは4人用クラスの大型テントはやけに重いのですが、1人用から2人用のテントは非常に軽量で人気もあるメーカーです。 普通はテントの出入り口は長辺側の壁面に設定されるのですが、アライは短辺側に設定されるシリーズを持っています。まあ良し悪しなのですが、少なくとも夏山では短辺側に出入り口があるのは欠点の方が多いかと。 モンベルはエスパースほどではありませんがモデル数が多いです。 私は山岳用としては最もベーシックなステラリッジの4型と2型を持っています。 最近になって吊り下げ式にも手を出していますし、ほぼ冬山専用のシリーズもあったりとシリーズごとの性格付けは明確なため、選択にはあまり悩まないメーカーです。他にキャンプ用のシリーズもあるし。 また、他のメーカーはシングルウォールテントにゴアテックスを使っているのに対し、モンベルはオリジナル素材のブリーズドライテックを使っています。ですので軽いです。(ゴアテックスはとにかく重い) まあほんとに「4人」で使うのなら、実質的に選択肢はモンベルしかないといって良いです。他のメーカーの4人用は重いです。4人用で3kgを軽く切っているのはモンベルくらいですから。ダンロップも軽いのですが、ちょっと4人は物理的に寝れないサイズだし。 1人用だとICI石井なども面白いテントを出しています。今のところクロスポールのドーム型テントで最軽量なのはICIのゴアライトXでしょう。ゴアライトと言いながらゴアテックスではないのですが。 次点がモンベルのマイティドームでしょう。 そうそう、最後になりましたが「4-5人用」というサイズ設定はまずありません。 クロスポールのドーム型では200×220cmあたりが限界で、このサイズは「3-4人用」です。これ以上になると2ポールでは無理で3ポールが一般的になり、表記は「5-6人用」になります。 「4-5人用」という表記のモデルは私は記憶にないですね。
補足
とても勉強になりました! Jagar39さんは、高校大学と山岳部だったとお伺いしました。確かに、高校生の登山大会を見ていると、設営の場面で、最初に立ち上がるのは常にエスパース・・・との印象があります。 そして、言われてみれば、ダンロップは高校生登山でも確かに根強い人気を誇るように見えます。 先週、台風5号が日本海を通過中に、たまたま北ア南部に四人用エスパース二張りで幕営しましたが、あの強風下でのテント設営は想像通りに難業で、そう言う意味では、クロスポールとつり下げ式とではどちらが有利なのかとも、改めて感じました。やはりクロスポールに軍配!? No1さんへの補足でも、重量のことに触れましたが、確かにテントでの連泊が重なれば、重量は大きな要素です。 上記No1さんへの補足で、「登山用メーカーのものならば重量については大丈夫」と書き込みましたが、Jagarさんの助言を見て、メーカーごとにかなり違いがあることもわかりました。1グラムでも軽く・・・の発想がモノを言う世界ですし。 個人的には二人用テント(アライのエアライズ2)は持っていても、ソロテントは持っていません。ですから回答中の一人用テントについてのコメントにも、とても関心を抱きましたが、今回は4人テントを対象とすることにします。 さて、3-4人用というテントサイズ設定の件、了解しました。 それから、「吹き流し」の表現については失礼しました。出入り口のことではなく、天井部分の空気抜きの煙突部分のつもりでした。誤解を招いてしまって申し訳ないです。 実は、先日使った友人の新しいエスパースには、この煙突部分が無かったので、驚きました!テント内部には、ポケット部分に目立つように「火気厳禁」と、わざわざ書いてあるほどです。 回答を読んで、色んな視点が見えてきました。もう少し勉強してみようと思います。また、アドバイス頂ければ幸いです。
- digger23
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「登山用」とタイトルにありますが「4-5人用のドームテント」が購入候補となっている点でお聞きしたいのですが、その登山とはパーティーで行うものなのでしょうか? 一般的に登山用となれば「1-2人用」の最近ではとにかく「軽量」を重視した物が選ばれています。「4-5人用」で検索すると平均3~4kgの重量になります。テントだけで4kgとなると個人の装備・持ち物を入れれば夏山で水を考えると軽く10kgを超える計算になるかと思います。 どのような登山目的においての「登山用テント」をお探しなのかもう少し詳しい情報を頂けないと回答される方も困ると思いますし、回答もなかなか増えないかと思います。
補足
なるほど。その通りですね。実は、パーティーと家族兼用なのです。 これまでは、2人用のものはアライのエアライズ2というのを持っています。主に、個人山行とか友人と二人と山行を組む時に使用していました。 子どもの成長と共に、家内と子ども二人と山に登りたいという欲求が出てきました。そんな訳で今回の質問に至ったわけなのですが、自分ではよくわかっているつもりのエスパース以外のテントが幕営地に設営されているのをみるたび、妙に気になります。そのわりに、テントの持ち主に、使用感を聞いて回る度胸もなし・・・の状況です。 フライシートのあるタイプが希望です。登山目的については、3000m級の夏山4~5泊程度です。テント重量については、登山用メーカーのものならば大丈夫かと思っています。 高い買い物ですので、いろいろ迷ってしまいますね! また、ご意見お願いできれば幸いです。
補足
う~む、なるほど。毎回、新しい視点を投げかけて頂き、感心しました。 >まあ、「4人用テント」の仕様として重視するかどうか、ですね。つまり、家族4人でヤブ山に行くか?というあたりが選択の分かれ目だと思います。まあ、ヤブ山や沢だとテント以外の選択もありますし、単独だと多少煩雑でもなんとかなるので、1人用テントの仕様としても重視するかどうかは人それぞれだとも思いますし。 この点については、まさにその通りですね。実際、家族でヤブ山に行くはずもないし、沢の中でビバークを予定する場合はツェルトを持っていきますしね。ヤブ山なんかでは、当然ながら軽量化を意識してツェルトを携帯しながら、基本的に日帰り山行の範囲内にねじ込むことがほとんどですしね。 結局、山仲間との山行で使い、家族でも使える・・・というのがボトルネックになっているように思えてきました。 >>ステラにはこの入口と対極する大きな「ベンチレータ」は、ないのでしょうか? >ないです。ベンチレーターは子どもの顔が出せる程度の大きさのものが1つあるだけです。まあ、普通のテントはこんなものなのでが・・・ わかりました。少しずつ飲み込めてきたような気がします。特に、エスパースは「裏口」に大きなベンチレータをつけることで、重量も重くなっているんでしょうね。 また、後室を作ることでペグダウンの箇所が増えることも、納得しました。 加えて、家族で幕営する際に、父親がテント内で果たす役割についても、まさにその通りですね。家内はまさに「バリバリの経験者」ではありませんし。 食事、トイレ等に関しての指摘も、まさにごもっとも、というか、天晴れな洞察ですね。しかも、以下の描写は、名言ですね! >基本的に家族登山では「いちいち言い聞かせなければならない素人が1人と、言い聞かせても判らないかも知れない子どもが2人」という構成になります。 毎度に指摘頂いた視点を念頭に、一度、現物を見て最終的な決断をすることにします。Jagarさんとやり取りする以前と比べて、はるかにいろいろな観点で、テントを選ぶ自信がつきました。 この点、いくらお礼を申し述べても足りない、と恐縮しております。本当にありがとうございました。今後も、私のような、テント選びに明るくない初心君のために、アドバイスを頂ければ幸いです。皆さんを代表して、改めてお礼を申し上げます。 それでは。