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輸入版と国内版で音が違うことがあるのでしょうか?
クラシック初心者です。 シューマンの交響曲全集の購入を検討しているのですが、 HMVのユーザーレビュー(ページの一番下の方です) http://www.hmv.co.jp/product/detail/293381 によると、国内版は音が薄っぺらいとあります。 こういうことは実際にあるのでしょうか。 それは発売元によるのでしょうか? ご存知の方いらしたら、教えてください。 宜しくお願いいたします。
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No.1です >日本は小さい家が多く、あまり大音量で聞けないということとかが調整に影響を与えるんでしょうか。 もちろん住宅事情もあるとは思いますが、主な要因としては、気候風土が影響しています。 音は空気中を振動する波であることは周知の通りで、発する音が全く同一でも、気圧や湿度により聞こえてくる音は微妙に違って聞こえます。(同じ楽器で同じ曲をレコーディングしても、日本の音は湿った感じと表現され、カリフォルニアは乾いた音と表現されることはよくあります。) この湿った感じ(なんか重ったらしく、まとわりつく感じ)を修正した結果が質問文にある『薄っぺら』となっている気がします。
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- miyamoza
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輸入盤と国内盤で音が違うと言う話は昔から掃いて捨てるほどあります。私が一番印象深く記憶しているのは、中野英男さん(トリオのえらいさん。故人)が「音楽・オーディオ・人びと」という本で、デュプレのベートーベン・チェロソナタの内外盤のレコード(CDではありません)の差を実に的確に記述しておられたことです。ですが、この差を実感できるのは、それ相応の装置と、何よりその差を聴き分ける耳の持ち主でないと無理でしょう。百聞は一見にしかず」です。外盤など安いものです。両方購入して聴き比べられることをお勧めします。ちなみに私は音云々より「安い」ということでほとんど外盤派です。(節操なくてすみません。)
- SRitchie
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音が薄っぺらかかどうかは分かりませんが、音の違いは確かにあります。 これは、音源としてマスターテープに対して、リリース用にはサブマスター(マスターの一次ダビング)を使用するのが一般的です。 このサブマスターをそのまま利用して、CD化すればオリジナルと相違のないものができますが、殆どの場合、販売する国のレコード会社で多少のエフェクト処理やイコライジング処理を行うため、販売国により音の違いが生じます。
お礼
ありがとうございます。 理屈が分かったので、嬉しいです。 「多少のエフェクト処理やイコライジング処理を行うため」は、 聞きやすくするためですよね。それを各国の技術者が行う、 だから違いが出る→しかし、その良し悪しについては、 考え方や聞く方の主観によるというものですね。 しかし、そうなると本当にこだわりはじめるとえらいことに なりそうですね… 全部買わないと気が済まなくなりそうです… 日本は小さい家が多く、あまり大音量で聞けないということとかが 調整に影響を与えるんでしょうか。
お礼
大変よく分かりました。 つまり、同じ日本でも蒸し暑い夏と、乾燥した冬では、 音が異なってくるということですね。 聞き比べられないので、意識したことはないですが…。 そういったことを考えて、レコード会社の技術者の方は 最適と思われる調整をしていく…、なんともすごい話です。 するとCDだけでなく、来日公演なんていうのも、音が 違うということですね。奥が深いです。 ヨーロッパの風土と比較的近い、真冬の乾燥した時に、 輸入版を聞くと、いいのかなと思ったりしますが、 初心者の私は、あまり意識せずに、皆さんがお薦めする 名盤から、まずは聞いてみることが良いと思いました。 でも理解できて、すっきりしました。 ありがとうございました。