すいません、なんか嬉しく思ったので私も参加させていただきます。
>最近マスゴミの報道には
偏りが酷すぎると思います
いえいえ、ずーとですよ。
それこそ野茂さんがMLBに挑戦を表明したオフの、あの卑劣とも言える報道とは言えない単なる放送は本当に醜くかったです。
当時の契約交渉において野茂さん側に非が全く皆無だったかどうかは何ともいえませんし、部外者から実際のところは分かりようがありません。
ですが、誰がどう考えても球団側、プロ野球機構側の旧態依然とした体質の方が圧倒的に問題があるのは、それこそ今現在を見ても明らかでしょう。
当時、マスコミは(超一流投手とは言え)いち選手は叩きたいだけ叩き、明らかに問題のありの組織の方は放ったらかし、
で、その選手が(彼らの期待を裏切り)大活躍し実力を認められようなら見事に「恥ずかしげもなく手のひら返して擦り寄る」、ほとんど全てのマスコミ媒体がです。
そんなんで誰が信用しますでしょうか?
某読売系のG出身のE氏などは、自身の冠スポーツ番組で明確に、「野茂選手のフォークは通用すると思いますが、真っ直ぐは通用しません」と、明言していました。
私は耳を疑いました。
正直、(言葉は悪いですが)「この人、頭おかしいのかな?」とさえ感じたくらいです。
現実日本での最後のシーズンは肩痛から成績は残せませんでしたが、それまで4年間の前人未到の成績は言うに及ばず、真っ直ぐも150km/h前後はゆうに出てたし、それ以前にそもそも一つの球種だけ取り出して論じても何の意味もなさないことです。
まず、MLBにおいても150kim/h超のボールを投げる投手なんてマイナーにもゴロゴロ掃いて捨てるほどいるでしょう、でもメジャーでスターターの位置を確保・定着できる投手は、その内のほんのほんの一握りです(球速だけなら100マイル投げるヤツだってたっくさんいるようです)。
そしてただ速い球だけであれば100マイル近い玉でも「それだけなら」メジャーにいるようなヤツらは(あえて言いますが)簡単に打ち返してきます。
長くなるから、ほかの細かいことは省くけど、要するに「真っ直ぐの球速それ自体だけを取り出して、活躍云々を論じるなんてナンセンスも甚だしく」、100歩譲って球種だけ取り出したとしても野茂投手には95マイルにも届くファーストボールと他に類を見ない落差の大きい彼独特のフォークボールがあり、何よりどちらか一球種だけでゲームを投げ通すなんてあり得ないことで、ごくごく一部の特例を除けば、ペドロだってランディだってクレメンスだってマダックスだって成績として野茂さん以上の数字を残した彼らだってそれは同じで、いち球種だけで闘っているのではなく、自分の持つ球種のそのコンビネーション含め、他の全ての必要な能力で闘っている。これは誰だって同じでしょう。
現実にその組み合わせの中で「真っ直ぐで何十回と空振りを奪ってる」し、ノモマニアとも言われた大活躍を一年目から残した事実を見れば、それがどんなにバカげた見解かは誰の目にも明らかでしょう。
結局E氏はとても元同種職業人とは信じられない的外れなコメントをしたせいか、それ以降も野茂さんに会うことも取材することもできません(そもそもマトモな取材なしにコメントしてます)。
E氏は象徴的な例として挙げたけど、当時のマスコミみんなそんな論調でした。
それは例えばサッカーで見ても、前回WCまでの代表監督ジーコ氏のどこかどうなのか、その分析も検証も評価もしない今現在のマスコミを見ても何も変わっていないことが言えると思います。
はっきり言えば日本のマスメディア全てがそうだと思います。
>野茂がメジャーリーグのパイオニアです。
メジャーリーグでは
実績が全てです。
まったく、100%同感です。というか否定しようがありません(どなたかはパイオニアの意味をご存じないようです)。
また、彼の地では、それが全てで、そこを正当に評価してくれます(それこそドライに)。
逆に言えば、必要以上に他の要素を評価に加えない、ということです(皆無といってるわけではありません)。
たとえば、日本では新庄氏が現役の頃、よく「タイプの比較限定」としてでも「イチローと新庄~~」などと平気で取り上げていましたが、米国ではどのような理屈を付けようとも「イチローと新庄氏を何かの比較対象に挙げるなんて、有り得ない」ということです。
「タイプ限定だから~」云々ではなく、彼ら二人を「同じ台に挙げて比較する対象には成りえない」ということです(誤解なきよう、私は新庄氏の現役当時の活躍には敬意を持っています)。
タイプとして比較をするにもその前提として、実績の近い同レベルの二つを対象とします。あまりにも実績が違いすぎて、(他の要素においてでさえ)比較する材料として挙げること自体に無理があるのです。
また、
たとえば、ですが、もしもう一人の野茂投手がいて今年の松坂選手のようにポスティングで今年MLBにで移籍していたなら、松坂投手以上の評価をされ、(恵まれた待遇条件から)実際にそれ以上の活躍で同じノモマニアを生み出したことでしょう。
野茂英雄が(日本での2億円以上の年俸を蹴り)MLBのLAドジャーズと当時の最低保障年俸1000万円程度で契約し、現在では考えられない表には出てない差別や壁を乗り越え(ちなみに最終的にその100倍の年俸の評価を勝ち取った)
その年俸の何十倍もの活躍をして、誰にも文句を言わせない実績を残したからこそ、
そのあとに続く人の評価が、正当に受けられる礎を築いたのです。
彼以降の選手は彼の築いた礎の下にスタートできるわけです(野茂投手は「その全て」のない時代に、現在から見れば圧倒的なマイナスからスタートした、現在とは全く違う時代の話です)。
野茂英雄が、(日本人にとって)まだ誰も歩んだことのない未開の道を、自身の実力で切り開いてくれたのです。
何も、毎日の彼の行動を逐一報道してくれと頼んでるわけではありません。
質問者様に同感です、
何でもすぐ一辺倒になるこの国のマスコミは、「偏りが酷すぎる」のです。
なぜ、この国ではスポーツに係わらず、正当な評価ができないのでしょう。
(たとえば前首相のイメージだけを引きずり、ごく一部の方から余りにも的外れに過大な期待をしてる人さえ出てきてます。いったいマスメディアはいつ彼が実際に何を実のあることをして、何をまったくしないで現在どれだけの弊害が生まれているのか、実際彼の前と何が変わったのか、どこもマトモに検証していません)
>野茂は例えて言うならアイルトンセナでしょうね。
松阪は、アランプロストといった感じでしょう。
松井のスタイルは、ネルソンピケですね。
面白い例えですね^^。
私も当時のフォーミュラ1が大好きでしたから、ある意味非常に面白いです(個人的に、自分の最高のヒーローの筆頭は今でもセナです)。
なんとなく言いたいことは分かります。
そうですね、タイプはともかく、私も個人的に受けた影響力で言えば野茂さんとセナは近いのかもしれません。
>野茂は、一回復活したら
メジャーリーグに対する思いも吹っ切れるし
ファンとしても拍手喝さいですね。
ですね。
その結果がどうあれ(もちろん良いほうを願うが)、
私は、いち野球に携わった者として、いち野球ファンとして、いち日本人として、
彼の残した勇姿を心に刻み、いつまでも感謝の念を忘れることはないでしょう。
長文、大変失礼しました。
お礼
力説ありがとうございます。 どこからお返事したらいいのか分からないくらいに 全部コメントしてくださいました。 だだ、私はアメリカメジャーリーグと言えども 実力だけが評価の基準ではないと感じています。 日本からのお客を呼べる選手かどうかが契約金額に大きく左右される と思います。 従って、金額の多い少ないだけをもってしてその選手の評価は 定まらないと思います。もちろんある程度は、その金額どおりなんでしょうが。 某大マスゴミ系のかつての人気球団の解説者のE氏ですが、 あの方は、なにをやっても結局中途半端です。 いくつか例をあげます。 慶応に落第して法政 選手生命も短命。ビジネスも上手くいかず借金。 引退後は、コーチなどの薄給が嫌で口先だけの解説者で荒稼ぎ。 (これは、某関西系の人気球団のK氏も同じですね。よく ペアーで解説していますね)昔の栄光と名前だけで 出ている人はみていても面白くなく二流の偽者ですね。