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信託方式で自己株取得ってどういうこと?

こんにちは。 初心者です。お教え下さい。 トヨタが400億円を上限に信託方式で自己株取得するってニュースをみました。 「信託方式」ってどういう事でしょうか? 通常の市場で取得するのと何か違うのでしょうか? また、株価への影響はあるのでしょうか? 「信託方式」があるなら、一般論としてその他の方式でも取得する方法があるのでしょうか? どなたかご存じの方お教え下さい。

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  • maru0001
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回答No.1

上場会社が自己の株式を立会市場の時間内で取得する方法は二つあります。 1つは、自社で証券会社に発注して購入する方法、 もう一つが信託銀行などに資金を預けて自己の株式を買ってもらう 「信託方式」という方法です。 上場会社が自己の株式を購入する場合、証券取引法に関連する内閣府令や証券取引所の規則で、日々買っていい株数(過去の日々平均出来高などから日々買っていい株数の上限が定められます)や注文していい価格(市場での注文動向・前日の終値などから決められています。)が決められています。さらには会社がインサイダー取引をしないように、発注担当者がインサイダー情報に触れないような措置をとらなければなりません。 これらのルールを守るために、会社が都度注文を出すのではなく、自己の株式の買付の専門部署をもつ信託銀行等にまかせて、その信託銀行等がルールに従った注文方法で自己の株式を買い付けをする「信託方式」があります。 上場会社にとっては、信託銀行等に任せてしまったほうが、ルールに違反する可能性も極めて少なくなります。推測ですが、市場において立会時間内で自己の株式の買付をする会社のほとんどが信託方式を利用していると思います。 このルールはインサイダー取引規制のほか、上場会社が自己の株式の価格の操作をしないよう規制するという目的もあります。ですので、自社で注文を出す方式と「信託方式」のどちらでも、株価に直接影響するわけではありません。 むろん、自己の株式を買い付けることにより株式の需給に与える影響や、買い付けること自体が市場に与えるアナウンス効果によって、株価への影響はあるでしょう。 なお、自己の株式の買付には、市場で立会時間外に取得する方式(各証券取引所によって名前は異なります)や、公開買付けによる方式もあります。 ※トヨタの開示資料を読まずに回答しています(質問者さんがどの発表資料を読まれているのかわからないので)。買付けの方法以外での「信託方式」に関するご質問であれば、無視してください。

noname#169027
質問者

お礼

ありがとうございました。 買い付けの方法の信託方式についての問い合わせですので間違いありません。 詳しくお教えいただき、非常に分かりやすかったです。 拝見した限りでは不正防止(疑惑も含む)の目的のような気がしました。 株価への影響はあまり期待していません^^ 400億円程度の買い付けとのトヨタの発表ですが、一日の出来高が300万株程度あるので、影響は軽微かと(^_^;) また、質問させて頂いた際にはよろしくお願い致します。

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