最近やってませんが、昔は結構強かった(自称)私のやり方をご参考に。
<覚え方> 百首全部を覚えてもそれだけでは強くなれません。
例えば『ムスメフサホセ』の7首では、最初の1文字が読まれた瞬間に札が特定され 相手の手が飛んで来るので、それより早く自分の手を出す必要があります。
同じように、例えば 『あいみての』 であれば『あい』で『むかしはものをおもわざりけり』に決まるし、『あさぼらけ』では2首ある為その次の一字が『あ』(ありあけの月→よしののさと)か『う』(うじのかわぎり→あらわれわたる)かで相手の手が飛んで来る事になります。
まず、それぞれにつき、何文字が読まれた所で札が特定されるのか、を覚えるのが、強くなる為の第1のポイントです。
<札の置き方>
相手の手が飛んで来る前に自分が取る為には、同じ知識・同じ反射神経だと仮定すると 札までの距離による事になります。
従って自分の右手(右利きの場合)が最も早く届く所に置いた札は最も取り易い事になります。 読まれてから目で確認していては遅くなりますから、目で見る前にその場所に手を飛ばします。
又、あいうえお順とかに置く人を見かけますが、これは相手が取り易くなるだけ。 極端に言えばランダムに置きながら、1枚ずつ地理的な場所を覚えていき、読まれた瞬間にそこに手を飛ばす、という方法が最強だと思います。
<その他>
自信をつける為には、どの札でも良いから『これだけは絶対に自分が取る』という札を作り、これを増やして行く事をお勧めします。
有名な人の詩(紫式部、紀貫之、天智天皇 等々)、坊主が迷っている詩、露骨な愛の詩、きれいな姫の絵が書いてある詩、等々から自分だけの詩を選ぶとよいでしょう。
これは私ではありませんが、相手がうまければ その人の手元を見て先に取る、という人が結構強かったりします。(運動神経で勝負) 但し、私(性格は良くない)がこれをやられた時は、フェイントをかけまくって散々な目に遭わせて撃退しました。
<最後に>
冒頭の『ムスメフサホセ』は私が小さい頃 1枚カルタとして祖母が教えてくれましたが、考えてみると『娘房干せ』、本来は子供に教えるようなものじゃないですよね。 百人一首の中にはこのような面白いものがたくさんあり、結構楽しめます。
お礼
「札の置き方」ってのは、 それぞれあると思うので、参考になりました。 私は、相手が強いと、結構バラバラに、 相手が弱いと上の句のあいうえお順に並べます。 これだけは絶対に取りたい札。 それは、「おくやまに」→「こえきくときぞ~」です。 幼心に情景が浮かんだ一句だからです。 意味までは当然分かりませんでしたが。 ちなみに、私はROYFFさんのような方に、 何度も煮え湯を飲まされています(笑) 相手の手を見ているとその分遅れるし、 だまされるし、いいことありません(笑) 色々な意見があって面白いですね。 また頑張ってみようという気になりました。 どうも有難うございました。