初めて聞く歌でも「音痴」と分かるのはなぜ?
紅白を見ていて、ある歌手が歌を歌ったら、それを聞いた瞬間、家族全員で「うっわ、下手くそ!」と口を揃えました。
しかし、不思議なのは、家族全員、その歌を知らない(全員がその時その歌を初めて聞いた)とということです。
その歌手の歌を下手と判断するには、本来その曲の「正しい本来の音」を知っている必要があり、その「正しい本来の音」から外れて歌っているのを聞いて初めて「音痴」「下手」と言えるはずです。
しかし、その曲の本来の音を知らない家族全員がなぜ、みな一様に下手だと思ったのかが不思議です。
元の音を知らないのなら判断できないはずですよね?
これに対する私の推測は以下です。
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その歌手は、歌う音がそれぞれ、 ドレミファソラシド + その半音(♯♭) から微妙にずれている。
例えば 「ド」 と歌うところを 「ド」でも「ド#」でもなく、「ド」と「ド#」の間くらいの音域を歌っている。だから下手に聞こえる。
逆に 「ド」と歌うべきところを「レ」と歌っていれば、本来の音とは違っているが、それを下手とは思わない。しかし、「ド#」と歌うべきところを「ド」から微妙にずれた(かと言ってド#でもド♭でもない)音を歌うと下手に聞こえる。
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家族から出た別の考えは以下です。
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どんな歌も自由に作曲しているように見えて、ある程度の法則性に則って作られている。
歌というものはある程度、「こういう風に作る」というだいたいの決まりというか、流れがある。
だから、全く初めて聞く曲でも、その法則性から逸脱した音で歌われると、下手に聞こえる。
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どっちが正しいのか、もしくは他に理由があるのか、教えてください。